夜に散る純花

花梨姫子

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聖域の蹂躙

4番のフラットシートに、清潔感のある若い男が、いかにも軽やかに寝転がっていた。
糊の効いた白いカジュアルシャツに、きちんと分けられた短髪。
そのあまりの爽やかさに、カビと汗の匂いが染み込んだ薄暗いブースの現実と、男がまとう清潔感の間に違和感を覚えた。
こんな「普通」の、モテそうな爽やかな人間も、この場所に足を踏み入れるのか、と。

照明が、男の爽やかな笑顔に柔らかく当たり、どこか場違いなほど明るい雰囲気を醸し出していた。
開いた襟元からは少し肌が覗き、微かに汗で光っているのが見えた。

ほのかなシトラスのコロンの香りが、淀んだ空気をフワッと軽く揺らした。
「ミナちゃん? よろしくね。いい感じだね、楽しみだよ」
男の飾らない声に、美津子の肩からほんの一瞬、フッと力が抜けるのを感じた。

その笑顔が、悠一の、あの軽快な表情にどこか似ていた。
美津子が目の前の「仕事」に集中するために、意識的に遠ざけていたはずの夫・悠一の存在を、容赦なく呼び覚まされる。
彼女の心をズキッと鋭くえぐったが、すぐにその思考を意識の奥底へと追いやった。
悠一のことを考えていては、この「仕事」はできない。
「は、はい……よろしくお願いします……」
美津子の声は震えた。

美津子がシートに正座して膝に置いた手は、汗で濡れ、ぐっしょりとしていた。
男の視線は、ワイシャツ越しに美津子の豊かな胸の膨らみにスーッと吸い寄せられるように落ちていく。
その視線は露骨ではあったが、仕事への嫌悪感とは裏腹に、悠一の面影を感じさせる彼の爽やかさに、美津子の心に広がる嫌悪感は微かに薄らいでいた。
女としての感情が、わずかに顔を覗かせた瞬間だった。

その爽やかな笑顔が照明に柔らかく映り、昼間のカフェにいるような穏やかな雰囲気を、ブースに一瞬だけ作り出した。
フラットシートの革が小さく軋むたび、微かに汗とコロンの混じった香りが、どこか甘く、美津子の心をわずかに惑わせるように空気を揺らしていた。

男が体を起こすと、シトラスの香りが美津子の鼻をクンと刺激した。
「新人さんだろ? 店のSNSで見たよ、Jカップだって? 俺、爆乳好きだから飛んできたんだ。リラックスしてよ、優しくするからさ」
その言葉は軽やかに聞こえる。
「……こういうタイプの顔は、みんな大きい胸が好きなの?」
一瞬、悠一の面影と重ねてしまうが、すぐに目の前の男には、悠一が持つ優しい眼差しがないことに気づく。
遊び慣れた余裕と、獲物を前にした獣のような欲望のみがじわりと滲んでいることに、先ほど薄らいでいた嫌悪感が、再び美津子の胸に呼び起こされた。

美津子の豊かな胸に向けられた生々しい視線が、彼女の羞恥心を際限なく刺激する。
そのせいで、美津子の視界はぐらぐらと揺れた。

麗華の「割り切らないと、潰れるよ」という忠告が、美津子の思考に繰り返し突き刺さる。
「私が……悠一以外で……また、こんなことを……」
美津子の唇が、細かく震えた。

考えないようにしていた悠一のことが頭をよぎるたび、美津子はその思考を無理やり押し戻した。
これは「仕事」なのだ。
深呼吸を一つ。
大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
すでに数人をこなした。
この客も、満足させなければならない。
それが、私の「仕事」だから。
美津子はそう自分に言い聞かせ、義務感からくる冷静さを少し取り戻した。

胃の底から込み上げてくるものを必死に堪え、美津子は唇をギュッと噛んだ。
これから始まる「仕事」に、覚悟を決めるように。
男が膝立ちになると、いきなり乱暴に美津子の髪を掴み、その顔をグッと引き寄せた。

美津子の目が恐怖に凍りついた刹那、男の唇が、美津子の唇に有無を言わさず押し付けられた。
荒々しく、歯が当たるほどの激しいキスが、美津子の心を黒い大きな波で押し潰していく。

