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第1章
第14話
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父さんと一緒に外に出て走り回ったり、剣を振り回したりして遊ぶ。
すこし、疲れたと思って休憩していると不意に父さんが
「今、とっても楽しいか?」
と聞いてきた。
「ああ、すっごく充実しているよ。自分のやりたいことがずっとできて、嫌なことはなるべくやらなくていい。これってとっても最高なことだと思うんだ。ところで、どうしてそんなことを?」
「あのな、あのお前がいつものように外に遊びに行こうと強請らなくなった時が、あったじゃないか。その時間を魔法とかの勉強に使うようになって、立派ですごいことだって俺は誇りに思っている。こんなに立派な息子なんだって、でもそれだけの生活で本当に楽しいのか、聞いてみたくってさ。どうせこの後は受験勉強で忙しいんだろ?だから、少なくとも今、まだ取り返しのつくうちにさ勉強をするのを休んでもいいんじゃないかと思ってさ。」
そういって、自分を心配する姿は私にはすっごく頼りになる父さんに見えた。
「まあ、長々と色々言ったが単純にお前が疲れていないかちょっと心配だっただけなんだ。まあ、俺も忙しくしてるからこれは、自分にも言える言葉なんだがな。」
と笑いながら父さんは言った。それと同時にその言葉が自分に刺さって、涙が止まらなかった。家族ってこんなに温かいものなんだって。自分が思っていることは互いに10分の1、いや100分の1も見せてないと思うけれど、ふとした瞬間にこんな気持ちをぶつけられたら泣いてしまうよ。
私は、その泣いてしまった顔を父さんに見せないようにしつつ、抱き着いた。その様子を見た父さんは自分を抱いて、一緒に遠くに見える家まで歩いて行った。
-------------------------------------
気が付くと、私はベッドの上にいた。きっと父親が運んでくれたのだろう。とてもありがたいことだ。しかし、精神年齢的に子供出ない私が父親の前であのように泣いてしまったのは思ったより恥ずかしい。まあ、このように家族愛に触れられたのはとっても良かったことなんだろう。
とりあえず、今はどんな状態になっているのだろうと思って、辺りを見渡してみたが夜になっていることしか分からなかった。特に腹が減っているわけでもないしそのまま寝ることにした。
---------------------------------------
私は、その日からだろうか、時折休む時間を入れるようにした。自分では楽しいからずっと同じことを繰り返しやっているのは、苦ではなかったし少なくとも精神的疲労は特になかった。しかし、はたから見るとどうやら頑張りすぎているように見えるらしい。なので、自分が周りに心配をかけないように少し休憩を入れるようにしたのだ。
自分のこんな頑張りが、自分が大切に思う家族に届けばよいなと私は思うのだ。
すこし、疲れたと思って休憩していると不意に父さんが
「今、とっても楽しいか?」
と聞いてきた。
「ああ、すっごく充実しているよ。自分のやりたいことがずっとできて、嫌なことはなるべくやらなくていい。これってとっても最高なことだと思うんだ。ところで、どうしてそんなことを?」
「あのな、あのお前がいつものように外に遊びに行こうと強請らなくなった時が、あったじゃないか。その時間を魔法とかの勉強に使うようになって、立派ですごいことだって俺は誇りに思っている。こんなに立派な息子なんだって、でもそれだけの生活で本当に楽しいのか、聞いてみたくってさ。どうせこの後は受験勉強で忙しいんだろ?だから、少なくとも今、まだ取り返しのつくうちにさ勉強をするのを休んでもいいんじゃないかと思ってさ。」
そういって、自分を心配する姿は私にはすっごく頼りになる父さんに見えた。
「まあ、長々と色々言ったが単純にお前が疲れていないかちょっと心配だっただけなんだ。まあ、俺も忙しくしてるからこれは、自分にも言える言葉なんだがな。」
と笑いながら父さんは言った。それと同時にその言葉が自分に刺さって、涙が止まらなかった。家族ってこんなに温かいものなんだって。自分が思っていることは互いに10分の1、いや100分の1も見せてないと思うけれど、ふとした瞬間にこんな気持ちをぶつけられたら泣いてしまうよ。
私は、その泣いてしまった顔を父さんに見せないようにしつつ、抱き着いた。その様子を見た父さんは自分を抱いて、一緒に遠くに見える家まで歩いて行った。
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気が付くと、私はベッドの上にいた。きっと父親が運んでくれたのだろう。とてもありがたいことだ。しかし、精神年齢的に子供出ない私が父親の前であのように泣いてしまったのは思ったより恥ずかしい。まあ、このように家族愛に触れられたのはとっても良かったことなんだろう。
とりあえず、今はどんな状態になっているのだろうと思って、辺りを見渡してみたが夜になっていることしか分からなかった。特に腹が減っているわけでもないしそのまま寝ることにした。
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私は、その日からだろうか、時折休む時間を入れるようにした。自分では楽しいからずっと同じことを繰り返しやっているのは、苦ではなかったし少なくとも精神的疲労は特になかった。しかし、はたから見るとどうやら頑張りすぎているように見えるらしい。なので、自分が周りに心配をかけないように少し休憩を入れるようにしたのだ。
自分のこんな頑張りが、自分が大切に思う家族に届けばよいなと私は思うのだ。
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