3 / 39
第一部 勇者パーティから追放された曲芸師、何故か幼馴染み達がついてくる
第三話 好きの反対は........
しおりを挟む
その平和な日々も唐突に終わりを迎えた。
~ある日の朝~
ルーク「うーん....今日も一仕事しますか!」
ベットから出て窓を開けるまだ太陽が完全に上(のぼ)っていないが、外はもう十分に明るく、冷たい風が顔に当たりとても心地よい
中の空気と入れ替えてルークは窓を閉め部屋の外に出る、此処(ここ)は宿屋の2階な為、下に降りる階段まで歩く
宿娘「あ!ルークさん!おはようございます!」
ルーク「ああ、おはよう、今日も朝から頑張ってるねぇ」
下に降りると既に机を拭き始めている此処の宿屋の娘が元気に挨拶してきた。
宿娘(でも本当は貴方に会いたくて早く起きているんですけどね)ボソ
ルーク「?..........何か言ったかい?」
宿娘「い.....いえ!なんでもありません!」
そう言って慌てて机を拭く、しかし顔を真っ赤にしたままなので大丈夫か聞くと
宿娘「だ.....大丈夫でしゅ.....//////」
ルーク(あ、噛んだ)
そしてあまりにも恥ずかしさが溜まったのか、2階に駆け上がり作業員(宿娘)の部屋に入っていった。
ルーク「......ちょっとからかいすぎたかな?」
後でお詫びに何かをあげよう、そう思いながら朝食を食べ損ねた事に気づき、跪つき後悔した
——————————————————————
その後宿娘の部屋に行き、なんとか説得して朝食を用意してもらい外に出る。
既に太陽が見える高さまで上がりとても気持ちの良い天気となっていた。
ルーク(取り敢えず、今日はクエストを受けて、その後広場でショーでも開くか)
お金はまだ十分に残っているが、何かしないと不安になってしまうので、取り敢えず簡単なクエストでも受けようと思いギルドに赴(おもむ)く
???「...........」
——————————————————————
~ギルド~
ガチャ
ルーク「おはようございまーす」
ドアを開けて中に入ると何やら騒がしかった
特にギルドナイトと受付の人達が急いで準備をしている
ルーク「おはようございます、あの......何があったんですか?」
ルークはその様子を見ている冒険者に声を掛けて事情を聞く
冒険者「ああ、ルークか、いやな............」
そこまで言うと冒険者の男は黙りこくってしまった、その顔はとても不安そうな顔をしていた。
ルーク「....俺に何か言えない内容なんですか?」
冒険者「いや.......そういうわけじゃないんだ.......ただ.......」
ルーク「ただ?」
冒険者「...........後で後悔するなよ?」
そう言うと彼の顔は真剣になった、そこまでの事なのか?と少し疑っていたが
.......次の言葉で、全て理解する
冒険者「..........勇者パーティが此処に向かってきてるそうだ」
その言葉に一瞬だったため気づかなかったが、全員がその仕事を辞めて、目つきが鋭くなるが、すぐに仕事を再開する
ルーク「彼奴らが?」
しかしルークはだからどうしたと言わんばかりの態度を取る
その姿に不思議に思い、冒険者は
冒険者「嫌じゃないのか?」
と質問する、しかしルークはキョトンとした顔で
ルーク「何でですか?」
一言そう言った
冒険者「お前を裏切った奴等が来るんだぞ?魔王討伐に行くのなら此処は逆方向だし、魔王を倒したとしても、此処に来ることなんてあり得ない、間違いなくお前に会いに来ているんだぞ?」
ルーク「わかっていますよ、でも俺にはもう関係ありません、彼奴らが何を言おうが戻るつもりはありませんから」
そしてルークは踵(きびす)をかえし、ドアノブに手をかける
ルーク「では、また」
ガチャン
ドアが閉まり、冒険者の男は深いため息を吐いた
冒険者「はあ、一体どうしたら........」
ギルドナイト「仕方ないよ、あのクズは話すのが上手い、人の心が弱ってる時にあんなのさせられたら.........ね」
受付嬢「私達はセッティングをしました、後は彼ら次第ですね」
そう言って彼らは"通常業務"に取り掛かった
——————————————————————
町中央広場
ルーク「さあさあ皆さんお立ち会い!これから私、曲芸師ルークによる、ショーを開催します!」
そう大きな声で言うとあっという間に人が集まった
町民「お!ルーク待ってたぜ!」
町民2「ルークさん!今日もお願いねー!」
町民3「ルークお兄ちゃーん!頑張れー!」
最初こそ人は少なかったが、色んな人たちに笑顔を届けていくうちに様々な人達が見に来るようになった、それはもう様々で
ヤクザ「ルークの兄(あん)ちゃん、またやってくれるのかい」
マフィア「ウチの娘がこれが好きでねぇ、ウチもハマったんよ」
組長「俺達に怯えず、媚びず、対等に話せる奴なんざそうはいねぇからな、何かあった時は死ぬ気で守れよ?」
裏社会陣「「「「「おう!」」」」」
彼らも最初は友好的ではなかった、いきなり現れて、自分達の領土で勝手に商売をするのだ、敵対して当たり前だった
しかしマフィアの娘が外で魔物に襲われているところを助けてもらい
