数学の先生が異世界に行ったとしたら

シュガー

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第1章

第15話

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 あれ以来私はしっかりと受験に対して準備をして遂に本番の前日になった。

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 筆記用具と受験票、参考書を鞄に詰めてため息をつく。
 今まで勉強してきた感じ、ほとんど落ちることはないと思うが、とはいえ受験は受験なのでとてつもなく緊張する。
 精神的には大人な私が緊張するのは少し恥ずかしいが「受験」というこの2文字は昔から、恐れていたものである。
 そんなこんなで緊張していると念話でマルクコスから

 「明日は本番ですが、用意はきちんとしましたか?」

 という内容の連絡が来た。まあ当然準備はしてあるので

 「もちろんだ。必要なものは一応そろえている。」

 と返したが、彼は少し黙った後に

 「いえ、俺が言いたかったのはきちんと精神的に大丈夫かって話だ。緊張しすぎるとあまり良い結果が出せないぞ。」

 と少し飾りのない本心から言葉が返ってきた。

 「ありがとう。心配してくれて。」

 と思っていることが素直にぽろっと出てきた。

 「確かに、受験で一番大切なのは精神力だな。念話してくれてありがとう。おかげで気が楽になった。」

 というと

 「いえいえ。きっと俺の主様はできるって信じているぞ。」

 と言って念話は終了した。

 自分の周りにいる自分の努力を知っている人が自分を励ましてくれることはとっても温かいことなんだなっって思って、涙が垂れてきた。

 でも、これは緊張で逃げるための涙なんかじゃなくって、心が温まった時に出てくる涙だ。もし、今後作文で嬉しかったことを書くのならばこの話を書いてもよいだろう。と私は思いながら床に就いた。

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 そしてやってきた受験当日私は受ける学校である国営高等魔法学校の校舎の前にやってきた。私が指定された教室に行くと、まだそこには誰もいなかった。
 もしかして、間違えてしまったかなと思って辺りの様子をちらちら見ていたら、どうやら一緒に受験を行う人が入ってきたようだ。
 間違っていなかったようでほっとした。取り敢えず、試験開始まで席に座って参考書を読む。

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 そして試験開始時間になった。
 そこには、たくさんの問題があったが、一つ一つはしっかりと対策していれば何も問題ないものばかりであった。
 ただ、面白かったのは社会では鉱山の環境汚染を止める方法を聞いてきたり、数学では三平方の定理の証明を要求してきたり、魔法学ではオリジナルの魔法陣とその魔法の効果について書くといった、記述問題が面白いなという印象があった。

 そして、試験は終わり私は帰路についた。
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