異世界召喚鍛冶師

蛇神

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第一章 異世界召喚鍛冶師、爆誕!!

喚起魔術

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「じゃ、おれは昼休みが終わりそうだから帰るわ」

 じゃ~ね~、と私とリンさんとキルさんはヒューさんに手を振った。アルさんは…まだ機嫌が治っていないためブッスーと不貞腐れて、ジーとスナイパーの様にヒューさんを睨んでいた。
 おぉこわっ!!とヒューさんは苦笑して部屋を出ていった。

「で??そんな、余裕かましてるけど…できたの??キルさんよ…」

 尻尾を踏まれた時のようにアルさんはドスの効いた声でキルさんに聞いた。

 ヤバッとキルさんは悲鳴をあげた。どうやら全部は終わっていなかったらしい。

「ご、5分!!5分待って!!」

 キルさんはアルさんに捕まる前にピューと奥へ逃げてしまった。チッと大きな舌打ちをアルさんはした。

 でも、こんな短時間で1つの魔術を作ってしまうなんて…ポンポンそうやって作れてしまうのはなんか危険な気がするな…
 私の心配を汲んだリンさんはフフッとわらった。

「平気よ、普通はあんな簡単に作れるものじゃないから」

 …って考えるとキルさんって、ああだけどやっぱ凄いんだなー…
 私が1人舌を巻いていると、アルさんがイライラと尻尾をブンブン左右に振っていた。あ…毛が飛んでる…

「…」

 今度、ブラッシングとかしてあげようかな…

 私がどうでもいいことを考えているうちにキルさんがドタドタと薄い紙切れを持って帰ってきた。

「…5分過ぎてるぞ??」
「いや、過ぎてない」

 妙なところで張り合う2人をリンさんと顔を合わせてため息をついた。

 ユキちゃん本当にいいんだね??とキルさんが念を押すように問うた。

「はい!もう私の考えは変わりませんからね!!」

 君は偉いな~…とキルさんは私の頭をグリグリ撫でた。うーむ…どうもここの人達は私を子供扱いしてくる節があるなー…

 じゃあ僕の手にユキちゃんの手を乗っけて、とキルさんは手を差し出した。私は遠慮がちに手を乗っけた。キルさんは空いたもう1 つの手であの紙へ手を乗せた。ただの紙と思っていたが、何やらその紙には俗に言う魔法陣が書かれていた。色々な国の文字が混ざっている文字…これが魔法で主に使われる文字らしい。

「じゃ、始めるね…」

 キルさんがブツブツ何やら唱え初めて、キルさんと繋がるてから何やら暖かいフワフワしたものが流れ込んでくる感覚がした。アルさんがすごく不安そうに背中をさすってきた。私は何故かそれがすごく嬉しかった。

「行くよ??ユキちゃん…」

 そういうとキルさんは私の手をギュッと握った。その途端見ていたアルさんの顔が歪んだ。違う、アルさんだけではない…!!私の見ているもの全てが歪み、周りが真っ黒になった。

「ヒッ…!!!?」

 気持ちの悪い浮遊感を感じる。自分が何なのか分からなくなる…!!

「ユキちゃん!!僕の手を意識して!!」

 ハッと私はキルさんと繋がれた手の温もりを探した。
 ぎゅーっと私の手をキルさんが握っていた。キルさんが見えたかと思うと、周りが光を灯し始め…

「ハァ、ハァ…ここ…は…」

 私とキルさんは私の通っている大学の正面の門に立っていた。
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