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第2部 守るべき者の為に振るえる物
第十五話 勇者side 動き出す悪魔
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~???~
シン「ああ!!いつになったら奴らは見つかるんだぁ!!」ドゴォォォン!!
シンは国王に頼んでルーク達を探してもらっていたが、その連絡が一向に来ないためとても苛立っていた。
シン「俺様は勇者だぞ!魔王を殺し!世界を救う勇者様だぞ!なのになんでこんな簡単な頼みも聞けないんだ!」
シンはその怒りを魔物ではなく、自分の意見に反対した者達にぶつけていた
しかもその意見というのが
列に並ばないから注意した
人の彼女に手を出した
幼女を誘拐した
無銭飲食をした
食べ物の残り物を道端に捨てる
等、常識........と言うより人間としての当たり前の事が出来ておらず、勇者と知らなかった、勇者だからこそ模範になって欲しいから、などの理由で言ってきた人達が悲惨な目に遭っている
そしてシンはストレス発散の為に既に30人以上の人達を殺している
それでもシンの怒りは収まらず、とてもイライラしていた
シン「あの愚王、一体何をやっているんだ!」バキッ
もう既に息をしていない者達に対して何度も何度も殴る蹴る等を繰り返していた。
そうやって自身のストレスを少し発散した後、水晶にて国王に連絡を入れる
シン「国王」
国王は今、書類の整理をしていた、その姿を見てシンは
シン(俺様よりも仕事かぁ?そんなくだらない事をするくらいならさっさと俺様の頼んだ事をやれないのか?)
と思い、もう一度声をかける
シン「おい!国王!」
それでも国王は無視をする
しかしそれは仕方のない事だ、勇者シンによる悪行は勇者には稀にしか来ないが、そのかわり国王に全てくる
つまり、無視ではなく、忙しすぎて聴こえていないのだ。
シン「国王!!!!」
国王「わわわ!なんだ!?」
シンの怒鳴り声でやっと気付く、国王は秘書に水晶を手元まで持ってくるように頼み、その間に書類などを片している
シン「よう、国王、元気か?」
国王「勇者シンよ、どうしたのだ?見ての通り私は忙しいのだが?」
そう言って山のような書類を見せる
勿論内容は言えない
国王(言ってしまえば私が死ぬ)
勇者への不満や不平が国民に積りに積もってこちらに来る
勇者への文句は直結で自身の死へと繋がる
実際に文句を言った者達は皆悲惨な目にあっている
その為文句を国王に言っているだ
シン「だからなんだ?俺様の頼みよりも優先する物なのか?」
国王「いや........それは問題ない、今王国の兵士達がお前の言っている奴らの後を追っている、だからもう少し待ってくれないか?」
シン「んで?」
国王「え?」
シン「だから、いつになったら見つかるの?」
国王「いや、こちらも今探しているからいつ見つかるかなんて...........」
シン「全国の国王にでも言って全世界指名手配にすればいいだろ!なんでそんな事もわからないんだ!この愚王が!!」
国王「なんだと!?」
シン「なんだよ、文句あるのか?あるなら聞くぞ?そのかわりお前に肩入れはやめるぞ?」
ありえない、なんの罪もない者達を犯罪者と一緒にするなんて、そんな事をすれば国民の信頼は地に落ちる(既に落ちているが)
しかも全世界となると数年に一度の国際会議
ぐらいしか会う事がない国にも言わなくてはならない、更に敵対国がそんな話を聞き入れる訳がない、そんなことすらシンはわからないのだ
国王(だが、ここまで肩入れしてくれているのはひとえにあのお陰か)
それがなければ、もしくは別の国で行っていたら、こんな事にはならなかっただろう。
国王「わかった、しかし流石に全世界には無理だ、だが、可能な限り他の国々にも伝えよう」
シン「チッ使えねぇなぁ、ま、お前達無能集団じゃ無理だったんだ、ほかの国と一緒に探せばなんとかなるだろ」
そう言って離れようとする勇者を引き止める
国王「所で勇者シンよ」
シン「なんだよ?俺様は忙しいんだ、くだらない要件なら聞かないぞ?」
忙しいと言っても酒を飲むか女を抱くかのどちらかだろう
国王「いや、指名手配にするに当たって彼らの罪状を決めねばならない、しかし彼は罪はない、一体どうすればいいかと思ってな」
これからやることは無実の罪の人間を冤罪にかけるのだ、つまりそいつらの人生を奪う事と同じ、それを国王が、いや国王達がやるのだ
シン「なんだよ、そんなことかよ」
そう言うとシンはニコニコしながら答える
シン「う罪だ」
国王「うざい?」
シン「ああ!」
そう言ってシンはドヤ顔をする、しかし国王は何も分かっていない
国王「勇者シンよそれはどう言う意味なのだ?私には理解出来ない」
そう国王が言うとシンはドヤ顔をしたまま答える
シン「だからな?あのクズ男はうざいからう"罪"と言う、勇者様がうざいと思ったから罪なんだ、んであの女達はその罪人に騙されて誘拐されている被害者だ、だから罪はない」
国王「その男だけが罪だと?」
シン「ああ、あいつは俺様の女を奪ったからな、捕まえたら呼べ、俺様が直々に処刑してやるよ」
どうやら彼は本気のようだ、本気でこんなくだらない事で罪にするようだ。
国王「わかった、ではそのように手配しよう」
しかし逆らう事は出来ない、逆らえば殺されるのはこちらだ、生き残る為、その男には犠牲になってもらおう
国王(たった1つ減るだけで、何万もの命が助かるのだ、悪く思うなよ)
シン「んじゃ、俺様はこれで、後は頼んだぞ?」
国王「わかった、早速取り掛かるとしよう」
そう言って通信が切れる、それと同時に国王は頭を抱えて机に突っ伏す
国王「何故.............何故神はあの者を勇者にしたのですか?私には理解できません」
そうやって苦しんでいると、ずっと隣にいた秘書が口を開く
秘書「勇者は人を導く存在、生半可な覚悟ではプレッシャーで押しつぶされて魔王に行く前に終わってしまいます」
国王「だからそうならない奴が選ばれると?」
秘書「そう思った方が、楽ではありませんか?実際にそうですし、我々では神の意思などわかるはずがありません」
例えどんなに嘆いても神が助けてくれる事は絶対にない、ならばそう思う事で耐えるしかないのだ、これは試練だと
国王「ハァ、これからの事を思うと気が重い」
秘書「私も手伝いますから、気をしっかり持ってください」
これから同盟国、友好国等に勇者との件も含めて話さなければならない
そして間違いなく反対されるだろうが、勇者と言う言葉を使えば一方的に話は終わる
国王「すまない、罪の無き者よ、責めてあの世での冥福を祈る」
——————————————————————
シンは国王に頼み終えた後、仲良く歩いている若いカップルを拐った
シンは男の両手両足の骨を折り動けなくしたら、その目の前で婚約者を犯し始めた
シン「ハァ良い事をした後のこれは最高だなぁ」
男と女は涙を流しながら見つめ合い
シン「なんで俺様を無視するのかなぁ」ボギッ
女の首の骨を折りシンの方に向けさせる
その瞬間女は白目を向いて倒れ
男は叫びながら近寄り泣いていた
シンはその姿を見ながら男に自分の排尿をかける
シン「ふー、いい気持ちぃ.....後は掃除だ......な!」バキッ
こちらを睨みつける男の顔を蹴り、顔が吹き飛ぶ、そしてそのまま壁にぶつかり、コヒューコヒューと小さな呼吸をしながら生き絶えた
シンはそれを見て
シン「俺様の便器として使われたんだ、あの世で有り難く思えよ?」
と言いながら去っていった
シン「ああ早く俺様の正義の鉄槌を下したいなぁ」
そう口にこぼしながら、宿に戻る
後日、ルークは指名手配となり、シンの喜びは最高潮に達し
シン「覚悟しろよ?このクズ野郎......」
と邪悪な顔を浮かべていた
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
シン「ああ!!いつになったら奴らは見つかるんだぁ!!」ドゴォォォン!!