「悠一以外の……こんなキス……」
美津子の胸に裏切りの気持ちが燃えるように焼きつき、目にじわりと涙が滲んだ。
今まで無理にでも思考の隅に追いやっていたはずの悠一が、この男の見た目が持つどこか似た雰囲気と、荒々しい男のキスによって、止めようもなく脳裏に蘇る。
悠一の荒々しさには常に深い愛情と優しさが込められていたが、この男の唇からは、ただ貪るような欲望しか感じられず、美津子に嫌悪感を募らせた。
男の唾液が、粘つくように美津子の唇に絡んだ。

「んぐっ……、んん……、んぶっ……」
美津子は、完全に塞がれた口の奥から、押し殺され、息が詰まるような、堪えきれない苦しそうな喘ぎ声を漏らした。
シトラスと混じり合う熱が、美津子の意識を混濁させる。
男の唇が離れた途端、その手は素早く美津子の豊かに膨らんだワイシャツの胸を鷲掴みにした。

美津子は息を呑んだ。
胸を鷲掴みにする手の圧力と、布越しに伝わる男の熱が、いやらしいほど肌に貼りつく。
屈辱に「ひっ」と小さな悲鳴が漏れたが、身体は硬直したまま、微動だにできなかった。

「ミナちゃん、おっぱい見せてよ」
その口調はあくまで軽やかだが、隠しきれない荒々しい欲望が露骨にこぼれ落ちていた。
美津子の心臓は大きく、不穏にドクンと脈打った。

震える指がワイシャツのボタンに触れる。
美津子は一つ残らずボタンを外し、ふっくらとした肩から肘あたりまで、生地を艶やかにずり下げた。
透けるような薄布の奥で、ブラのホックをゆっくりと解く。

レースのブラがスルリと滑り落ちると、大きく開かれたワイシャツの隙間から、張りのある豊かな乳房がちらちらと露わになり、照明の光を妖しく吸い込んで煌めいた。

「すっげえ……こんなデカパイ、初めて見たよ」
男の声が低く響き、爽やかな笑顔の裏に、飢えた獣のような光が宿っていた。

美津子の心臓がドクンと嫌な音を立てて跳ねた。
その下品な言葉が、熱っぽい吐息と共に耳たぶを打ち、全身の毛穴がぞわっと粟立つような悪寒が走った。

男は美津子の背後に回り込むと、座っている美津子の身体を自分の方へと引き寄せた。
美津子の半身は男の腕の中に預けられるような形になる。
男は片腕で美津子の後頭部を支えるようにそっと傾け、顔を胸元に埋めるような体勢になった。

男の唇が、とろけるような胸の膨らみに、有無を言わさず襲いかかってきた。
歯を立てて、敏感な乳首をねちっこく吸い上げると、乱暴な舌がその先端を執拗に転がした。

鋭い刺激と、じっとりとした湿った熱が、稲妻のように美津子の肌を貫いた。
美津子は、その屈辱と刺激に耐えかねて「ああっ……!」と、喉の奥から絞り出すような叫びにも似た喘ぎ声を上げた。

悠一の笑顔が、裏切りを嘲笑うみたいに、頭の中でグラグラと揺れた。
その刹那、男の口が片方の乳房を貪りながら、空いた指がもう片方の乳首を強くつまみ、グイッと乱暴に引っ張るように責め立ててきた。

美津子の両乳首は、口と指から同時に襲いかかる激しい痛みにビクンと大きく震え、息が「ひっ」と喉の奥で詰まった。
視界の端が白く霞み、羞恥と絶望が津波のように押し寄せた。

自分の意に反して硬くなった乳首の先端が、なんだか背徳的なズキズキとした疼きを呼び起こした。
その疼きが全身に広がり、美津子の意識は熱に溶けていくかのように曖昧になる。
男の手がスカートの中にスーッと滑り込んできた。

太ももをまさぐる手が、そのまま吸い付くようにデリケートな秘部へと忍び寄る。
美津子の身体は、拒絶するようにガチッと硬直した。
その指先が薄い布越しに秘められた熱に触れた瞬間、美津子は「ひっ……!」と息を呑むような微かな声を上げた。

