異世界ファンタジーまとめ【短編集】

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黒曜の婚約

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レオは、ソレイユ王国一のイケメン貴族、アルフレッド公爵家の跡取り息子だった。顔は整っていて、お金持ちで、性格も悪くないと、少なくとも本人はそう思っていた。しかし、彼の婚活は散々な結果に終わっていた。三度も婚約破棄されたのだ。

最初の婚約者、リリアは、婚約発表の翌日、謎の失踪を遂げた。警察も手を焼いたらしいが、結局、行方は分からずじまいだった。レオは、ただただショックを受けた。自分のどこが悪かったのか、分からなかった。

二番目の婚約者は、貴族令嬢のイザベラだった。彼女は、婚約後すぐに、レオに冷たくなった。理由は不明。ただ、レオが何をしても、彼女は笑顔を見せなかった。そして、ある日、彼女は「あなたとは性格が合わない」と告げ、婚約を解消した。レオは、またもやショックを受けた。一体、何が悪いんだろう?と自問自答した。

三番目の婚約者は、平民出身の才女、アリアだった。彼女は、レオに一目惚れし、婚約を承諾した。しかし、婚約発表から一週間後、彼女は突然、レオへの復讐を誓った。理由も分からず、彼女はレオを様々な罠にはめた。最後は、レオが彼女の罠にはまり、婚約を解消せざるを得なくなった。

レオは、もう婚活をするのが怖くなった。なぜ、自分は結婚できないのか?誰かが邪魔をしているのではないか?そんな疑念が、彼の心に芽生え始めた。

ある日、レオは、古びた地下書庫で、古い日記帳を発見した。それは、彼の先祖、初代アルフレッド公爵の日記だった。日記には、驚くべき事実が書かれていた。初代公爵は、実は、強力な魔法使いであり、その魔法によって、公爵家の跡取り息子は、呪われていたというのだ。その呪いは、結婚を阻むものだった。

日記には、呪いを解く方法も書かれていた。それは、特別な宝石「黒曜の涙」を見つけることだった。黒曜の涙は、伝説の宝石で、その存在すら疑われているものだった。

レオは、日記の記述を頼りに、黒曜の涙を探し始めた。彼は、王国中を旅し、様々な人々に話を聞いた。その過程で、彼は、三人の婚約者たちの失踪や婚約破棄の真相に近づいていく。

リリアは、黒曜の涙の情報を握っていた人物に拉致され、殺されたことが分かった。イザベラは、その人物の策略によって、レオに冷たくなったのだ。アリアは、その人物に操られ、レオに復讐しようとしていた。

そして、黒曜の涙を狙う黒幕が、レオの叔父、ギルバート伯だと判明した。ギルバート伯は、レオを排除し、自分がアルフレッド公爵家当主になることを目論んでいたのだ。

レオは、ギルバート伯と対決した。激しい闘いの末、レオは、黒曜の涙を発見し、呪いを解いた。そして、ギルバート伯を逮捕し、彼の陰謀を阻止した。

呪いが解けたレオは、新たな恋を見つけ、幸せな結婚をした。彼の婚活三連敗は、彼のせいではなく、叔父による陰謀だったのだ。

その後、レオは、黒曜の涙を王室に献上し、王国の平和に貢献した。そして、彼は、アルフレッド公爵家当主として、王国を繁栄に導いていった。彼の幸せな結婚は、王国中に祝福された。

しかし、レオは、三人の婚約者たちのことを決して忘れることはなかった。彼らの冥福を祈りつつ、幸せな未来を歩んでいった。そして、彼は、二度と、誰にも邪魔されない幸せな日々を送ったのだった。
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