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スピンオフ アイシス編「斜陽の女主人」
02
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「ほんっとうにごめんなさい! うちの馬鹿兄が迷惑かけて」
ジムの妹――リズ・オルコットは激しい動作で勢いよく頭を下げ、アイシスの前に茶菓子を並べた。ハーブティーとクッキーだ。
リズは兄の暴挙が許せなかったらしく、断るアイシスを家まで案内して、こうしてお茶菓子を振る舞ってくれた。
「しかも私の失恋のせいだなんて恥ずかしいわ」
リズは盆を抱えた格好でうつむいてしまう。頬が赤くなり、だんだん涙目になっていく。背は高いが華奢なリズは、若草色のワンピースがよく似合う少女だ。アイシスと年齢が近く見える。
「リズさん、落ち着いて。泣かないで」
ついにぽろぽろと涙を零し始めたリズを見て、アイシスは我慢出来ずに席を立ち、リズの肩を優しく撫でた。リズの気弱そうな雰囲気が姉のフィオナと被ってしまい、どうにも放っておけない。
アイシスはリズの顔を覗き込み、落ち着いた声で言う。
「ねえ、私はあなたには怒ってないから、あなたが謝ることないよ」
そして、アイシスはゆらめく怒りをジムへ向ける。泣き出した妹の姿にきょろきょろと辺りを見回して落ち着かない様子のジムは、アイシスの鋭い眼差しにビシッと背筋を伸ばした。
「むしろあなたに同情するわ。こんな、空気も女心も読めない兄がいるなんて……」
「そうなの!」
リズはハンカチで涙を拭うと、アイシスの手を取り、力いっぱい肯定する。
「そこの馬鹿兄は、いつだって空気も女心も読まないのよ。こんなことされて、私がもっと惨めで悲しくなるって何で気付かないの。まるで三日かけて書いたラブレターを、広場のど真ん中で読み上げられた気分」
「分かる、分かるわ! 本当にろくでもない奴ね、そいつ!」
「でしょう!」
「くそう、お前ら~っ」
意気投合して盛り上がるアイシスとリズの横で、話題だけは自分のことなのに蚊帳の外に放り出されたジムが歯噛みしている。悪口三昧だからジムが怒るのは当然だ。だが、完全にジムを「空気が読めない女の敵」扱いをしているアイシスとリズは、さっくりとジムを無視した。
「私、確かに失恋して落ち込んでたわ。でも、ハーシェル様の恋人を呼び出して、引っぱたいてやろうなんて思いもしてなかったのよ。それは信じて欲しいの。この馬鹿兄は本当に最低よ! バカバカバカ!」
涙目でキッとジムをにらみつけ、リズは悪態を連呼する。
「わ、悪かったって……」
ジムはバツが悪そうに鼻の頭を掻き、耐えられなくなったのか食堂から逃げ出した。
「逃げるんじゃないわよ、馬鹿!」
リズの怒りの声が更に飛んだが、ジムが戻ることはなかった。
(家族にこんな面倒なことされて、恋敵に慰められるなんて最悪ね……)
アイシスは正直、困惑していた。出来れば関わり合いにならずに帰りたかったが、リズは謝らないと気が済まないようだったから仕方がない。道端で、涙目のまま子兎みたいに震える少女を放置出来なかったアイシスの負けだ。
ひとまず座り直すと、お茶と菓子に手を伸ばす。クッキーは、姉の作った物の方が遥かにおいしいのでなんともいえないが、お茶はとてもおいしい。
「お茶、おいしい。淹れるの上手ね!」
アイシスが褒めると、リズは照れたように笑った。
「ありがとう。これだけは母さんや姉さんにも褒められるの」
そして、ようやく落ち着いた様子で、アイシスの前の席に座った。
「あの、ごめんね。アイシスさん、きっと困ってるわよね。私だってあなたの立場だったら困惑してると思うの。でもね、私、ちょっと嬉しくて……」
恥ずかしそうに肩をすくめながら、リズは言う。予想を超えた言葉に、アイシスは小首を傾げる。
「嬉しいの?」
「うん、そう。変な話だけど、アイシスさんって噂と全然違かったから、驚いちゃった」
「噂……?」
なんだか不穏な響きだ。アイシスは笑顔を崩さないように気を付けながら、リズの話に神経を集中させる。
「泣く子も黙る凶暴女とか、遠くから見るにとどめるべしとか」
「なにそれ」
「あの、南街のガキ大将がそんな風に吹聴してたんですって。皆、あなたのことを見たことがないから、それを聞いて勝手に想像してたんだけど、とても綺麗でお人形さんみたいだもの、凶暴には見えないわね」
