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本編
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しおりを挟む人気の無い場所を探して樹海の奥に進み、周りを木々に囲まれた場所に絶えず水が流れ落ちて出来ている小さな泉を見つけたので、そこで野営地を作ることになった。
修太は旅人の指輪から、テントや野営用に買っておいたぶ厚めの敷物を出す。そのテントにサーシャリオンがシークやトリトラを寝かせ、修太達は敷物に座って一息ついた。気温調節の魔法陣が刺繍されているから、テント内は居心地が良いだろうし、あとは二人の体調が回復するまで待つくらいだ。
「……よし」
野営用に町で買った薪を指輪から取り出し、種火用の藁を地面に置いて、修太は火打石を構える。
火打石を使うのもだいぶ様になってきたと思うのだが、それでも下手な方だ。
カンカンと石を打ち合わせて奮闘していると、左横に座っていたグレイが一つ息を吐いた。何だろうとそっちを見ると、グレイは無言で手を伸ばし、修太が適当に積んでいた薪を積み直して藁を薪の隙間に押し込み、ジッポライターで藁に火をつけた。藁はあっという間に燃え上がり、薪に火を移した。それを軽く手で煽いで火の勢いを大きくする。
「あっ!」
何てことを! 頑張ってたのに!
思わず抗議の声を上げる。が、溜息とともに返される。
「そんなので火が点くか。火打石が苦手なら、レステファルテでジッポを買っておけば良かっただろうに」
ごもっともです。
買うの忘れてたんだよな……。
「いや、こうなったらいっそ火打石をマスターしようかと」
「そんなことを言っておるがそなた、いつもはフランジェスカが焦れて、奪い取って点けてしまうではないか」
サーシャリオンの言う事も本当だ。
「あいつは気が短すぎるんだ」
でもそれについてはきっぱり言っておく。
「いや、下手だし遅すぎる」
グレイが断定した。ひどい。
「そ、そうか。遅すぎるのか……」
がっくり肩を落とす。
「火打石なんか、旧時代の遺物だしなあ。ジッポライターとかマッチなら使ったことあるけど、それも普段は使わねえし……」
せいぜい、墓参りの時や仏壇のろうそくに火を点けるとか、花火をする時に使うとか、停電の時にろうそくに火を点ける時くらいか。そう考えると、修太が火を使うとするなら、ろうそくに火を点けるくらいなのか。
「それらを使わずにどうやって料理しておるのだ?」
サーシャリオンの問いに、修太は少し考える。
「ガスを引いてて、コンロのボタンを押すだけで火が出るんだよ。最近は、電気で温めるやつもあったけど、うちは無かったな。ま、電気があって、それで動く機械があれば生活出来てたからな」
ストーブも灯油を入れれば火が付いたし、うん、そう考えてみると、修太の生活は電気の恩恵によるところが大きいのだ。
「釦……?」
何故そこで服の袖を見つめるんだ、サーシャ。
そうじゃないから。
「うーん、エルフの魔動機みたいなもん? 魔力じゃなくて電気を使って動くものが、日常生活の範囲にあるわけ。電気ってあれな、雷の威力を小さくしたやつな。ま、俺の故郷には魔力なんてものはないから、電気を作るところから始めてるわけだけど」
サーシャリオンがよく分からない顔をしているのに気付き、修太は更に付け足す。
「つっても、俺は利用してるだけで、仕組みとかそういうのは分からねえからな? そういうのは、専門に学んだ人が対応するからさ」
「ふーむ。そういえば、ケイが水を湯にするのに、デンジハを使うといいとか言っておったな。そなたらの故郷には、こちらにはない考えがあるのか」
「そういうのひっくるめて、科学っていうんだ。ま、俺はただの学生だから、専門的なこと訊かれても困るんだけどさ」
修太はそう言ってから、額に指先を押し当てる。
「正直、こっちは不便すぎて辛い。電気がないから明かりはランプだろ? 水道はないから、井戸で水汲みだし、コンロなくて竈だし……。ま、だいぶ慣れたからいいんだけどな」
更によく分からない顔をするサーシャリオン。修太は後ろ頭をかく。
