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帰還
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しおりを挟む警告灯が点滅するダンジョン管理センター。
モニターには核の内部から異常な魔力波動が映し出されている。
「急速に魔力が変化しています!」技術士官の声。
宇宙は専用装備を整え、ヘリで核の直上へ急行。
窓の外には、核から放たれる強烈な光と魔力の波動が渦巻いているのが見える。
核の内部、極限の魔力環境の中、そこには奇妙な“卵”が漂っていた。
サイズは人間の頭ほどで、表面は透明に近く、内部には未知の生命体の胎芽が魔力を帯びて揺れている。
しかし、魔力研究所と生物学の権威が分析するや否や、事態は明らかになる。
「これは……この世界で生まれたものではありません。別世界から、この核を経由して到来した可能性が高い」
宇宙は背筋を伸ばす。
「つまり……向こう側からやってきた……?」
卵は魔力を放ちながら静かに揺れ、まるで意志を持って存在しているかのようだ。
「もし孵化したら、この世界にどんな影響があるのか……未知です」
生物学者の声には恐怖と興奮が混ざる。
宇宙は唇を引き結び、決断する。
「……直接関わるな。まずは観察だ。これは侵略でも実験でもない、未知の来訪者の監視任務だ」
核の強大な魔力と中性子線の中、卵は静かに揺れ、
別世界からの訪問者として、存在感を放ち始めた。
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