組長に至っては汚職に手を染める裏切り者達を組長の前に差し出したりと普通の人ならやらない事を平気でやり、また恩を売らず見返りも求めない姿に惚れ、今に至る
(此処の裏社会の人間達は薬等の違法者を使わず、逆にそう言った連中を潰すのを仕事としている)
そうやって大勢の人達がいる目の前でルークは皆が驚く事を次々と見せる、同じネタでも少しバリエーションを変えて皆を飽きさせない様に工夫して約30分、披露した
本当だったらいつもは1時間するのだが、"とある人達"により、終了したのだ。
ルーク「さあ、次の芸は.............」
ざわざわと大盛り上がりだったのに、いきなりルークの様子が変になったので、皆が心配になり声をかける
町民4「あの、ルークさん、大丈夫ですか?」
ルーク「................」
皆が心配して声をかけても反応がなく、いきなりどうしたんだろうと思い見ていると、彼が自分達の後ろを見ている事に気づき、振り返る........すると
???「..................」
???「..................」
???「..................」
3人の女性が虚な目でルークを見ていた
その姿を見て即座に思い出す
ヤクザ「お........おい.......」
マフィア「こ.......こいつらっ.......て」
組長「ああ、間違いない.......」
町娘「"勇者パーティの3人".............」
驚きのあまり声が出ない、ざわざわザワザワと戸惑いが隠せない中、ルークが
ルーク「皆さん!すいませんが、今日はこれにて終了です!本日もありがとうございました!」
と言い、強制的に終わらせた、事情はわからないが、なんとなく此処から離れた方が良いと皆が思い、去っていった
そして残されたのはルークと.................
勇者という権力に屈した哀れな女達だけだ
ルーク(どうせ捨てられたから、こっちに来たんだろ?どうせ)
彼女達を見ても不思議と怒りが湧いてこない、寧(むし)ろ何も感じないのだ
好きの反対は嫌いと皆が言うが実際のところは違う
嫌いと言うのは相手に対してそう言う感情を持っている、つまり意識しているのだ、好きはそれの好意バージョンだ。
つまりその反対は意識しない、感情を抱かない、つまり無関心だ
例えるとするならば、町中で出会う人達に何かしらの感情を抱く事はない、相手に対して興味がないからだ。
今のルークはそれと同じで彼女達に興味がない、無関心なのだ。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
~ある日の朝~
ルーク「うーん....今日も一仕事しますか!」
ベットから出て窓を開けるまだ太陽が完全に上(のぼ)っていないが、外はもう十分に明るく、冷たい風が顔に当たりとても心地よい
中の空気と入れ替えてルークは窓を閉め部屋の外に出る、此処(ここ)は宿屋の2階な為、下に降りる階段まで歩く
宿娘「あ!ルークさん!おはようございます!」
ルーク「ああ、おはよう、今日も朝から頑張ってるねぇ」
下に降りると既に机を拭き始めている此処の宿屋の娘が元気に挨拶してきた。
宿娘(でも本当は貴方に会いたくて早く起きているんですけどね)ボソ
ルーク「?..........何か言ったかい?」
宿娘「い.....いえ!なんでもありません!」
そう言って慌てて机を拭く、しかし顔を真っ赤にしたままなので大丈夫か聞くと
宿娘「だ.....大丈夫でしゅ.....//////」
ルーク(あ、噛んだ)
そしてあまりにも恥ずかしさが溜まったのか、2階に駆け上がり作業員(宿娘)の部屋に入っていった。
ルーク「......ちょっとからかいすぎたかな?」
後でお詫びに何かをあげよう、そう思いながら朝食を食べ損ねた事に気づき、跪つき後悔した
——————————————————————
その後宿娘の部屋に行き、なんとか説得して朝食を用意してもらい外に出る。
既に太陽が見える高さまで上がりとても気持ちの良い天気となっていた。
ルーク(取り敢えず、今日はクエストを受けて、その後広場でショーでも開くか)
お金はまだ十分に残っているが、何かしないと不安になってしまうので、取り敢えず簡単なクエストでも受けようと思いギルドに赴(おもむ)く
???「...........」
——————————————————————
~ギルド~
ガチャ
ルーク「おはようございまーす」
ドアを開けて中に入ると何やら騒がしかった
特にギルドナイトと受付の人達が急いで準備をしている
ルーク「おはようございます、あの......何があったんですか?」
ルークはその様子を見ている冒険者に声を掛けて事情を聞く
冒険者「ああ、ルークか、いやな............」
そこまで言うと冒険者の男は黙りこくってしまった、その顔はとても不安そうな顔をしていた。
ルーク「....俺に何か言えない内容なんですか?」
冒険者「いや.......そういうわけじゃないんだ.......ただ.......」
ルーク「ただ?」
冒険者「...........後で後悔するなよ?」
そう言うと彼の顔は真剣になった、そこまでの事なのか?と少し疑っていたが
