異世界ファンタジーまとめ3【短編集】

テタの工房

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七聖女の刻印

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凍える風が、シラトネー山頂を吹き抜けた。七人の聖女たちは、風になびくマントを翻し、険しい岩肌に立ち尽くしていた。それぞれが、異様な輝きを放つ宝石を胸元に飾り、それは彼女たちの力、そして宿命を象徴していた。

リーゼは深呼吸をした。彼女の宝石、ルビーは、心臓のように鼓動しているように感じられた。今回の敵は、今までとは比べ物にならないほど強大だ。闇の軍勢は、複数の異次元から湧き出てくると、賢者たちは予測していた。七人は、それぞれの次元へと向かう。失敗は許されない。

「では、出発しましょう」

リーゼの声は、風にも負けず、凛々しく響いた。七人の聖女は、それぞれ異なる方向へと散っていった。リーゼは、北の次元、氷の魔境へと向かう。彼女の魔法は、炎を操る力。氷の魔境では、その真価を発揮できるかどうか、試されることになる。

氷の魔境は、想像を絶する寒さだった。息をするたびに、肺が凍りつきそうだった。リーゼは、魔法の炎で体を温めながら、進む。道は険しく、巨大な氷のモンスターが待ち構えていた。リーゼは、炎の剣を振り回し、モンスターたちを次々と倒していく。彼女の炎は、氷の魔境の中でも、力強く燃え上がっていた。

しかし、いくらモンスターを倒しても、終わりが見えない。リーゼは、疲労困憊になっていた。その時、巨大な氷の竜が現れた。その姿は、まさに魔王のようだった。リーゼは、恐怖を感じながらも、炎の剣を構えた。

「絶対に負けない!」

リーゼは、全身の力を込めて、炎の魔法を放った。巨大な炎の柱が、氷の竜を包み込んだ。竜は、悲鳴を上げて、崩れ落ちた。リーゼは、勝利の喜びを感じたが、すぐに次の次元への移動を開始しなければならなかった。

一方、南の次元、灼熱の砂漠へ向かったのは、セリアだった。彼女の宝石は、サファイア。彼女は、水の魔法を操る聖女だった。灼熱の砂漠では、水の魔法が、彼女の命綱となる。

セリアは、砂漠を進むにつれて、幻覚に苦しんだ。蜃気楼が、次々と現れ、彼女を惑わそうとしてくる。しかし、セリアは、強い意志を持って、進み続けた。砂漠のモンスターは、炎を操る者ばかり。セリアは、水の魔法で、炎を消し、モンスターを倒していく。

しかし、砂漠の奥深くで、彼女は巨大な炎の精霊と対峙することになった。その炎の精霊は、セリアの想像をはるかに超える強大な力を持っていた。セリアは、必死で水を操り、炎の精霊と戦った。しかし、彼女の力は、徐々に尽きていく。

その時、セリアは、自分の宝石、サファイアに宿る力を思い出した。サファイアは、純粋な水の力を宿している。セリアは、全身の力を込めて、サファイアに祈った。

すると、サファイアが、青白い光を放ち始めた。その光は、セリアの体中に広がり、彼女の力を増幅させた。セリアは、再び炎の精霊と戦い、ついに勝利を掴んだ。

他の聖女たちも、それぞれの次元で、激闘を繰り広げていた。それぞれの宝石の力と、聖女たちの勇気が、闇の軍勢を押し返していく。

そして、ついに、七人の聖女は、シラトネー山頂に再び集結した。それぞれの顔には、疲労の色が濃く残っていたが、達成感と安堵感に満ちていた。七つの宝石が、再び輝きを増した。闇の軍勢の脅威は、ひとまず去ったのだ。しかし、彼女たちの戦いは、まだ終わらない。いつか、再び闇が襲ってくるかもしれない。その日まで、聖女たちは、それぞれの場所で、力を蓄え、静かに時を待つのであった。
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