美津子は軽く手を振り払った。

「だ、ダメッ……んんっ……!」
喉の奥から漏れるような声は、震えながらもどこか甘く、乳首を責める男の動きに呼応するかのように響いた。
男は愉しむように薄く笑った。

「あー、下はダメだったんだっけ?」
その声は軽やかだが、乳首へのねちっこい責めは、その言葉を嘲笑うかのように止まらなかった。

美津子の心には、下半身に迫る男の存在が、鉛のような重い恐怖となってズキズキと蝕み、内側から焼き尽くすような絶望が押し寄せた。
熱い涙が、じんわりと目尻に滲んでいった。

男の荒い吐息が胸に熱く当たり、フラットシートの革に沈み込む美津子の膝が、小さく軋む音が聞こえた。
「ミナちゃん、そろそろしゃぶってよ」
男の声は、品性を欠いた欲望がドロリと滲み出し、次に何をさせたいのかを明確に突きつける響きを持っていた。

美津子の心臓が凍りついた。

美津子は身を起こそうとフラットシートに手をついた。
否応なく震える指は男のベルトに触れ、金属のバックルが、美津子の指先に冷たく、その冷たさが痛みを刻むように感じられた。

美津子の視線の先で、男のそれがグッと膨張し、威圧的な存在感を放っていた。
その赤黒く脈打つ肉塊に、美津子の胃の奥が嫌悪でひゅっと縮んだ。
フラットシートに膝をついて、男の股間に顔を近づけた美津子の吐息が、革の表面をじっとりと湿らせた。
美津子の震える唇が、ためらいながら男の熱に触れた。

柔らかな唇が、硬く熱を帯びて脈打つ先端を、怯えるようにそっと包み込んだ。
不本意な行為に、舌がその熱に触れ、不器用に絡みついた。

生々しい熱と、鉄っぽい味が混じり合って、吐き気が込み上げる一方で、不本意な刺激による禁断のズキズキとした疼きが、美津子の身体を内側から焼き尽くすように駆け巡った。
美津子の唇は湿り、抑えきれないように震えた。

舌がためらいがちに這うたび、男の脈動が口の中に重く広がった。
男はシートに仰向けのまま、空いた指で美津子の乳首をねちっこくつまみ、容赦なく強く引っ張った。
美津子の体はビクリと大きく跳ね、口の中に男のそれが収まったまま、「んんっ……!」と、押し殺したような苦しげな喘ぎが喉の奥から漏れた。
口の中に広がる熱と、乳首を貫く痛みの両方が、美津子の意識を激しく揺さぶった。

鋭い刺激が全身をグンと貫き、硬くなった乳首が熱くズキズキと疼いた。
自分の意志とは裏腹に、混乱を煽るような刺激が身体を駆け巡り、意識を乗っ取られるかのようだった。

「んぐぅうううっ……っぁ……!」

全身の力が抜け落ち、意識の淵で悠一の顔が歪む。

美津子の吐息が詰まり、フェラの動きが心臓を直接揺さぶるかのように呼吸を乱した。
喉が締め付けられるたびに、美津子の意識は白く霞み、声にならない苦しい呻きが漏れた。
その刺激に、美津子の身体は「んんっ……!んぐぅううっ……!」とびくびくと痙攣し、口の中に熱く脈打つ存在が、さらに深く喉の奥へと押し付けられるような感覚に襲われた。

男の吐息が短く切れ切れになり、美津子の口内の濡れた擦れが、男の欲望をさらに煽った。
突然、男の手が美津子の頭に、無言の圧力をかけるように添えられた。
「んっ……んん……!」
美津子の身体は、その不穏な気配に、困惑と恐怖の混じった微かな喘ぎを漏らした。

次の瞬間、男は美津子の後頭部を容赦なく押しつけ、美津子の唇は抗う間もなく、怒張したペニスをその根元まで深く咥え込まされた。
美津子の喉奥は生理的な限界を超えて大きく広げられ、男の熱が粘りつくようにさらに深部へとねじ込まれた。
その異物感と生々しい感触が、美津子を襲う吐き気と恐怖を極限まで大爆発させた。
口いっぱいに広がるねっとりとした唾液と性液が混じり合い、粘つきながら喉を覆う。
そのおぞましい刺激の奥で、抗い難い生理的な震えが、美津子の全身を駆け巡り始めていた。