「とにかく、こういう生活は、アウトドア――登山とかキャンプが好きな趣味人や物好きがするってこと。分かったか?」
「分かったか、そなた」
「いいや」
サーシャリオンとグレイは顔を見合わせている。
「分からんが、シューターが貴族の子弟並みに育ちが良いということは分かる」
「や、俺、貧乏でも金持ちでもない一般家庭の出なんで。そういうのは啓介の方な。あいつの家、金持ちだから」
勘違いしないでくれと修太は慌てて口を出した。
「何を言う。火もろくにつけられないなど、そういうことをしなくていい身分の者くらいだぞ?」
「だから、そういうのが簡単に出来る道具がないから、俺は出来ないんだって。便利な道具がたくさんある場所で生活してたって言ってんの」
そう言って、ようやく意味が分かったらしい。なるほどというようにサーシャリオンとグレイは頷いた。
(概念がないものを説明するのって、こんなに難しいんだな……)
心の中でげっそり息を吐く。これが普通の場所だったが、改めてどういうものかと問われると、説明が難しい。
「とにかく色々修行中なんで、よろしく頼む」
ぺこっと頭を下げておく。
「そなたは真面目だな……。少しくらいケイのように息を抜けば良かろうに」
片膝を立てた姿勢で頬杖を突き、やれやれとサーシャリオンが呟く。
修太は指輪から出した鍋に湧水を汲んで、鉄製の台を焚火の上に置いて、鍋を火にかけながら返事する。
「断片集めが終わったら、一人立ちしねえといけねえからな。今のうちに慣れておかねえと。元の世界だったら一人暮らしでもなんとかなってたけど、ここじゃ厳しいからなぁ」
鍋に蓋をすると、今度は指輪から茶葉を入れた木箱を出す。ビルクモーレにいる間、自分好みの味を求めて、色んな茶葉を買ってみて、色々と種類を取りそろえている。薬草茶のブレンドの仕方の本を読んで、好きな味にするのが楽しかった。暇だからこそ出来たことだ。
今回はどの茶にしようかと鼻歌混じりに木箱を見つめ、ポポ茶に決める。
「あー、あと、ポットもいるな」
ポットや茶こしも出して、茶葉を入れて顔を上げたところで、グレイがじっとこっちを見ているのに気付いて身を引く。
「うおっ、な、何だ?」
物問いたげな空気にたじろぐ。
怖いので無表情でじっと見ないで欲しい。
だいぶグレイには慣れたはずだが、この無表情ぶりはやっぱり慣れない。
「……一人暮らし? そのなりでか?」
「あ、あー? 俺、こっち来て見た目も若返ったんだよ。ちゃんと背もあったんだからな! まあ啓介よか低かったけどさ」
思い出すだに忌々しい。顔が良くて性格も良くて背もあるって、ほんと腹立つよな、あいつ。幼馴染としては腹立たしい。せめて背はこっちに譲れ。
とはいえ、百七十八センチの啓介より二センチ低かっただけだが。
「あれ? 俺の両親、一年半前に事故で死んだって話さなかったっけ?」
「聞いていない。こっちに来た経緯と実年齢くらいか」
そうだっけ?
「ま、そういうわけで、叔母に後見人になってもらって、一人暮らししててな」
しみじみと思い出す。
「いやぁ、おじさん――啓介の父親なんだけど、おじさんには世話になったよ。俺の父さんとおじさんは親友でさ、おじさんが弁護士してたんで、父さんが念の為に遺言を書いて渡してたらしくって、親戚に遺産に手ぇつけられることにもならなかったし、家を売られなくて済んだんだ。その辺の管理は、おじさんの立ち会いの下で俺の許可がないと出来ないことになってたから。しかもあれだぜ、会ったこともねえ“親戚”とか、マジで来るのな。あんなの小説の中の話だと思ってたなぁ、俺」
通り過ぎてみれば笑い話だ。
この話、啓介の前ですると、無言で切れて怖いから口に出来ないんだが、今、思い出しても笑えると思う。嫌だね、面の皮が厚い大人ってのは。
まあ、笑い話で済むのはおじさんがいてくれたからなんだけどさ。
修太が湯が沸いた鍋を傾けて茶こし越しにポットに注ぎ入れながら、思い出して忍び笑いをしていると、サーシャリオンがひどく呆れたように言った。
「全く笑えぬぞ」
「そうか? 鉄面皮ってああいうことなんだなって思ったが。――よし、出来たっと」
あとコップがいるな。また指輪から焼き物のコップを五つ取り出して、軽く湧水で洗ってから、ポットから茶を注ぐ。