「…………」
無邪気に語るリズから、アイシスはそっと目を逸らす。その噂は腹が立つが、間違いではないので胸が痛い。
南街のガキ大将といえば、まだアイシスが東街でガキ大将をしていた時に派手に喧嘩した相手だ。男の子だったが、泣かせた覚えがある。
とりあえず後で挨拶をしていこうと心に決めたが、顔にはおくびも出さないで、リズが話すのに耳を傾ける。
「そんな噂だったから、ハーシェル様が騙されてるんだって思って悲しかったの。失恋した上にあんまりだって。でも、そうじゃなかったみたい」
「リズさん……」
胸が詰まって、アイシスは呆然とリズを見た。
なんだか謝り倒したい衝動に駆られ、それを必死に抑え込む。噂は真実にもきちんと触れている。アイシスは向かってくる敵は正面から迎え撃つタイプなのだ。遠くから見るべし云々は、その辺を物語っているに過ぎない。
(リズさんって、まっすぐに育った人なのね)
アイシスはこういう、根がまっすぐで純粋な女の子というのに弱い。全力で守りたくなってしまう。
「アイシスさん、虫が良い頼みだというのは分かっているんだけど、馬鹿兄は馬鹿だけど割と良い人なの。私が叱っておくから、許してもらえないかな?」
思いつめた顔でリズがじっとアイシスを見つめる。
「いいわ、許す。こんな真似されたのに、リズさんは優しいのね」
「あんな馬鹿でも兄だもの。放っておけないわ」
暴言を繰り返し吐きつつも、リズは苦笑してジムを庇うことを言った。
(なんて健気なの……! もしあたしがリズさんだったら、家の外に叩き出して半日入れてあげないわ)
そんな真似をする者は家族にはいないが、アイシスだったらそうしている。リズがとても優しく見えて、アイシスは感動した。
(友達になりたい! けど、駄目ね。あたしと友達になったら、リズさんがつらい思いをするわ)
恋敵と友人になるなんて、リズにはひどい冗談にしか思えないだろう。
こういう形で会わなければ良かったなと残念に思いながら、アイシスはお茶を飲む。やがて飲み終えると、席を立つ。
「お茶、ご馳走様でした」
「えっ、もう帰っちゃうの? もっとゆっくりしていけばいいのに……」
「家の手伝いがあるから、そろそろ帰らないと」
リズの家の壁時計は三時を示している。夕方になると忙しくなるから、帰り時だ。
玄関の方を気にするアイシスに、リズが意を決した様子で言う。
「あの、アイシスさん」
「なに?」
「変なこと言ってもいい? あのね……」
リズはもじもじと両手を組み替えながら、足元を見つめる。言いにくそうにしているが、悪いことではないようだ。アイシスは続きを促すようにリズを見た。
だが、ようやくリズが何か言おうとした時だった。
玄関の方から荒々しい物音がしたのは。
「おい、何だよお前ら! 他人の家に勝手に入るんじゃねえ!」
ついで聞こえたのはジムの怒鳴り声だ。
「え? なに、どうしたの?」
「アイシスさんはここにいて。様子を見てくる」
恐れるように眉を寄せたリズだが、あっという間に玄関の方の扉へと歩いていった。
「兄さん、どうしたの? きゃあ!」
部屋から廊下を覗いたリズは、闖入者に押しのけられて悲鳴を上げた。
「邪魔だ、どけ。――いたぞ、あの娘だ」
黒い帽子や衣服、布で覆面した見るからに怪しい男が、廊下を振り返って言った。
「え、私?」
指を差されたアイシスは、困惑を隠さずに問う。
ここはジムとリズの家だ。アイシスの家ではないのに、何故アイシスを見るのか分からなかった。
「あんた達、いったい誰なの?」
部屋に男が一人増えた。
アイシスは注意深く黒服の男二人を見ながら、テーブルを挟んで立つように位置を変える。
「それを知る必要はない。お嬢様がお前に用がある、それだけを知っていればいい」
「“お嬢様”? いったい何の話?」
意味不明だが、楽しい用事ではなさそうだ。
どうやってこの場を脱するかと一計を案じた時、リズが年配の男の方に飛びついた。
「よく分からないけど、悪者でしょ! アイシスさん、今のうちに逃げて!」
「ええい、邪魔だ!」
男はリズを振り払い、リズは跳ね飛ばされた拍子に壁に背中をぶつけた。
「リズさん!」
それを見て頭に血が上ったアイシスは、手元にあった椅子の背を掴む。
「おい、お前。捕まえろ!」
「冗談言わないで、こんの悪党!」
