17 / 18
第17話、前世の看護師の知識を使い医療を始める。
新しい街作りは予定より早く2~3年かかると思っていたのですが、土魔法隊の土魔法の使いかたが上達して素晴らしくドワーフ族が協力してくれた事もあって、何と1年くらいで完成しそうです。
今は街の建物は殆ど完成して、後は役所と領主の住む館を建てて、ロジンたちが内装作りを終われば、住民の移転が始まります。
私が散歩をしていると、堤防の近くには色んな植物が生えていて1人の初めて見る女性が、その植物の中から何かを探して見つけると、持って来た籠に入れているので声を掛けて。
「私はオリビアと言いますが、何を取っているのですか? 」
「領主様の奥様ですか。初めてお目にかかります。私は薬師のラリアと申します。ポーションの材料になる薬草を探して取っています」
この世界の医学は発達していなく正式な医者の資格などは無く、独学で医学を勉強して医者の看板を掲げている。
又その人の子供や弟子が医学の知識を得て後を継いでいる。
薬は前世で言う漢方薬で薬草を使い、解毒、解熱剤、疲労回復剤、精力剤を薬師と言われる人が独自の方法で作り、作ったのはポーションと呼ばれている。
ポーションは粉薬は無く液体が多いと聞いている。
私は前世が看護師だったので医学の知識もあるのでポーションを作って見ようと思いラリアに。
「私は前世では文明の進んだ異世界で看護師をしていたのよ。だから医学の知識があるのでポーションの作り方を教えてくれないかしら」
「オリビア様は前世の記憶を持っているのですか? この世界の前世の記憶を持っている人は知っていますが、異世界の記憶を持っているのは初めて聞きました。それも医学の知識があるのでしたら喜んでポーション作りを教えます」
「ありがとう。よろしくお願いします」
こうしてラリアから週に1回ポーション作りを習う事になりました。
今日は私たちの住む場所をどこにするかアルバートと見に来ています。
今までの街はそのまま残していざと言う時は避難場所にするつもりです。
私は今までの街の入り口のある新しい街を見渡せる高台を平らな広い場所に変えて、住むところにしようと思い、どんな建物にすれば良いか考えています。
候補として、城が良いので洋風か日本の国宝の姫路城の絵を描いてアルバートに選んでもらうと、姫路城が良いと言い、難しいが外観は記憶にある姫路城に似た建物の図面を書いています。
予定では表は白壁ですが内装は私が1人で建築魔法で作り、1階は会議室、300人は入れる大広間、来客用に応接室、使用人たちの部屋。
2階にはアルバートの執務室、来客用の客室を10部屋。
3階は私たち家族の私的な階にして、アルバートの部屋、私の部屋、私とアルバートの部屋の真ん中にはどちらの部屋からも行ける夫婦の寝室。
子供が出来た時に備えて子供部屋を3室、予備の部屋を2室、この世界にはなかった家族全員で入れる大きなお風呂を作り。
屋上からは街の全景が見える展望台で城の前には小さな湖を作る予定です。
城つくり始めて、1週間に1日はラリアにポーションの作り方を習っています。
ラリアが言うにはポーションの効果は使う薬草によってと、作る人の魔力の量と質によって効果が変わると教えてくれました。
私の作るポーションはどんなものが出来るのか今から楽しみです。
薬草は色んな所に生えているが街の東北の森に生えている薬草が効果が高いが、モンスターが多いので行くときは護衛を雇って行くらしい。
その晩、アルバートに。
「お願いがあります。私は前にも言いましたが前世では看護師をしていたので優しくしてくれている住民に恩返しをするためにポーションを作って治療院を作って少しでも皆の役にたちたいのです。その為にポーションの原料になる薬草を取りに行きたいのです。薬草は東北の森にあるので護衛にバスクたちを連れて行っても良いですか」
「街作りはもう良いのか? 」
「はい、街作りはもう出来上がるので、土魔法隊とドワーフ族に任せて後は私たちの住む所を建てているのでもうすぐ完成します。ポーション作りをしながらでも建てられるので良いですか」
「分かった。東北の森にはモンスターが多いので私も付いて行こう」
1週間は住む城を建てて今日はラリアと一緒に東北の森に薬草を取りに出かけました。
森に着くと森はなだらかな斜面に大木が生い茂り、木漏れ日が差し込んで綺麗でモンスターがいるのが信じられないくらいです。
アルバートとバスクの騎士隊に守られて、ラリアに薬草の特徴を聞きながら薬草を探し始めたのですが、ラリアは持って来た籠に次々に薬草を入れているのに、私はどれが薬草か分からずにいたのです。
こんな時にこそ神の目の鑑定魔法を思い出して探し始めると、タンポポに似た植物は怪我に効く薬草で苔は解毒に聞く薬草、シダに似たのは精神安定に役立つ薬草と分かりました。
私が次々に取った薬草を空間カバンに入れると、ラリアが驚き。
「オリビア様は空間カバンを持っているのですか? それにしても初めてなのに良くそんなに多くの薬草を取れるわね」
鑑定魔法は教会の司祭長しか使えないので胡麻化して。
「空間カバンは祖母の遺品なのよ。薬草はラリアの教え方が上手なので直ぐに分かったわ」
「でも私が教えていない薬草も取っていますが何故分かるのですか」
ヤバい!