.......次の言葉で、全て理解する
冒険者「..........勇者パーティが此処に向かってきてるそうだ」
その言葉に一瞬だったため気づかなかったが、全員がその仕事を辞めて、目つきが鋭くなるが、すぐに仕事を再開する
ルーク「彼奴らが?」
しかしルークはだからどうしたと言わんばかりの態度を取る
その姿に不思議に思い、冒険者は
冒険者「嫌じゃないのか?」
と質問する、しかしルークはキョトンとした顔で
ルーク「何でですか?」
一言そう言った
冒険者「お前を裏切った奴等が来るんだぞ?魔王討伐に行くのなら此処は逆方向だし、魔王を倒したとしても、此処に来ることなんてあり得ない、間違いなくお前に会いに来ているんだぞ?」
ルーク「わかっていますよ、でも俺にはもう関係ありません、彼奴らが何を言おうが戻るつもりはありませんから」
そしてルークは踵(きびす)をかえし、ドアノブに手をかける
ルーク「では、また」
ガチャン
ドアが閉まり、冒険者の男は深いため息を吐いた
冒険者「はあ、一体どうしたら........」
ギルドナイト「仕方ないよ、あのクズは話すのが上手い、人の心が弱ってる時にあんなのさせられたら.........ね」
受付嬢「私達はセッティングをしました、後は彼ら次第ですね」
そう言って彼らは"通常業務"に取り掛かった
——————————————————————
町中央広場
ルーク「さあさあ皆さんお立ち会い!これから私、曲芸師ルークによる、ショーを開催します!」
そう大きな声で言うとあっという間に人が集まった
町民「お!ルーク待ってたぜ!」
町民2「ルークさん!今日もお願いねー!」
町民3「ルークお兄ちゃーん!頑張れー!」
最初こそ人は少なかったが、色んな人たちに笑顔を届けていくうちに様々な人達が見に来るようになった、それはもう様々で
ヤクザ「ルークの兄(あん)ちゃん、またやってくれるのかい」
マフィア「ウチの娘がこれが好きでねぇ、ウチもハマったんよ」
組長「俺達に怯えず、媚びず、対等に話せる奴なんざそうはいねぇからな、何かあった時は死ぬ気で守れよ?」
裏社会陣「「「「「おう!」」」」」
彼らも最初は友好的ではなかった、いきなり現れて、自分達の領土で勝手に商売をするのだ、敵対して当たり前だった
しかしマフィアの娘が外で魔物に襲われているところを助けてもらい
組長に至っては汚職に手を染める裏切り者達を組長の前に差し出したりと普通の人ならやらない事を平気でやり、また恩を売らず見返りも求めない姿に惚れ、今に至る
(此処の裏社会の人間達は薬等の違法者を使わず、逆にそう言った連中を潰すのを仕事としている)
そうやって大勢の人達がいる目の前でルークは皆が驚く事を次々と見せる、同じネタでも少しバリエーションを変えて皆を飽きさせない様に工夫して約30分、披露した
本当だったらいつもは1時間するのだが、"とある人達"により、終了したのだ。
ルーク「さあ、次の芸は.............」
ざわざわと大盛り上がりだったのに、いきなりルークの様子が変になったので、皆が心配になり声をかける
町民4「あの、ルークさん、大丈夫ですか?」
ルーク「................」
皆が心配して声をかけても反応がなく、いきなりどうしたんだろうと思い見ていると、彼が自分達の後ろを見ている事に気づき、振り返る........すると
???「..................」
???「..................」
???「..................」
3人の女性が虚な目でルークを見ていた
その姿を見て即座に思い出す
ヤクザ「お........おい.......」
マフィア「こ.......こいつらっ.......て」
組長「ああ、間違いない.......」
町娘「"勇者パーティの3人".............」
驚きのあまり声が出ない、ざわざわザワザワと戸惑いが隠せない中、ルークが
ルーク「皆さん!すいませんが、今日はこれにて終了です!本日もありがとうございました!」
と言い、強制的に終わらせた、事情はわからないが、なんとなく此処から離れた方が良いと皆が思い、去っていった
そして残されたのはルークと.................
勇者という権力に屈した哀れな女達だけだ
ルーク(どうせ捨てられたから、こっちに来たんだろ?どうせ)
彼女達を見ても不思議と怒りが湧いてこない、寧(むし)ろ何も感じないのだ
好きの反対は嫌いと皆が言うが実際のところは違う
嫌いと言うのは相手に対してそう言う感情を持っている、つまり意識しているのだ、好きはそれの好意バージョンだ。
つまりその反対は意識しない、感情を抱かない、つまり無関心だ
例えるとするならば、町中で出会う人達に何かしらの感情を抱く事はない、相手に対して興味がないからだ。
今のルークはそれと同じで彼女達に興味がない、無関心なのだ。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
1
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる