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第1話、プロローグ
今日はグレナダ王国立学園の卒業祝いのパーティーの日です。
そのパーティーでオルコット公爵家の長女のオリビアの婚約者のブレント王太子が隣にいるオリビアの母親違いの妹キャシーの腰に手をまわしオリビアに向かって。
「オリビア、余はお前との婚約は破棄する。理由は言わなくとも分かるだろうが、お前は王太子である余を見下し馬鹿にしたうえ、妹のキャシーを虐めて殺そうとしただろう。弁解は無用だ。王太子として命令する。罰として辺境伯領地のアルバート・グレナダ辺境伯と結婚しなさい。余はお前の妹のキャシーと結婚することにした」
オリビアはこれは妹のキャシーを好きなブレント王太子が仕組んだ茶番劇で、オリビアに冤罪をきせて婚約破棄して追放するつもりなので何を言っても無駄で、下手に逆らえば権力を使って何をされるか分からないので。
「分かりました。でもアルバン陛下の許しを得ているのですか? それとアルバート・グレナダ辺境伯様は私と結婚することを知っているのですか」
「アルバートには言っているので大丈夫だ。アイツは醜男で化け物と言われている。嫁の来てがないので喜んでお前を嫁にするだろう。陛下は視察に出ていていないが、お前の罪状を言えば許すだろう。陛下のいない間は余が国王代理だから命令に従え。3日以内にシェバ辺境伯領地に出発しなさい」
ブレント王太子の横ではキャシーが勝ち誇った満面の笑顔でいたが、オリビアは構わずパーティー会場を後にした。
オリビアはオルコット公爵家の長女で8歳の時に王家の命令で逆らえずブレント王太子と婚約した。
ブレント王太子は最初は優しかったが、オリビアの身長が自分より高くなると合うのを避けるようになった。
この国の女性の身長は150cmから160cmくらいだがオリビアは175cmあり、ブレント王太子は男にしては小さく160cmしかない。
話すときは身長の低いブレンド王太子が見上げ、オリビアに見下されるようになるので話さなくなり、並んで歩くのも嫌がったみたいだ。
それにオリビアは優秀で学園での成績はいつも一番でブレント王太子は成績も悪く下位の成績でオリビアに全てにおいて劣り、劣等感を持っていた。
母親のセシリアはオリビアが12歳の時に急な病で亡くなり、父親のロドリゲスは愛人だったカミラと母親の喪の明けないのに非常識にも直ぐに結婚した。
父親とカミラの間にはキャシーと言うオリビアの2歳下の女子もおり、父親はキャシーを可愛がり何でも買い与え、オリビアには姉なのだから我慢しなさいと言って冷遇していた。
オリビアは身長が高くブロンド髪、緑色の瞳で色白で美人だが少し釣り目で見た目は冷たくみられ可愛げがない。
反対に妹のキャシーは身長155cmで美人と言うよりも可愛い感じで男なら庇護欲に駆られる。
冷たく見られるが性格は、オリビアは誠実で優しくしっかりしている。
反対にキャシーは見た目は可愛いが二重人格で皆の前では今でいうブリッ子で裏では陰湿な虐めをして悪口を言っていうような女だ。
最初はオリビアも可愛がっていたがキャシーの本当の性格を知ると距離を取るようになったみたいだ。
キャシーの母親カミラは綺麗だが、性格は悪く人がいない所ではオリビアを苛めて掃除や洗濯をさせて使用人のように扱っている。
オリビアには新しいドレスなどを買ってあげた事がないどころか、わざとシミを付けたり分からないように破ったり、食事のおかずに虫を入れたりしている。
酷い時は実母セシリアの遺品の宝石を勝手に売って新しい宝石やドレスを買っている。
父親のロドリゲスは伯爵家の三男だったが政略結婚で男の子供のいなかったオルコット公爵家のセシリアと結婚して入り婿になった。
だからオルコット公爵家の正当な後継者はオリビアでロドリゲスは邪魔なオリビアを追い出す為にキャシーをブレント王太子に近づけ今回の茶番劇を考えたみたいだ。
ロドリゲスを婿に迎えたオルコット公爵家では不幸が相次ぎ祖父母が急な病で亡くなり、娘のセシリアも若くして亡くなり、現在はオルコット公爵家はロドリゲスの思いのままになっている。