「か、感よ」
「フ~ン、そうなのですか」
フゥー、何とか誤魔化せたわ。
1時間も過ぎると初めて見る体長1mくらいのツノを持ったウサギが出て来たので可愛いので撫でようとするとアルバートが。
「触るな! そいつは獰猛なツノウサギの魔獣だ」
私が魔獣と聞いて驚いていると、ツノウサギが猛然とツノを突き刺そうとして向かって来たのです。
側にいたバスクが私の前に立ち剣で首を切り落として。
「小さく可愛と思ってはいけません。此れでも狂暴な魔獣なのですよ」
「すみませんでした。これからは気を付けます」
アルバートが駆けつけて来て。
「バスクがいたから良いが注意しなさい」
「はい、注意します」
私は魔獣が小さく可愛いので油断していたので2人に叱られて小さくても魔獣は怖いと認識したのです。
薬草は3時間もすると魔獣も出ず沢山取れたので帰りましたが、良い勉強になりました。
1週間の内5日は城作りをして1日はポーション作りを習い、1日は休み、住まいの城は1カ月で完成したので、城の隣の空き地に治療院を建てました。
街も完成して住民たちは引っ越しを始めています。
あなたにおすすめの小説
夫に欠陥品と吐き捨てられた妃は、魔法使いの手を取るか?
里見
恋愛
リュシアーナは、公爵家の生まれで、容姿は清楚で美しく、所作も惚れ惚れするほどだと評判の妃だ。ただ、彼女が第一皇子に嫁いでから三年が経とうとしていたが、子どもはまだできなかった。
そんな時、夫は陰でこう言った。
「完璧な妻だと思ったのに、肝心なところが欠陥とは」
立ち聞きしてしまい、失望するリュシアーナ。そんな彼女の前に教え子だった魔法使いが現れた。そして、魔法使いは、手を差し出して、提案する。リュシアーナの願いを叶える手伝いをするとーー。
リュシアーナは、自身を子を産む道具のように扱う夫とその周囲を利用してのしあがることを決意し、その手をとる。様々な思惑が交錯する中、彼女と魔法使いは策謀を巡らして、次々と世論を操っていく。
男尊女卑の帝国の中で、リュシアーナは願いを叶えることができるのか、魔法使いは本当に味方なのか……。成り上がりを目論むリュシアーナの陰謀が幕を開ける。
***************************
本編完結済み。番外編を不定期更新中。
ようやく自由にしてくださって感謝いたします
一ノ瀬和葉
恋愛
華やかな舞踏会の夜、突然告げられた婚約破棄。
誰もが涙と屈辱を予想する中、令嬢の唇からこぼれたのは――思いがけない一言だった。
その瞬間から、運命は静かに、しかし決定的に動き出す。
※ご都合です、小説家になろう様でも投稿しています。
王子に婚約破棄されて国を追放「魔法が使えない女は必要ない!」彼女の隠された能力と本来の姿がわかり誰もが泣き叫ぶ。
佐藤 美奈
恋愛
クロエ・エルフェシウス公爵令嬢とガブリエル・フォートグランデ王太子殿下は婚約が内定する。まだ公の場で発表してないだけで、王家と公爵家の間で約束を取り交わしていた。
だが帝立魔法学園の創立記念パーティーで婚約破棄を宣言されてしまった。ガブリエルは魔法の才能がある幼馴染のアンジェリカ男爵令嬢を溺愛して結婚を決めたのです。
その理由は、ディオール帝国は魔法至上主義で魔法帝国と称される。クロエは魔法が一番大切な国で一人だけ魔法が全然使えない女性だった。
クロエは魔法が使えないことに、特に気にしていませんでしたが、日常的に家族から無能と言われて、赤の他人までに冷たい目で見られてしまう。
ところがクロエは魔法帝国に、なくてはならない女性でした。絶対に必要な隠された能力を持っていた。彼女の真の姿が明らかになると、誰もが彼女に泣いて謝罪を繰り返し助けてと悲鳴を上げ続けた。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
今、私は幸せなの。ほっといて
青葉めいこ
ファンタジー
王族特有の色彩を持たない無能な王子をサポートするために婚約した公爵令嬢の私。初対面から王子に悪態を吐かれていたので、いつか必ず婚約を破談にすると決意していた。
卒業式のパーティーで、ある告白(告発?)をし、望み通り婚約は破談となり修道女になった。
そんな私の元に、元婚約者やら弟やらが訪ねてくる。
「今、私は幸せなの。ほっといて」
小説家になろうにも投稿しています。
「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
【完結】冷遇され続けた私、悪魔公爵と結婚して社交界の花形になりました~妹と継母の陰謀は全てお見通しです~
夢喰るか
恋愛
名門貴族フォンティーヌ家の長女エリアナは、継母と美しい義妹リリアーナに虐げられ、自分の価値を見失っていた。ある日、「悪魔公爵」と恐れられるアレクシス・ヴァルモントとの縁談が持ち込まれる。厄介者を押し付けたい家族の思惑により、エリアナは北の城へ嫁ぐことに。
灰色だった薔薇が、愛によって真紅に咲く物語。
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。