夜に散る純花

花梨姫子

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真実の深淵へ①

美津子は震える指でルージュを塗り直した。
深い赤が唇に艶やかな輝きを添える。
心臓がドキドキと締め付けられるような感覚に襲われ、香織の軽い言葉――「キャバクラと大差ないよ!」――が、胸の奥で薄いベールのように揺れていた。

美津子は、静かに事務所のドアをノックした。
中から桜井の「どうぞ」という声が聞こえ、美津子はゆっくりと中へ戻る。
ワイシャツのボタンは、胸のふくらみを押し上げていて、今にも弾け飛びそうに見えた。
タイトなスカートが、歩くたびにヒップの柔らかい曲線をこれ見よがしに際立たせる。
蛍光灯の光は、美津子の全身を怪しく照らし出していた。

「ミナミさん、準備できました?」
控室のソファに座る桜井が、手元の書類からゆっくりと顔を上げた。

「おっ、いい感じじゃないですか。人妻OLって感じで、お客さん、絶対喜びますって。ちょっと話したいことあるんで、そこに座ってください」
桜井のそんな言葉が、部屋に響いた。

美津子は、言われるがまま、おずおずとソファに腰を下ろした。

ワイシャツが汗で肌に吸い付き、豊かな谷間には濡れた輝きが宿る。
照明が、むっちりとした美津子の曲線をねっとりと照らし、そのシルエットを際立たせる。
桜井は書類を手にしながら、薄く笑みを浮かべ、その目をいやらしく細めた。

「SNSにプロフィールを載せるんで、ミナミさんの身長、スリーサイズ、それと年齢を教えてもらえますか? あと、源氏名、どうします?何か希望とかあります?」

美津子は、目を大きく見開いた。
頬が、カッと熱くなるのがわかった。
「え……今日だけなのに、ネットにあげるんですか?」
美津子の声は、驚きで上ずり、震える指が、ワイシャツの胸元をぎゅっと握りしめていた。

ワイシャツに締め付けられた豊かな胸元。
その首筋を、汗がスーッと滑り落ちていく。
胸には、恥ずかしさの波がぐっと押し寄せた。

桜井は肩をすくめ、余裕たっぷりの笑みを浮かべた。
「一日だけの体験入店でも、簡単なプロフィールはSNSに載せることになってるんですよ。顔は出さないから、心配しないでくださいね。ほら、教えてくださいよ」
彼の声は明るかったが、その中には、美津子を従わせようとするような、不思議な力がこもっていた。

美津子は唇を噛んで、震えるような吐息を漏らした。
「……身長は154センチくらい……バストは……100センチくらいです……」
その声は、恥ずかしさで小さく震えていて、胸のサイズも、思わず控えめに答えてしまっていた。

美津子は居心地悪げに身をよじると、ワイシャツの豊かな胸元がきつく締め付けられ、布地が張って胸の膨らみを際立たせた。
桜井は、その様子をじっと見ながら、目を細めて、フッと軽く笑った。

「バスト100センチ、すごいじゃないですか。で、何カップなんですか?」
桜井の視線が、ワイシャツの膨らんだ曲線にねっとりと這う。
美津子の頬は、さらに熱くなった。

「……Hカップです……」
美津子は、恥ずかしそうに目を伏せた。
実際のカップ数はKなのに、わざと小さめに答えた声は、ほとんど聞き取れないほどに小さかった。
桜井はそれを見て、ニヤリと口の端を上げた。

「Hカップ? おお、お客さん、絶対喜びますよ! ……でも、なんだかもっとありそうだけど……、バスト、もっとあるでしょう?」
桜井にそう言われて、美津子の心臓はドキリと跳ね上がった。
美津子は何も言えず、ただ視線をそらすことしかできなかった。
そんな美津子を見て、桜井は「まあ、いいか」とでも言うように、小さく笑った。
さらにウエストとヒップを聞かれて、美津子は言葉に詰まってしまう。
「ウエストは……75センチくらい……ヒップは……100センチくらい……」
最近、測っていない不安もあったが、何よりこの太めのウエストと、ふくよかすぎるヒップのサイズを口にするのが、恥ずかしくてたまらなかった。
美津子は恐る恐る、ほとんど聞き取れないような小さな声で答えた。

年齢を聞かれた瞬間、美津子の胸はぎゅっと締め付けられた。
「年齢……35歳です……」
そう答えた美津子の声は、羞恥で震えていた。
自分の価値を、まるで査定されるかのように感じて、たまらなく惨めな気持ちになった。

書類にメモを取りながら、桜井は穏やかな笑顔を見せた。
「うちは人妻サロンなんで、いわゆる人妻っぽい、大人の女性がコンセプトなんでね、年齢は気にしなくていいですよ。お客さんも、大人の女性ならではの癒しを求めて来る人が多いんですよ」
そう言われた瞬間、「人妻」という言葉が、美津子の胸にグサリと突き刺さる。
そのコンセプトが悠一への裏切りのように感じられ、ズキズキと胸を締め付けた。

