36 / 60
36 甘いかもしれないが
しおりを挟む
デュラック辺境領を辞してブルトン男爵夫人の屋敷まで魔法陣で直接飛んだ。
先に伝書鳥で知らせておいたので、夫人の秘書兼侍従のロジェが出迎えて応接室に案内してくれる。
「やあ、新しい仲間が出来たって?」
「まあ、若い殿方じゃないですか」
モンタニエ教授と魔道具士のエリザが先に来ていた。
「俺ら、そんなに若くないんで……」
セヴェリンが小さな声でボソッと呟く。
「まあ見た目の問題だが、若くなくて悪かったな」
「教授は渋くてそれでいいんですよ」
「そうなのか」と顎を撫でる教授は艶々と血色よく若返ってロマンスグレーのイケオジだ。エリザは赤い髪の溌剌とした美人でなかなかお似合いに見える。
エドガールが「無事だったか」と教授に聞いた。
「皇帝が重篤状態で帝国は四部五裂だ。暫らく余所に行った方がいいかもしれん」
「そうなのか、軍部もか?」
「そのようです。今回の負け戦で軍部の力関係も予断を許さないようです」
エリザはそう答えて「ほら、逃げ出す用意をしているんですよ」とマジックバックを見せた。
「大事な物は全部入れています」
「用意がいい事だな」エドガールは呆れるが「いつ追い出されるか分かったものじゃあありませんから」拳を握ってエリザは頷くように言う。
彼らの話に興味はあるが先に片付けておきたくて、ミハウは話を遮った。
「済まんがマリーの様子はどうだろう」
案の定、中庭に埋めた棺の場所に行くと、マリーは棺から出て地面に横たわっていた。ちゃんとドレスを着ている。
「お前は服を着ていなかったと──」
「いや、俺は違う」セヴェリンは服を剥いで穴に投げ込まれたらしい。
「戦場ヶ窪で穴に投げ込まれた死体は衣服を剥ぎ取っているぞ」
クルトが説明して「あ、そうなのか」とミハウが呆気に取られた顔をする。
「何だ、マリーの裸が見れると思ったのに」
残念そうに博士とエドガールが言う。
「ミハウ様も──?」
心なしか隣にいるアストリの声が冷たい。
「いや、その、誤解だ……」
位置的にはずらずらと並んだ列のどう見ても最後尾だ。ぜひとも見たいという位置ではないが。
マリーはげっそりしていたが比較的元気そうで、水を与えられ、女性陣総がかりでお風呂に入れられ綺麗にされて、アストリ謹製のドロドロの栄養食と飲み物で生き戻った。
それにしても、死んだら地上に出るのか、死にそうになったら出るのか。セヴェリンの言った通りだった。
「転移魔法のようなものだろうか」
「生命維持活動の一種だろうか」
「身体が危険を感知して、安全な所に避難するのか」
「どちらにしても帝国に知られているから、しばらくは大人しく隠れていた方がいいと思うが」
ミハウはマリーの事だがと、皆に問う。
「彼らの話を聞いて嫌になったんだ」
セヴェリンとジャンを見やって話を進める。
「甘いというかもしれないが、首輪も腕輪も止めよう。私達は仲間なんだ。数少ない一族なんだ」
「私、何度でも浄化します。お薬も作ります」
アストリも甘い。人の痛みを我がことのように感じるのだ。それはゆっくりと襲い掛かって来る。何日も経って、心が身体に不調を起こしてはじめて気付く。
仲間は二人増えて十二人になった。これをまだというか、増えたと喜ぶか。
「俺らも仲間なのか」
セヴェリンとジャンが聞く。
「そうだ」
「私も仲間だっていうの? もう実験しないの?」
マリーが聞く。
「そうだ」
「じゃあ、私は何をしたらいいのかしら」
「ゆっくり考えろ。時間は腐るほどある」
ミハウはマリーの首輪を外して謝罪した。
「悪かった」
「いいえ、いいのよ。また何かするかもしれないし」
人格は変わらないようだ。
「受け止めるしかないのか」
溜め息を吐くミハウにアストリが言う。
「私も何をするか分かりませんもの」
「君が言うと怖いな」
「まあ」
「実験というか、我々の特性の検証は必要だと思うぞ」
モンタニエ教授はまだ実験途上だ。調べたい事は沢山ある。
「それについては格好の研究素材がいる」
戦場で拾った男二人、セヴェリンとジャンを引き合わせる。