若い方の男が縄を手に飛びかかってきた。アイシスは何の躊躇もなく椅子を男へと投げる。
無様な悲鳴と鈍い音が部屋に響いた。
ジムの妹――リズ・オルコットは激しい動作で勢いよく頭を下げ、アイシスの前に茶菓子を並べた。ハーブティーとクッキーだ。
リズは兄の暴挙が許せなかったらしく、断るアイシスを家まで案内して、こうしてお茶菓子を振る舞ってくれた。
「しかも私の失恋のせいだなんて恥ずかしいわ」
リズは盆を抱えた格好でうつむいてしまう。頬が赤くなり、だんだん涙目になっていく。背は高いが華奢なリズは、若草色のワンピースがよく似合う少女だ。アイシスと年齢が近く見える。
「リズさん、落ち着いて。泣かないで」
ついにぽろぽろと涙を零し始めたリズを見て、アイシスは我慢出来ずに席を立ち、リズの肩を優しく撫でた。リズの気弱そうな雰囲気が姉のフィオナと被ってしまい、どうにも放っておけない。
アイシスはリズの顔を覗き込み、落ち着いた声で言う。
「ねえ、私はあなたには怒ってないから、あなたが謝ることないよ」
そして、アイシスはゆらめく怒りをジムへ向ける。泣き出した妹の姿にきょろきょろと辺りを見回して落ち着かない様子のジムは、アイシスの鋭い眼差しにビシッと背筋を伸ばした。
「むしろあなたに同情するわ。こんな、空気も女心も読めない兄がいるなんて……」
「そうなの!」
リズはハンカチで涙を拭うと、アイシスの手を取り、力いっぱい肯定する。
「そこの馬鹿兄は、いつだって空気も女心も読まないのよ。こんなことされて、私がもっと惨めで悲しくなるって何で気付かないの。まるで三日かけて書いたラブレターを、広場のど真ん中で読み上げられた気分」
「分かる、分かるわ! 本当にろくでもない奴ね、そいつ!」
「でしょう!」
「くそう、お前ら~っ」
意気投合して盛り上がるアイシスとリズの横で、話題だけは自分のことなのに蚊帳の外に放り出されたジムが歯噛みしている。悪口三昧だからジムが怒るのは当然だ。だが、完全にジムを「空気が読めない女の敵」扱いをしているアイシスとリズは、さっくりとジムを無視した。
「私、確かに失恋して落ち込んでたわ。でも、ハーシェル様の恋人を呼び出して、引っぱたいてやろうなんて思いもしてなかったのよ。それは信じて欲しいの。この馬鹿兄は本当に最低よ! バカバカバカ!」
涙目でキッとジムをにらみつけ、リズは悪態を連呼する。
「わ、悪かったって……」
ジムはバツが悪そうに鼻の頭を掻き、耐えられなくなったのか食堂から逃げ出した。
「逃げるんじゃないわよ、馬鹿!」
リズの怒りの声が更に飛んだが、ジムが戻ることはなかった。
(家族にこんな面倒なことされて、恋敵に慰められるなんて最悪ね……)
アイシスは正直、困惑していた。出来れば関わり合いにならずに帰りたかったが、リズは謝らないと気が済まないようだったから仕方がない。道端で、涙目のまま子兎みたいに震える少女を放置出来なかったアイシスの負けだ。
ひとまず座り直すと、お茶と菓子に手を伸ばす。クッキーは、姉の作った物の方が遥かにおいしいのでなんともいえないが、お茶はとてもおいしい。
「お茶、おいしい。淹れるの上手ね!」
アイシスが褒めると、リズは照れたように笑った。
「ありがとう。これだけは母さんや姉さんにも褒められるの」
そして、ようやく落ち着いた様子で、アイシスの前の席に座った。
「あの、ごめんね。アイシスさん、きっと困ってるわよね。私だってあなたの立場だったら困惑してると思うの。でもね、私、ちょっと嬉しくて……」
恥ずかしそうに肩をすくめながら、リズは言う。予想を超えた言葉に、アイシスは小首を傾げる。
「嬉しいの?」
「うん、そう。変な話だけど、アイシスさんって噂と全然違かったから、驚いちゃった」
「噂……?」
なんだか不穏な響きだ。アイシスは笑顔を崩さないように気を付けながら、リズの話に神経を集中させる。
「泣く子も黙る凶暴女とか、遠くから見るにとどめるべしとか」
「なにそれ」
「あの、南街のガキ大将がそんな風に吹聴してたんですって。皆、あなたのことを見たことがないから、それを聞いて勝手に想像してたんだけど、とても綺麗でお人形さんみたいだもの、凶暴には見えないわね」
「…………」
無邪気に語るリズから、アイシスはそっと目を逸らす。その噂は腹が立つが、間違いではないので胸が痛い。
南街のガキ大将といえば、まだアイシスが東街でガキ大将をしていた時に派手に喧嘩した相手だ。男の子だったが、泣かせた覚えがある。
とりあえず後で挨拶をしていこうと心に決めたが、顔にはおくびも出さないで、リズが話すのに耳を傾ける。
「そんな噂だったから、ハーシェル様が騙されてるんだって思って悲しかったの。失恋した上にあんまりだって。でも、そうじゃなかったみたい」
「リズさん……」
胸が詰まって、アイシスは呆然とリズを見た。
なんだか謝り倒したい衝動に駆られ、それを必死に抑え込む。噂は真実にもきちんと触れている。アイシスは向かってくる敵は正面から迎え撃つタイプなのだ。遠くから見るべし云々は、その辺を物語っているに過ぎない。
(リズさんって、まっすぐに育った人なのね)
アイシスはこういう、根がまっすぐで純粋な女の子というのに弱い。全力で守りたくなってしまう。
「アイシスさん、虫が良い頼みだというのは分かっているんだけど、馬鹿兄は馬鹿だけど割と良い人なの。私が叱っておくから、許してもらえないかな?」
思いつめた顔でリズがじっとアイシスを見つめる。
「いいわ、許す。こんな真似されたのに、リズさんは優しいのね」
「あんな馬鹿でも兄だもの。放っておけないわ」
暴言を繰り返し吐きつつも、リズは苦笑してジムを庇うことを言った。
(なんて健気なの……! もしあたしがリズさんだったら、家の外に叩き出して半日入れてあげないわ)
そんな真似をする者は家族にはいないが、アイシスだったらそうしている。リズがとても優しく見えて、アイシスは感動した。
(友達になりたい! けど、駄目ね。あたしと友達になったら、リズさんがつらい思いをするわ)
恋敵と友人になるなんて、リズにはひどい冗談にしか思えないだろう。
こういう形で会わなければ良かったなと残念に思いながら、アイシスはお茶を飲む。やがて飲み終えると、席を立つ。
「お茶、ご馳走様でした」
「えっ、もう帰っちゃうの? もっとゆっくりしていけばいいのに……」
「家の手伝いがあるから、そろそろ帰らないと」
リズの家の壁時計は三時を示している。夕方になると忙しくなるから、帰り時だ。
玄関の方を気にするアイシスに、リズが意を決した様子で言う。
「あの、アイシスさん」
「なに?」
「変なこと言ってもいい? あのね……」
リズはもじもじと両手を組み替えながら、足元を見つめる。言いにくそうにしているが、悪いことではないようだ。アイシスは続きを促すようにリズを見た。
だが、ようやくリズが何か言おうとした時だった。
玄関の方から荒々しい物音がしたのは。
「おい、何だよお前ら! 他人の家に勝手に入るんじゃねえ!」
ついで聞こえたのはジムの怒鳴り声だ。
「え? なに、どうしたの?」
「アイシスさんはここにいて。様子を見てくる」
恐れるように眉を寄せたリズだが、あっという間に玄関の方の扉へと歩いていった。
「兄さん、どうしたの? きゃあ!」
部屋から廊下を覗いたリズは、闖入者に押しのけられて悲鳴を上げた。
「邪魔だ、どけ。――いたぞ、あの娘だ」
黒い帽子や衣服、布で覆面した見るからに怪しい男が、廊下を振り返って言った。
「え、私?」
指を差されたアイシスは、困惑を隠さずに問う。
ここはジムとリズの家だ。アイシスの家ではないのに、何故アイシスを見るのか分からなかった。
「あんた達、いったい誰なの?」
部屋に男が一人増えた。
アイシスは注意深く黒服の男二人を見ながら、テーブルを挟んで立つように位置を変える。
「それを知る必要はない。お嬢様がお前に用がある、それだけを知っていればいい」
「“お嬢様”? いったい何の話?」
意味不明だが、楽しい用事ではなさそうだ。
どうやってこの場を脱するかと一計を案じた時、リズが年配の男の方に飛びついた。
「よく分からないけど、悪者でしょ! アイシスさん、今のうちに逃げて!」
「ええい、邪魔だ!」
男はリズを振り払い、リズは跳ね飛ばされた拍子に壁に背中をぶつけた。
「リズさん!」
それを見て頭に血が上ったアイシスは、手元にあった椅子の背を掴む。
「おい、お前。捕まえろ!」
「冗談言わないで、こんの悪党!」
若い方の男が縄を手に飛びかかってきた。アイシスは何の躊躇もなく椅子を男へと投げる。
無様な悲鳴と鈍い音が部屋に響いた。
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