「寒い時は熱い茶だよな~」
ぱぱっとグレイやサーシャリオンにコップを渡し、二つを手に持ってテントの方を覗きこむ。
「お前ら、茶、飲めそうか? ……ん?」
何とか座れるようにはなったらしいがまだ顔色は悪いトリトラやシークが、物凄く気まずそうにこっちを見たので、修太はまた首を傾げた。
「貰うけど。ちょっと、僕らはどういう顔すりゃいいんだよっ」
「そうだぞ、おめぇ、そういう話はもうちっと緊張感をもってしろよ。何で笑ってんだよ」
「面白くないか?」
「「面白くない!」」
声を揃えての反論に、修太はきょとんとする。昼ドラみたいだと思ったんだが、第三者からだと笑えないのか。
「そこで心底不思議そうにされると、もっと困るんだけど」
「ふーん?」
嫌そうにしかめるトリトラ。横でシークも疲れた顔をしている。とりあえずコップを二人に押し付けると、二人とも礼を言って受け取った。
修太は元の位置に戻って座ると、眉を寄せる。
「難しい奴らだな。啓介がいない今なら、話したら笑うと思ったのに」
「これで笑う奴は相当な奴だと思うが……」
グレイが呆れを含んだ声でぼそりと言った。
「ケイがおったらどうなってたのだ?」
サーシャリオンの好奇心の問いに、修太は茶を飲みながら答える。
「とりあえず空気が凍る? あいつ、これ話すと、マジ切れしだすから怖いんだよな」
ずずっと茶をすすってから、ふと、啓介の家に夕飯にお邪魔した時に、その話をした時のことを思い出した。
「そういや、知らない人が親戚って言ってるんだけどって言ったら、急におじさん、無表情になってたなあ。おばさんは食器落として割るし、銀爺ちゃんは木刀取りに行って素振りしてた気が。雪奈――えっと、啓介の妹なんだけどさ、そいつに皆どうしたのかって訊いたら、『馬鹿じゃないの、黙ってなよ』って言うから、言わないようにしてた。そしたら、ほんとに知らない他人だったらしいぜ?」
銀爺ちゃんっていうのは、啓介の祖父だ。銀次郎っていうのが本名だが、修太は小さい頃からそう呼んでいたので、それで通していたのだ。
ちなみに、あの時に一番怖かったのは雪奈の冷めた目だった。俺はあいつに冷めた目で見られると、とりあえず言う事を聞くようにしていた。でないと後から怖い目に遭うのだ。スプラッタ映画とホラー映画の連続鑑賞会とかそっち方面で。
「ああいうのってどうやって他人って調べるんだろうな? おじさん、すげぇよなぁ」
調査手腕、半端ねえよな。流石、腕利き弁護士で通ってただけはある。
感心しきりで頷いていると、サーシャリオンが諦めたように肩を落として溜息を吐く。
「これは駄目だな。ケイやケイの家族らが哀れになってきた」
無言でグレイも頷き返す。
何で啓介達が可哀想になるんだと更に首を傾げつつ、修太は茶を満喫する。そして、腹も空いたし、ついでに昼食を作ろうかと考えた。
*******************
あとがき
未成年の権利うんぬんはあんまり詳しくないので、雰囲気で書いております。これに関しては突っ込まないで下さいね。
鉄面皮って、鉄で出来ている面の皮の厚さって意味ですよ。厚かましいって意味です。
ちなみに啓介宅での夕飯時、両親を亡くしてすぐだったので、皆気を遣ってまして、
啓介父「修太君、何か困ったことがあったら、何でも聞いてくれよ?」
修太「はぁ、ありがとうございます……」
一度黙り、ふと啓介父を見る。
修太「そういえば、知らない人が親戚って言って訪ねてきたんですが、こういう時ってどうしたらいいんですか?」
啓介父「え”」
ちょうど皿を運んでいた途中の啓介母、食器をカシャーンと落とす。
沈黙が下り、無言で修太を見る面々。
銀次郎「……ふぅ、ちょっと落ち着こうかの」
席を立って、部屋の隅で素振りし始め、啓介は引きつった表情で修太を見る。
修太「なあ、皆、どうしたの?」
雪奈「馬鹿じゃないの、黙ってなよ」
修太「ハイッ」
よく分からないながら、雪奈が怖いので黙って食べる。
みたいな会話が起きてました。
勿論、その後、銀次郎や啓介父が手回しして、追い払ってます。
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