「彼らは帝国に使われていた。首輪をされて罪人を実験材料に──」
「そうか」
教授が喜色を浮かべて見て、二人は少し怯えた顔をする。
「教授、手荒な事は──」
「大丈夫だ。簡単な聞き取り調査だな。健康診断もしよう」
「こいつらは私が鍛えてやろう」
「オレは兵士じゃないんで」
ジャンが逃げようとするのをエドガールが首筋を捕まえる。
「なかなかいい動きだった。こっそりと気付かれないタイミングもなかなかだ」
「私の方が先だぞ。じっくりと話を聞かなければ」
モンタニエ教授はニヤリと笑う。エドガールも「間で貸し出ししてやる」と譲らない。
ミハウがコホンと咳をして「私は国に帰る。私の領地でよければ提供しよう。あまり開拓もしていない手付かずの自然豊かな土地と言えば聞こえはいいが、放置された土地がある」これからの事について語る。
「この国で暴れたので探されるか感付かれるかもしれん。よければ暫らく潜んでいる場所にいいと思う。もちろんセヴェリンとジャンは一緒に連れて行く」
「俺はそいつらを鍛えんといかん」
「実験材料の話を詳しく聞きたいから、私も行かなければ」
「教授が行くんでしたらアタシも行きます」
「行くとこないし、私も行こうかしら」
「ノヴァーク国にホテルを作ろうかしら」
「そうですね、いい所があるでしょうか」
「私ら元々腰ぎんちゃくでミハウ様に寄生しておりますので」
みんなで行くことになった。
「ところで、このお話なんですけどね」
「何だマガリ」
「廉価本に邪悪な竜を退治して不死になったお話があるんです。エルフとか魔族とか、その混血でも長生きですし、丈夫なんです」
マガリが廉価本を配る。
「新聞社や製本業者に物語を売りつけてですね」
「なるほど、流行らせると聖女や神と同じ効果があると」
「周知の事実ってやつですね」
「事実じゃないが」
「いいんですよ、もしかしたらで」
「塵も積もれば本当になる訳ですね」
「それは違うと思うぞ」
セヴェリンとジャンはみんなのにぎにぎしい様子を目の前にして思う。
「なあ、こんな未来があると思ったか?」
「夢みたいだ」
先に伝書鳥で知らせておいたので、夫人の秘書兼侍従のロジェが出迎えて応接室に案内してくれる。
「やあ、新しい仲間が出来たって?」
「まあ、若い殿方じゃないですか」
モンタニエ教授と魔道具士のエリザが先に来ていた。
「俺ら、そんなに若くないんで……」
セヴェリンが小さな声でボソッと呟く。
「まあ見た目の問題だが、若くなくて悪かったな」
「教授は渋くてそれでいいんですよ」
「そうなのか」と顎を撫でる教授は艶々と血色よく若返ってロマンスグレーのイケオジだ。エリザは赤い髪の溌剌とした美人でなかなかお似合いに見える。
エドガールが「無事だったか」と教授に聞いた。
「皇帝が重篤状態で帝国は四部五裂だ。暫らく余所に行った方がいいかもしれん」
「そうなのか、軍部もか?」
「そのようです。今回の負け戦で軍部の力関係も予断を許さないようです」
エリザはそう答えて「ほら、逃げ出す用意をしているんですよ」とマジックバックを見せた。
「大事な物は全部入れています」
「用意がいい事だな」エドガールは呆れるが「いつ追い出されるか分かったものじゃあありませんから」拳を握ってエリザは頷くように言う。
彼らの話に興味はあるが先に片付けておきたくて、ミハウは話を遮った。
「済まんがマリーの様子はどうだろう」
案の定、中庭に埋めた棺の場所に行くと、マリーは棺から出て地面に横たわっていた。ちゃんとドレスを着ている。
「お前は服を着ていなかったと──」
「いや、俺は違う」セヴェリンは服を剥いで穴に投げ込まれたらしい。
「戦場ヶ窪で穴に投げ込まれた死体は衣服を剥ぎ取っているぞ」
クルトが説明して「あ、そうなのか」とミハウが呆気に取られた顔をする。
「何だ、マリーの裸が見れると思ったのに」
残念そうに博士とエドガールが言う。
「ミハウ様も──?」
心なしか隣にいるアストリの声が冷たい。
「いや、その、誤解だ……」
位置的にはずらずらと並んだ列のどう見ても最後尾だ。ぜひとも見たいという位置ではないが。
マリーはげっそりしていたが比較的元気そうで、水を与えられ、女性陣総がかりでお風呂に入れられ綺麗にされて、アストリ謹製のドロドロの栄養食と飲み物で生き戻った。
それにしても、死んだら地上に出るのか、死にそうになったら出るのか。セヴェリンの言った通りだった。
「転移魔法のようなものだろうか」
「生命維持活動の一種だろうか」
「身体が危険を感知して、安全な所に避難するのか」
「どちらにしても帝国に知られているから、しばらくは大人しく隠れていた方がいいと思うが」
ミハウはマリーの事だがと、皆に問う。
「彼らの話を聞いて嫌になったんだ」
セヴェリンとジャンを見やって話を進める。
「甘いというかもしれないが、首輪も腕輪も止めよう。私達は仲間なんだ。数少ない一族なんだ」
「私、何度でも浄化します。お薬も作ります」
アストリも甘い。人の痛みを我がことのように感じるのだ。それはゆっくりと襲い掛かって来る。何日も経って、心が身体に不調を起こしてはじめて気付く。
仲間は二人増えて十二人になった。これをまだというか、増えたと喜ぶか。
「俺らも仲間なのか」
セヴェリンとジャンが聞く。
「そうだ」
「私も仲間だっていうの? もう実験しないの?」
マリーが聞く。
「そうだ」
「じゃあ、私は何をしたらいいのかしら」
「ゆっくり考えろ。時間は腐るほどある」
ミハウはマリーの首輪を外して謝罪した。
「悪かった」
「いいえ、いいのよ。また何かするかもしれないし」
人格は変わらないようだ。
「受け止めるしかないのか」
溜め息を吐くミハウにアストリが言う。
「私も何をするか分かりませんもの」
「君が言うと怖いな」
「まあ」
「実験というか、我々の特性の検証は必要だと思うぞ」
モンタニエ教授はまだ実験途上だ。調べたい事は沢山ある。
「それについては格好の研究素材がいる」
戦場で拾った男二人、セヴェリンとジャンを引き合わせる。
「彼らは帝国に使われていた。首輪をされて罪人を実験材料に──」
「そうか」
教授が喜色を浮かべて見て、二人は少し怯えた顔をする。
「教授、手荒な事は──」
「大丈夫だ。簡単な聞き取り調査だな。健康診断もしよう」
「こいつらは私が鍛えてやろう」
「オレは兵士じゃないんで」
ジャンが逃げようとするのをエドガールが首筋を捕まえる。
「なかなかいい動きだった。こっそりと気付かれないタイミングもなかなかだ」
「私の方が先だぞ。じっくりと話を聞かなければ」
モンタニエ教授はニヤリと笑う。エドガールも「間で貸し出ししてやる」と譲らない。
ミハウがコホンと咳をして「私は国に帰る。私の領地でよければ提供しよう。あまり開拓もしていない手付かずの自然豊かな土地と言えば聞こえはいいが、放置された土地がある」これからの事について語る。
「この国で暴れたので探されるか感付かれるかもしれん。よければ暫らく潜んでいる場所にいいと思う。もちろんセヴェリンとジャンは一緒に連れて行く」
「俺はそいつらを鍛えんといかん」
「実験材料の話を詳しく聞きたいから、私も行かなければ」
「教授が行くんでしたらアタシも行きます」
「行くとこないし、私も行こうかしら」
「ノヴァーク国にホテルを作ろうかしら」
「そうですね、いい所があるでしょうか」
「私ら元々腰ぎんちゃくでミハウ様に寄生しておりますので」
みんなで行くことになった。
「ところで、このお話なんですけどね」
「何だマガリ」
「廉価本に邪悪な竜を退治して不死になったお話があるんです。エルフとか魔族とか、その混血でも長生きですし、丈夫なんです」
マガリが廉価本を配る。
「新聞社や製本業者に物語を売りつけてですね」
「なるほど、流行らせると聖女や神と同じ効果があると」
「周知の事実ってやつですね」
「事実じゃないが」
「いいんですよ、もしかしたらで」
「塵も積もれば本当になる訳ですね」
「それは違うと思うぞ」
セヴェリンとジャンはみんなのにぎにぎしい様子を目の前にして思う。
「なあ、こんな未来があると思ったか?」
「夢みたいだ」
1
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる