4 / 42
序章 同じ境遇の女の子
第2話 蜘蛛の巣🕸️
しおりを挟む
1時間後
「生息区域はここだな」
「その様ですね」
襲って来る蜘蛛達を斬り倒しながら樹海の奥地へと駆けて行った真田と石田、徐々に数が多くなって行く事に確信を持ちながら進むと案の定更に大きな蜘蛛が巣を作っていた。
「数は今まで倒した来た蜘蛛達も入れて約100匹ぐらいか?」
「はい、亀裂から出て来た蜘蛛達はここで巣を作って人間達を襲っていた様ですね」
辺りを見回すとぐるぐる巻きにされている人達が見える、2000年代初頭の映画のワンシーンの様な光景だった。
「人間の他にも魔物達もいるな」
「獣人、エルフ、ドワーフ…魔物以外も様々な種族を餌にして捕まえてますね」
生きているのか、死んでいるのかは分からないが、少なくともここで蜘蛛達を殲滅しなければもっと多くの被害者が出るだろう。
「さてと、無駄話はこれくらいにして、そろそろやるか」
「はい」
仕事モードに変わり、蜘蛛達の動きが止まる、先程まではただの餌がのこのことやって来たとしか思っていなかっただろう。
しかし今度は自分達が狩るのではなく狩られる立場に立ってしまった事に本能的に気付いたのだ。
「行くぞ」
「は」
2人は一瞬のうちに姿を消して、蜘蛛達を驚かせる、『奴らはどこに行った?』
そう言っているかの様に周囲をぐるぐると見回している。
『っ!!!???』
『!?』
『!!!!!』
そして人間には聞こえない声で叫び声を上げて、それに気付いた蜘蛛達が一斉にそちらに向くがその時既に他の蜘蛛達を殺している。
目に見えぬ圧倒的な速さで蜘蛛達を次々と斬り殺し、あっという間にボス?と呼べるだろう一際大きい蜘蛛の前までやって来た。
「コイツが所謂ボスモンスターって所か?」
「この蜘蛛を倒せばおそらくクラックも消滅するかと」
クラックの消滅方法は中のモンスターを全て倒すか、そこを仕切っているボスモンスターを倒すかの2つが存在する。
大きな蜘蛛達よりも更に大きい蜘蛛がいるのならきっと群れの長なのだろう、だからこそ倒せば消えるボスモンスターだと2人は考えているのだ。
「来るぞ」
「私が食い止めます」
前脚2本を上げて2人の体を貫こうと脚を振り下ろす、石田はそれを剣で脚ごと斬って防ぐ。
『っ!?』
体勢を崩した蜘蛛は前から倒れる、6個の目が石田をじっと見つめている。
「目も潰しておきましょうか」
『っっっ!!!???』
声らしい声は聞こえないが、1つ1つ丁寧に目を剣で突き刺していくと口を大きく開けて痛がっているのが良く分かる。
「生き物で遊ぶな」
「ごめんなさい」
真田が石田に注意すると、真田は蜘蛛の頭を切断して絶命させる。
青い血が流れ出て頭と胴体を切断したのにも関わらずピクピクと動いている。
「…6個の目が私を見ていたから」
「だからと言ってやたら無闇に虐めるな、だからお前は平然と人を裏切れるんだ」
目を潰してその隙をついて敵を倒すのならそれは別に良い、殺すか殺されるかの戦いの中で卑怯もクソもない。
しかし脚を切断した事により、隙が出来、真田がトドメをもうさせる状態でやたら無闇に生き物を傷付けるのは少しどうかと思う。
「まぁ目を潰して確実に殺す為なら理解出来るが、俺がそこまでしてもらわないといけない程弱く見えるのか?」
「貴方の安全が第一ですから」
たかだか目を潰すか潰さないかでここまで話しが出来るのはS級ハンターとしてのプライドと石田の過去の行いの所為だ。
「そうか…取り敢えず目潰しありがとうな、お陰で簡単に倒せた」
「いえ、こちらこそ軽率でした…ですが、たとえどんなに言われようとも私は同じ事を繰り返します、それが、私の贖罪です」
過去の罪が石田の行動基準に繋がっている、だからこそ真田の確実な安全の為ならプライドを無視して同じ事を繰り返すと言っているのだ。
「分かった…ひとまず、クラックを探そう、消滅する所を見ないとな」
「はい」
蜘蛛達がここにいると言う事は近くにクラックがあると言う事だ、捕まっている人達を助けたいのは山々だが、他にもいたり、もっと大きい本当のボスモンスターがいたら大変だ。
2人は辺りを警戒しながらクラックを探し始めた。
———————————————————————
B級ボスモンスター
"巨大蜘蛛"
「生息区域はここだな」
「その様ですね」
襲って来る蜘蛛達を斬り倒しながら樹海の奥地へと駆けて行った真田と石田、徐々に数が多くなって行く事に確信を持ちながら進むと案の定更に大きな蜘蛛が巣を作っていた。
「数は今まで倒した来た蜘蛛達も入れて約100匹ぐらいか?」
「はい、亀裂から出て来た蜘蛛達はここで巣を作って人間達を襲っていた様ですね」
辺りを見回すとぐるぐる巻きにされている人達が見える、2000年代初頭の映画のワンシーンの様な光景だった。
「人間の他にも魔物達もいるな」
「獣人、エルフ、ドワーフ…魔物以外も様々な種族を餌にして捕まえてますね」
生きているのか、死んでいるのかは分からないが、少なくともここで蜘蛛達を殲滅しなければもっと多くの被害者が出るだろう。
「さてと、無駄話はこれくらいにして、そろそろやるか」
「はい」
仕事モードに変わり、蜘蛛達の動きが止まる、先程まではただの餌がのこのことやって来たとしか思っていなかっただろう。
しかし今度は自分達が狩るのではなく狩られる立場に立ってしまった事に本能的に気付いたのだ。
「行くぞ」
「は」
2人は一瞬のうちに姿を消して、蜘蛛達を驚かせる、『奴らはどこに行った?』
そう言っているかの様に周囲をぐるぐると見回している。
『っ!!!???』
『!?』
『!!!!!』
そして人間には聞こえない声で叫び声を上げて、それに気付いた蜘蛛達が一斉にそちらに向くがその時既に他の蜘蛛達を殺している。
目に見えぬ圧倒的な速さで蜘蛛達を次々と斬り殺し、あっという間にボス?と呼べるだろう一際大きい蜘蛛の前までやって来た。
「コイツが所謂ボスモンスターって所か?」
「この蜘蛛を倒せばおそらくクラックも消滅するかと」
クラックの消滅方法は中のモンスターを全て倒すか、そこを仕切っているボスモンスターを倒すかの2つが存在する。
大きな蜘蛛達よりも更に大きい蜘蛛がいるのならきっと群れの長なのだろう、だからこそ倒せば消えるボスモンスターだと2人は考えているのだ。
「来るぞ」
「私が食い止めます」
前脚2本を上げて2人の体を貫こうと脚を振り下ろす、石田はそれを剣で脚ごと斬って防ぐ。
『っ!?』
体勢を崩した蜘蛛は前から倒れる、6個の目が石田をじっと見つめている。
「目も潰しておきましょうか」
『っっっ!!!???』
声らしい声は聞こえないが、1つ1つ丁寧に目を剣で突き刺していくと口を大きく開けて痛がっているのが良く分かる。
「生き物で遊ぶな」
「ごめんなさい」
真田が石田に注意すると、真田は蜘蛛の頭を切断して絶命させる。
青い血が流れ出て頭と胴体を切断したのにも関わらずピクピクと動いている。
「…6個の目が私を見ていたから」
「だからと言ってやたら無闇に虐めるな、だからお前は平然と人を裏切れるんだ」
目を潰してその隙をついて敵を倒すのならそれは別に良い、殺すか殺されるかの戦いの中で卑怯もクソもない。
しかし脚を切断した事により、隙が出来、真田がトドメをもうさせる状態でやたら無闇に生き物を傷付けるのは少しどうかと思う。
「まぁ目を潰して確実に殺す為なら理解出来るが、俺がそこまでしてもらわないといけない程弱く見えるのか?」
「貴方の安全が第一ですから」
たかだか目を潰すか潰さないかでここまで話しが出来るのはS級ハンターとしてのプライドと石田の過去の行いの所為だ。
「そうか…取り敢えず目潰しありがとうな、お陰で簡単に倒せた」
「いえ、こちらこそ軽率でした…ですが、たとえどんなに言われようとも私は同じ事を繰り返します、それが、私の贖罪です」
過去の罪が石田の行動基準に繋がっている、だからこそ真田の確実な安全の為ならプライドを無視して同じ事を繰り返すと言っているのだ。
「分かった…ひとまず、クラックを探そう、消滅する所を見ないとな」
「はい」
蜘蛛達がここにいると言う事は近くにクラックがあると言う事だ、捕まっている人達を助けたいのは山々だが、他にもいたり、もっと大きい本当のボスモンスターがいたら大変だ。
2人は辺りを警戒しながらクラックを探し始めた。
———————————————————————
B級ボスモンスター
"巨大蜘蛛"
30
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