「うっ……、おえっ……、んぐっ……、ぐぅうう……っぁ……!」
美津子からは、えづきに近い、絞り出すような喘ぎが漏れた。
男は美津子の後頭部を上からがっちりと押さえつけ、その口内を支配する自身の熱に、全身を震わせるほどの歪んだ快感を覚えていた。
呼吸を奪われ、苦痛と嫌悪に顔を歪める美津子の姿が、男の支配欲をさらに煽り立てる。
美津子の唇から漏れる、苦痛に歪んだ喘ぎが、男の耳たぶを甘く刺激し、彼の欲望は底なしの淵へと沈んでいく。

美津子の口は大きく引き裂かれるように開いたまま、胃からこみ上げる吐き気に突き動かされた舌がだらりと垂れ、醜くも艶めかしい空間を晒す。
男の脈動が、触れ合うことのない唇をすり抜けた先の、その口内を直接支配し、肉をえぐるうに奥深くを荒々しく蹂躙した。

「もっと…深く、ほら!」

男の声が低く響くと同時に、その手が美津子の後頭部を掴み、問答無用で乱暴に押し込んだ。

「う、うぐっ……! おえぇ……っ! ん゛ん゛っ……!」
美津子の喉から、寸断されたような苦悶の喘ぎが、必死に空気を探すように漏れた。
彼女の眼はもはや虚ろに宙をさまよい、焦点は失われ、ただ底なしの恐怖と絶望の色だけが深く沈んでいた。
その瞳は、今にも決壊しそうなほど潤みきっていた。

濡れた擦れと熱の脈動が、低いパーテーションに閉じ込められて、美津子の意識をボヤッとさせた。

「や…やめて…!」

美津子の心が叫ぶ。
熱い涙が瞳の淵に膜を張り、今にも溢れ落ちそうだった。
「う、うぐ…っ…! くる…し…」

次の瞬間、パーテーションの向こうから、鋭く、そして有無を言わせぬ男の声が響き渡った。
「お客さん、乱暴な行為は禁止です」
感情を一切感じさせない、男性店員の抑揚のない声が、その場に張り詰めた空気を切り裂いた。

パーテーションの隙間から、男性店員が顔を出す。
その視線は感情を宿さず、ただ静かに、冷徹な視線を客の男へと投げかける。
美津子の後頭部を鷲掴みにしていた男の手から、フッと力が抜けた。

男は小さく舌打ちした。
「ちっ、わかったよ……」
不満げな声だった。
だが、店員の無言の圧力が込められた冷たい視線に抗えず、男は美津子の頭から手を、枷が外れるようにゆっくりと離した。

美津子の喉が解放される。
彼女は激しく咳き込み、肺が酸素を貪るように何度も空気を吸い込んだ。
その手は、無意識のうちにワイシャツの裾をギュッと握り潰していた。

美津子の視界の端で、涙と汗が混じり合った雫が、フラットシートの革にポタポタと落ちては、照明を反射して妖しく瞬いていた。
男性店員はチラッと美津子に一瞥を投げ、すぐにブースの前から姿を消した。

美津子の心臓はまだドクドクと激しく鳴っている。
その鼓動は、喉に残る異物感にねっとりと絡みつき、罪を告げる鐘の音のように響いて、美津子の意識を混濁させた。

美津子の全身を駆け巡るのは、これまでの行為とは一線を画す、言いようのない屈辱感だった。
それは単なる性的な接触ではない。
自身の最も内側、口という聖域を、明確な意志を持って汚されたという、あまりにも生々しい感覚だった。
口で咥えたというよりも、口の中全体が、男の異物によって蹂躏され、支配された。
その生の感触が、脳裏に焼き付いて離れない。

今まで経験してきたどの行為とも違う。
肉体が犯されただけでなく、心の奥底まで深く、深く穢されたような気分だった。
吐き気を催すほどの生理的な嫌悪が、口内に残る男の熱と共に、ベッタリと張り付いている。
この汚れた感覚は、二度と消えることはないだろう。
美津子は、自分が、もう以前の自分ではないと、深く理解していた。
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