そして、震えるような吐息が、思わず漏れてしまう。
次に源氏名を聞かれて、美津子は一瞬、言葉に詰まってしまった。

「源氏名……何か……」
美津子の頭に、ふと、『月夜の華』での源氏名『ミナミ』が浮かんだ。
その響きを少し変えて、「……『ミナ』でいいですか?」
そう口にした瞬間、彼女の中に、『美津子』でも『ミナミ』でもない、新たな自分が生まれるような、奇妙な感覚が駆け巡った。

桜井はペンを素早く走らせ、満足げに頷いた。
「ミナ、いいですね。色っぽいし、きっとお客さんにも人気が出ますよ」
彼はそう言い、書類を軽くポンと叩くと、独り言のように何かを呟いた。

「ウエストは68センチくらいでいいか、バストは……105のJカップでもいけるんじゃないか、歳は……30でいこう、うん」
桜井が勝手に呟く言葉が、美津子の耳に届くたび、彼女の心はひどく動揺し、胸が締め付けられるようだった。
美津子は、震える手でワイシャツの胸元を必死に覆い隠した。

桜井は書類を持ったまま、フッと軽く笑った。
「じゃあ、これでプロフィール作っときますね。ミナさん、もう準備はバッチリですね」
彼の視線は、再び美津子のワイシャツの胸へと、執拗に這い上がっていく。
蛍光灯の冷たい光が、美津子の身体の曲線すべてを、淫靡に妖しく照らし出した。

「コンコン」と軽くノックの音が響いた。
「どうぞ」という桜井の返事に、すっと滑り込んできた女性がいた。
「店長、お呼びですか?」
「ああ、麗華か。ちょうど良かった」
20代後半に見える彼女は、肩までの金髪ショートカット。
白いワイシャツが華奢な胸をそっと包み、膝丈の黒いスカートが細い脚を彩っていた。

「うわ……! ホントに!? なに、そのすごい胸は……! ワイシャツが今にもはち切れそうだね。いやー、見とれちゃうなぁ。私、胸ないから、ちょっとだけ嫉妬しちゃうかも!」
気さくで親しみやすい声だったが、軽い冗談の裏で、美津子の胸を見つめる視線は熱を帯び、好奇心の色が浮かんでいた。

麗華はソファの端に腰を下ろすと、長い脚を組み、甘い香水の匂いを部屋いっぱいに広げた。
「緊張してる? 大丈夫だよ、すぐ慣れるから。お客さんとおしゃべりして、軽く楽しませてあげるだけでいいんだよ」
麗華が美津子に微笑みかける間も、桜井は書類から目を離さない。
そんな部屋には、甘さと緊張が混じり合った空気が流れていた。

白いワイシャツは麗華の華奢な胸をくっきりと見せ、黒いスカートが細い脚をどこか妖しく際立たせていた。
桜井は手元の書類から視線を上げると、小さく笑みをこぼして言った。

「この子がミナさん。今日、体験で来てるんだけど、ピンサロのこと何も知らないみたいだから、麗華さん、サービスの説明してあげて」
桜井の言葉に、麗華はくすっと小さく笑ってから、軽く頷いた。
「オッケー、任せて! ミナさん、じゃあ教えてあげるね」
その声はハスキーで低く、艶を帯びながらも、どこか親しみやすい響きで美津子の心を惹きつけていた。

美津子の心臓は、まるで鷲掴みにされたかのように締め付けられた。
「サービス……私、一体何をすることになるんでしょう……? 香織さんが、キャバクラと大差ないって言ってたんですけど……」
美津子の声は、恐怖に上ずり、震える両手をそっと胸元に当てて、自分を落ち着かせようとした。

「香織?」
麗華は軽く目を見開き、桜井に視線を向けた。
桜井はフッと笑って、「ああ、雫(しずく)のことだよ」と補足した。
麗華は「あー、雫さんのことか。ミナさん、雫さんの知り合いなの? 彼女元気してる? 最近こっちに全然入ってないから会う機会無くて」と続けた。
美津子は麗華の言葉を聞きながら、香織はここで雫という源氏名を使っているらしいと理解した。
麗華のその軽い口調が、香織との繋がりをほんのり響かせ、美津子の胸に小さな安心と、ざわつくような不安を同時に織り交ぜた。

麗華は、組んでいた脚をゆっくりと組み直した。
「うーん、雫さんの言う通り、キャバクラとちょっと似てる面もあるにはあるんだけど、それにしても『大差ない』ってのは、ちょっと違うかな……決定的に違うのはね、ブースの中で客とサシになること。そこでお互い触り合ったり、キスしたりして、濃厚にイチャイチャしながら最高にドキドキさせて、最終的にはとろけるような快感を与えてあげるって感じかな。薄暗いブースでさ、ムードで流せばいいよ。ミナさんのその身体、お客さんにはたまらないって!」
麗華の視線が美津子の豊かな胸元に吸い寄せられ、その艶っぽい笑みは美津子の羞恥心を容赦なく刺激した。

