拝啓。私を追い出した皆様へ! 化け物と噂の辺境伯に嫁がされましたが噂と違い素敵な旦那様と幸せに暮らしています。

ハーフのクロエ

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第18話、最終話



 新しい街が完成して住民たちの引っ越しも始まり完成した新しい街を見た住民たちは。

「綺麗な街、おとぎの国みたい、坂が無くて歩きやすい」

 お年寄りは以前の 街は急な坂道ばかりで出歩けなく、新しい街は坂道もなく散歩も出来るなどと感想を言って喜んでいました。

 私たちの引っ越しは使用人たちに空間カバンを貸して荷物は空間カバンに入れて運びましたが、館にあった物が全部入ったのには驚きました。

 でも、荷物の整理は大変で使用人と私とアルバートも総出で整理しましたが、1週間もかかり、エレンなどはギックリ腰になり1週間は寝込んだ程です。


 それから2週間もすると住民たちの引っ越しも終わり、住民の代表だと言う2人がアルバートを訪ねて来て何か話していました。

 私がリビングで紅茶を飲んでいると住民の代表が私に新しい街を作ってくれてありがとうと言って帰りました。

 帰るとアルバートが来て私が。

「何か問題が起きたのですか? 」

「先ほど来た住民の代表が新しい街が出来たのを祝ってお祭りをしたいと言って来たので許可をした」

 この世界のお祭りは初めてなので。

「お祭りですか。楽しそうですね。どんなことをするのですか? 」

「色んな店が出て踊りなどを披露するのが普通だ」

 前世のお祭りを思い出し、ダンジリや神輿があったら良いのにと思い。

「私もお祭りに参加しても良いのですか」

「勿論良いよ。皆も喜ぶだろう」

「祭りは何時するのですか? 」

「1カ月後にするそうだ」

 1カ月後なら神輿もダンジリも作れるのでどちらか作ろうと思って最初なので作るのが簡単な神輿を作る事にしました。

 神輿は大人用2台、子供用の小さな神輿2台を作る事にして図面を書いていると、今は少し大きくなった聖獣フェンリルのリオンが私にまつわり付いていたずらをしているので。


「リオン、図面が書けないでしょう。いたずらは止めなさい」

「最近は遊んでくれないので寂しいよ」

 そう言えば街つくりや王都に行ったりでリオンを構ってあげていないので。

「リオン、散歩に行こうか」

「やったー! 嬉しい」

 外に出て見ると新しい館は高台に建てたので街が一望でき、遠くには海も見えて前世の姫路城を真似て建てたので白壁の綺麗な城です。

 前には人工の周囲が2kmくらいの湖があるので湖を一周出来る散歩道をリオンと散歩して帰ると、馬車が着き、グレース王太后様が来ていたので私がビックリしているとアルバートも駆け付けて来て。

「グレース様、知らせもなく来て何があったのですか?」

「何もないがこの街が新しい街になったので見に来ただけじゃ。それにしても綺麗な街になっているので驚いたわい」

 その晩は長旅で疲れているのでグレース様は早くお休みになり、次の日に街を案内しました。

 街を案内しながら話を聞きましたが、王族を追放されたブレンド王太子とキャシーはその後、辺境の男爵として暮らしていたが、キャシーは贅沢な暮らしに慣れていたので貧乏な暮らしが嫌になり、逃げ出して近くの街の娼館に娼婦として働いているとのことだった。

 身から出た錆とは言え娼婦になっていると聞いて哀れになりました。

 新しい街になったお祝いのお祭り迄グレース様は滞在して、子供がお神輿を担ぎ街を練り歩く姿に歓声を上げ、夜店では買い食いをして楽しんで帰りは私が移転魔法で王宮まで送りました。


 祭りも終わり私は医療院でポーション作りと治癒魔法で患者を治す毎日を送っています。

 そんなある日に、とうとうサブリ帝国が大陸の制覇にのりだし我が国に宣戦布告をして来たのです。

 最前線にあるシェバ辺境伯領の領主であるアルバートは全軍を引き連れて私の作った要塞に出陣して行きました。

 私は以前から考えていたこの世界で最強のモンスターを召喚して使い魔にしようとして、今は大きくなった聖獣フェンリルのリオンに。

「リオンこの世界で最強のモンスターを召喚して戦争を止めようと思うの。どんなモンスターを召喚すれば良いと思う」

「それならドラゴンが良いよ。ドラゴンの中でも最強は黒のドラゴンで、そのドラゴンなら一回のブレスで10万の兵士を焼き殺せるよ」

「凄いわね。でも兵士を殺さないで降伏させる事も出来るでしょう」

「うん。使い魔に出来れば命令には従うので出来ると思うよ」

「召喚に失敗したならどうなるの? 」

「ドラゴンを使い魔にした人はいないので僕にも分からないけれど、黒のドラゴンはこの世界の守り神だから殺しはしないと思うよ。神獣の僕もいるから大丈夫です」

 私は街から離れた海の近くに空間移転して、黒のドラゴンを召喚出来るように念じると。

 空から体長が30mもある黒いドラゴンが現れ私の前に降りて来て。

「我を呼んだのはお前か。人間の分際で我を呼ぶとは良い度胸だな」

「はい、呼んだのは私です。お願いですから私の使い魔に成って戦争を止めさせて下さい」

「ほう、面白い。この世界を征服するため我を使い魔にしょうとした馬鹿な人間はいて焼き殺したが、戦争を止めさす為に呼ばれたのは初めてだ。お前の清い心と優しさに免じて使い魔になろう」

「ありがとうございます」

「それでは、お前の名から二文字を使って名前を付けて魔力をくれるか」

 私はオリビアと言いますのでビックアソンはいかがでしょうか」

「ビックアソンか。良い名だ。では我の身体に魔力を流しなさい」

 私がドラゴンの身体に触り魔力を流すと、黄色い光に包まれて消えると、ビックアソンが、人間の武人の姿になり。

「これで契約が整った。これからは我がオリビア様の使い魔に成って命令には服従する事を誓おう」

 私はそのままアルバートのいる陣地に移転して行くとアルバートが驚き。

「オリビアどうしたのだ。もうすぐサブリ帝国軍との戦いが始まるのに帰りなさい。ん? 隣にいる武人は何者だ」

 私が訳を話して使い魔のドラゴンだと言うと。

「本当か? 信じられん! 」
 
 私は防御壁の上に行き人化を解き、黒のドラゴンの姿になったビックアソンの背中に乗ると、アルバートと兵士たちが驚いているのを構わず大空に舞い上がり。

 サブリ帝国軍の上空に行くと、突然現れたドラゴンに恐怖に慄いている帝国軍に向かって魔法で声を大きくして帝国軍の皆に聞こえるように。

「サブリ帝国に次ぐ、即時降伏しなければドラゴンのブレスで全員を焼き殺すが良いか。降伏の印に武器を捨て帝国に帰り、我が国からの使者を待ちなさい。」

 ビックアソンが脅しの為に空に向かってブレスを放つと、サブリ帝国軍は我先に武器を捨てて退却をしている。

 私が陣地に帰ると見ていた兵士たちが歓声を上げて出迎えアルバートが。

「まさか戦争を止めるとは思わなかった。後の事は任せてくれ」

 私は戦争を止めたのが嘘みたいで、何かいたずらをしたような気がしていました。


 その後、サブリ帝国は正式に無条件降伏して、グレナダ王国の管理下に置かれ、奴隷を開放して平和な国になりました。

 私はその後、男の子2人と女の子1人に恵まれ優しい旦那様に愛されて幸せに暮らしています。

完結

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