シンは国王に頼んでルーク達を探してもらっていたが、その連絡が一向に来ないためとても苛立っていた。
シン「俺様は勇者だぞ!魔王を殺し!世界を救う勇者様だぞ!なのになんでこんな簡単な頼みも聞けないんだ!」
シンはその怒りを魔物ではなく、自分の意見に反対した者達にぶつけていた
しかもその意見というのが
列に並ばないから注意した
人の彼女に手を出した
幼女を誘拐した
無銭飲食をした
食べ物の残り物を道端に捨てる
等、常識........と言うより人間としての当たり前の事が出来ておらず、勇者と知らなかった、勇者だからこそ模範になって欲しいから、などの理由で言ってきた人達が悲惨な目に遭っている
そしてシンはストレス発散の為に既に30人以上の人達を殺している
それでもシンの怒りは収まらず、とてもイライラしていた
シン「あの愚王、一体何をやっているんだ!」バキッ
もう既に息をしていない者達に対して何度も何度も殴る蹴る等を繰り返していた。
そうやって自身のストレスを少し発散した後、水晶にて国王に連絡を入れる
シン「国王」
国王は今、書類の整理をしていた、その姿を見てシンは
シン(俺様よりも仕事かぁ?そんなくだらない事をするくらいならさっさと俺様の頼んだ事をやれないのか?)
と思い、もう一度声をかける
シン「おい!国王!」
それでも国王は無視をする
しかしそれは仕方のない事だ、勇者シンによる悪行は勇者には稀にしか来ないが、そのかわり国王に全てくる
つまり、無視ではなく、忙しすぎて聴こえていないのだ。
シン「国王!!!!」
国王「わわわ!なんだ!?」
シンの怒鳴り声でやっと気付く、国王は秘書に水晶を手元まで持ってくるように頼み、その間に書類などを片している
シン「よう、国王、元気か?」
国王「勇者シンよ、どうしたのだ?見ての通り私は忙しいのだが?」
そう言って山のような書類を見せる
勿論内容は言えない
国王(言ってしまえば私が死ぬ)
勇者への不満や不平が国民に積りに積もってこちらに来る
勇者への文句は直結で自身の死へと繋がる
実際に文句を言った者達は皆悲惨な目にあっている
その為文句を国王に言っているだ
シン「だからなんだ?俺様の頼みよりも優先する物なのか?」
国王「いや........それは問題ない、今王国の兵士達がお前の言っている奴らの後を追っている、だからもう少し待ってくれないか?」
シン「んで?」
国王「え?」
シン「だから、いつになったら見つかるの?」
国王「いや、こちらも今探しているからいつ見つかるかなんて...........」
シン「全国の国王にでも言って全世界指名手配にすればいいだろ!なんでそんな事もわからないんだ!この愚王が!!」
国王「なんだと!?」
シン「なんだよ、文句あるのか?あるなら聞くぞ?そのかわりお前に肩入れはやめるぞ?」
ありえない、なんの罪もない者達を犯罪者と一緒にするなんて、そんな事をすれば国民の信頼は地に落ちる(既に落ちているが)
しかも全世界となると数年に一度の国際会議
ぐらいしか会う事がない国にも言わなくてはならない、更に敵対国がそんな話を聞き入れる訳がない、そんなことすらシンはわからないのだ
国王(だが、ここまで肩入れしてくれているのはひとえにあのお陰か)
それがなければ、もしくは別の国で行っていたら、こんな事にはならなかっただろう。
国王「わかった、しかし流石に全世界には無理だ、だが、可能な限り他の国々にも伝えよう」
シン「チッ使えねぇなぁ、ま、お前達無能集団じゃ無理だったんだ、ほかの国と一緒に探せばなんとかなるだろ」
そう言って離れようとする勇者を引き止める
国王「所で勇者シンよ」
シン「なんだよ?俺様は忙しいんだ、くだらない要件なら聞かないぞ?」
忙しいと言っても酒を飲むか女を抱くかのどちらかだろう