家に帰り父親のロドリゲスにパーティーであった事を話すと、知っていたので当然のことのように。
「キャシーの方が王太子妃に相応しいので婚約破棄されるのは当然だ。お前はブレンド王太子の命令に従いアルバート・グレナダ辺境伯と結婚すれば良い。明日は準備をして明後日にはシェバ辺境伯領地に出発しなさい」
ロドリゲスの言葉は本当の父親とは思えない言葉で今更ながらオリビアは内心呆れたが、表面上は。
「はい、分かりました」
オリビアの本心は悲しむより、あの顔は良いが性格の悪い大嫌いなブレント王太子と結婚しなくて良くなり喜んでいる。
アルバート・グレナダ辺境伯は前王の年の離れた弟で望めば大公として優雅に暮らせるのに、サブリ帝国との国境の北の僻地、シェバ辺境伯領地に辺境伯として自ら志願して領主になった変わり者だ。
領主になってからは領地から出た事がないので会った事はないが、噂では武勇に優れているが化け物と噂の醜男らしい。
だが顔より性格が良ければ良いが、サブリ帝国の侵略に備えて自らシェバ辺境伯領地の領主になったくらいなので多分だが国を思い、良い人だと思いたいオリビアなのだ。
オリビアには誰にも言っていない秘密がある。
その秘密とは母親のセシリアが亡くなったショックで倒れ2日間意識が無くなり、その時、前世の記憶が蘇った。
記憶では文明の進んだ地球世界の日本国で生まれ看護師として働き28歳の時、乗っていた飛行機が墜落して亡くなった記憶で、未だに信じられずにいる。
次の日、母親のセシリアの代から侍女だった今はオリビアの専属侍女のエレンに手伝ってもらい、アルバート・グレナダ辺境伯の住むシェバ辺境伯領地に行く旅の準備をしている。
オリビアがエレンに。
「エレン今までありがとう。元気でね」
「え? 何を言っているのですか。私も一緒に行くのに決まっているでしょう」
「でも子供はどうするの」
「子供は結婚しているのでもう私は邪魔みたいだから丁度良かったくらいです。それよりこれはこんな時の為にセシリア様から預かっていた物です。これは大きな屋敷が入るくらいの空間魔法で作った魔法バックです。中にオルコット公爵家に代々伝わる物が入っています」
魔法バッグで思い出したが、この世界には魔法があり、10歳になると教会の個室で天の声でどんなスキルを授かったか分かる。
授かったスキルに従った職業につけば幸せに暮らせるらしい。
スキルには商人、学者、農業者、錬金術師、薬師、文官、兵士、参謀、将軍、剣士、剣聖、魔法師、他にもありスキルの数は数百種類もある。
魔法は生活に使える生活魔法は50%の人が使えるが戦いに使える魔法は千人に1人くらいで、それも1種類の魔法だけが殆どだ。
オリビアが授かったスキルは魔法師でそれも何と、創造の魔法と神の目と言われる心眼をさずかったのです。
心眼とは上級の鑑定魔法で相手の心が分かるらしい、創造魔法は自分の考えた魔法の全てがつかえるらしいのです。
私は相手の心を分かるのは相手が怖がると思うのでどうしても必要な時以外は使わないつもりです。
王国に知られたら大変な事になるので人気のない土魔法のスキルを授かったと言っておいたのです。
だからお母様が空間魔法で作った魔法バッグを持っていたのには驚いている。
魔法バッグは大きなものは魔法バッグを近づけると吸い込まれ、出すものを考えると出てくる、魔法バッグの中は時間が止まっているので温かい料理は温かい作りたてのまま食べられる。
荷作りをしているとキャシーが来て。
「お姉様は可哀想ね。あんな化け物と噂のある男と結婚するなんて。それに比べて私は将来の王妃様よ。まぁ私にピッタリだけどね」
オリビアは黙っているとキャシーがいつまでも嫌味と自慢話を言うので。
「悪いけれど。私は荷作りで忙しいので邪魔だから自慢話ならよそでしてくれる」
「フン! 負け犬の癖に」
捨て台詞を残してキャシーがいなくなると、エレンが。
「あんなブレント王太子が国王になって我が儘なキャシーが王妃になったらこの国もおしまいですね」
エレンの言う通りで、でも、この国には良識のある人や王位継承権のある前国王の親族の王族もいるので何とかするだろう。
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