美津子は大きく目を見開いた。
「キスして……イチャイチャして、気持ちよくさせるって……?」
美津子の声は震えた。
麗華の言葉は、美津子の頭の中で意味をなさず、ただ困惑だけが広がった。
そして、麗華の何を考えているか分からない笑みが、美津子の不安を一層大きくした。

桜井はそんな美津子を一瞥し、麗華に向かって言った。
「ミナさん、本当にピンサロのこと何も知らないみたいだから、もっと具体的に説明してあげてくれる?」
麗華は目を見開いて、少し驚いたような顔で美津子を見た。

「え……ホントに何も知らないんだ……」
麗華は美津子の顔をまじまじと見つめてから、一つため息をついた。
「うーん、どこから話せばいいかな……。まあ、さっきも言ったけど、キャバクラと違って、ブースっていう半個室みたいなところで、お客さんと二人きりになるの。で、そこで何をするかっていうと……」

麗華は少し言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めた。
「基本は、お客さんを気持ちよくさせてあげること。ね? 大切なのは、お客さんが『最高に楽しかった』って思って帰ってくれることなんだから。具体的にはね、お客さんが希望するサービスをしてあげるって感じかな。例えば、キスはもちろん、お互いの身体を直接触り合ったり、触らせてあげたり、下を触らせてあげることもあるよ。そう、肌と肌が触れ合うサービスね。本番以外のことは大体やるって思ってくれればいいかな。そして、最終的にはお客さんにフェラしてあげて、気持ちよくフィニッシュさせてあげるの。お客さんがゾクゾクするような、そういうイチャイチャ系のサービスがメインになるかな」

麗華は笑顔を見せたが、その言葉の内容は美津子にとってあまりにも衝撃的だった。
彼女の言葉は、まるで氷の刃となって美津子の胸に突き刺さった。
耳慣れない、しかし聞けば聞くほど明確な言葉の羅列が、美津子の脳内で現実として再構築されていく。
キス、触り合い、触らせる、下を触らせる、そして――フェラ。

美津子の顔から血の気が引いていくのが分かった。
頭の中で、それまで漠然としていた「仕事」の内容が、鮮明な、そして生々しい映像として浮かび上がる。
夫である悠一以外の男性と、そんな行為をするなど、また、夫である悠一にすらしたことがない行為を、見知らぬ男にするなど、考えたこともなかった。
心臓が早鐘のように鳴り、全身の血が逆流するような感覚に襲われる。

口から言葉が出なかった。
ただ、目の前の麗華が何を言っているのか、理解することすら拒否したくなるような、とてつもない嫌悪感と恐怖が込み上げてきた。
この場所で、自分は一体何をしようとしていたのか。
その事実が、美津子の身体を内側から蝕んでいくようだった。

麗華はそんな美津子の様子を気にする風もなく続けた。

「ブースの中は薄暗いし、音楽が大音量でかかってるから、周りの目は気にならないよ。お客さんはそういう行為を求めて来てるんだから、あんたがちょっと恥ずかしがってても、それがまた新鮮で可愛いって思われるだけ。素人っぽいところが、かえって魅力になることもあるからね。最初のうちは緊張するだろうけど、お客さんの顔を見ずに、雰囲気に合わせて流されていれば大丈夫。お客さんも、新人さんは慣れてないからって優しくしてくれる人が多いから、そこは安心して」

麗華はさらに付け加えた。
「あとね、この仕事は演技も大事。別に本当に好きじゃなくてもいいんだよ。お客さんが喜ぶ顔を見たら、こっちも楽しくなってくるから。女優になったつもりで、お客さんを最高の気分にしてあげるの。ミナさん、スタイルもいいし、胸もすごいから、お客さんにはたまらないと思うよ。頑張れば、すぐに人気キャストになれるから」

麗華は最後に美津子の肩をポンと叩いた。
その言葉は励ましのように聞こえたが、美津子の心には鉛のような重さがのしかかった。

美津子の脳裏には、先ほどまで麗華が淀みなく語った「サービス」の数々が、忌まわしい映像となって焼き付いていた。
見知らぬ男の生唾が絡むキス、見知らぬ男の脂ぎった手が這いずり回る愛撫、そして、夫にすらしたことのない、男のものを口に咥える行為を想像しただけで吐き気がこみ上げる。
口に咥えた男のものが硬く脈打ち、熱いものが流れ込む――その生々しい光景が、まるで泥のように絡みつき、美津子の思考を鈍らせる。
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