国王「いや、指名手配にするに当たって彼らの罪状を決めねばならない、しかし彼は罪はない、一体どうすればいいかと思ってな」
これからやることは無実の罪の人間を冤罪にかけるのだ、つまりそいつらの人生を奪う事と同じ、それを国王が、いや国王達がやるのだ
シン「なんだよ、そんなことかよ」
そう言うとシンはニコニコしながら答える
シン「う罪だ」
国王「うざい?」
シン「ああ!」
そう言ってシンはドヤ顔をする、しかし国王は何も分かっていない
国王「勇者シンよそれはどう言う意味なのだ?私には理解出来ない」
そう国王が言うとシンはドヤ顔をしたまま答える
シン「だからな?あのクズ男はうざいからう"罪"と言う、勇者様がうざいと思ったから罪なんだ、んであの女達はその罪人に騙されて誘拐されている被害者だ、だから罪はない」
国王「その男だけが罪だと?」
シン「ああ、あいつは俺様の女を奪ったからな、捕まえたら呼べ、俺様が直々に処刑してやるよ」
どうやら彼は本気のようだ、本気でこんなくだらない事で罪にするようだ。
国王「わかった、ではそのように手配しよう」
しかし逆らう事は出来ない、逆らえば殺されるのはこちらだ、生き残る為、その男には犠牲になってもらおう
国王(たった1つ減るだけで、何万もの命が助かるのだ、悪く思うなよ)
シン「んじゃ、俺様はこれで、後は頼んだぞ?」
国王「わかった、早速取り掛かるとしよう」
そう言って通信が切れる、それと同時に国王は頭を抱えて机に突っ伏す
国王「何故.............何故神はあの者を勇者にしたのですか?私には理解できません」
そうやって苦しんでいると、ずっと隣にいた秘書が口を開く
秘書「勇者は人を導く存在、生半可な覚悟ではプレッシャーで押しつぶされて魔王に行く前に終わってしまいます」
国王「だからそうならない奴が選ばれると?」
秘書「そう思った方が、楽ではありませんか?実際にそうですし、我々では神の意思などわかるはずがありません」
例えどんなに嘆いても神が助けてくれる事は絶対にない、ならばそう思う事で耐えるしかないのだ、これは試練だと
国王「ハァ、これからの事を思うと気が重い」
秘書「私も手伝いますから、気をしっかり持ってください」
これから同盟国、友好国等に勇者との件も含めて話さなければならない
そして間違いなく反対されるだろうが、勇者と言う言葉を使えば一方的に話は終わる
国王「すまない、罪の無き者よ、責めてあの世での冥福を祈る」
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シンは国王に頼み終えた後、仲良く歩いている若いカップルを拐った
シンは男の両手両足の骨を折り動けなくしたら、その目の前で婚約者を犯し始めた
シン「ハァ良い事をした後のこれは最高だなぁ」
男と女は涙を流しながら見つめ合い
シン「なんで俺様を無視するのかなぁ」ボギッ
女の首の骨を折りシンの方に向けさせる
その瞬間女は白目を向いて倒れ
男は叫びながら近寄り泣いていた
シンはその姿を見ながら男に自分の排尿をかける
シン「ふー、いい気持ちぃ.....後は掃除だ......な!」バキッ
こちらを睨みつける男の顔を蹴り、顔が吹き飛ぶ、そしてそのまま壁にぶつかり、コヒューコヒューと小さな呼吸をしながら生き絶えた
シンはそれを見て
シン「俺様の便器として使われたんだ、あの世で有り難く思えよ?」
と言いながら去っていった
シン「ああ早く俺様の正義の鉄槌を下したいなぁ」
そう口にこぼしながら、宿に戻る
後日、ルークは指名手配となり、シンの喜びは最高潮に達し
シン「覚悟しろよ?このクズ野郎......」
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