裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画

みっちゃん

文字の大きさ
6 / 50
序章 同じ境遇の女の子

第4話 病院の中にて

日本 蒼天そうてんギルド専属病院にて


日本に帰って来た真田達は自身が所属しているギルドの専属病院に赤い髪の毛の獣人を連れて来た。

「真田さん!?どうされましたか!?」

「緊急事態です、すぐにこの子の容態を見てください」

病院の受付嬢に石田が背負っている獣人の子を見せる、かなり衰弱している状態が目に見えて分かるので受付嬢も特に何も言わずに診察室へと案内する。

診察室に行くと先生が待っており、すぐに状態を調べてくれた。

「かなり衰弱してますね、一体何があったんですか?」

「モンスターに捕まっている所を私達が助けたんです」

「なるほど、脱水症状も見られますし、おそらく栄養失調だと思われます」

栄養失調
偏食や食料の不足、すなわち1つ以上の重要な栄養の不足した食事、暴食や過剰な栄養剤の摂取、もしくは疾病により引き起こされる動物が健康を維持できない状態を指す一般的な用語である。

脱水症状
体内の水分が不足している状態を指し、初期症状は口の渇き、尿の減少、皮膚や口の中の乾燥など。進行すると、立ちくらみ、めまい、頭痛、脱力感、吐き気、意識障害、血圧低下などの症状が現れる。重症化すると、死に至る可能性もある。

「蜘蛛達に捕まって、何日間もそのままだったんだろうな」

「他の人達はそれでそのまま死んだと言う事ですね」

真田と石田はそう言って獣人の子を見る
何かの毒でも身体の中に入っているのではないか、と考えていたがそうでもないらしい。

「ひとまずは大丈夫です、後は我々医師にお任せください」

「分かりました、俺達はこの後ギルドに戻ります、何かあったらすぐに連絡をください」

「分かりました」

真田は医者に獣人の子を任せてひとまず
仕事が終わった事を報告に行くことにした。

「では、後はよろしくお願いします」

「はい、ありがとうございました」

真田はそう言うと部屋から出て行く、石田も医者に頭を一回下げて後を追いかける。

「真田君、この後はどうしますか?」

「どうって、ギルドマスターに今回の件を報告しに行く、勝手に異世界人を連れて来てしまったからそれの報告書も書かないといけないしな」

人の命を救う為に仕方のない事をしたとしても、ルールはルール、守るべき事を守らなかったからにはそれをした理由を書かないといけないのだ。

「私が報告書を書きます、真田君はギルドマスターに報告をお願いします」

「分かった、しかし良いのか?」

「はい、私の代わりに名取なとりが来てくれるので」

真田と石田、そして名取、他にも何人かいるが、過去にあった出来事から真田の側には必ず誰か1人は護衛として側にいる事にしているのだ。

「名取か…いるのか?」

「はい、メールを送ったら『すぐに行く』とすぐに返事をくれましたし」

「そうか」

何処にいるかは分からないが、すぐに行く
と返事してくれたと言うことはこの近辺にいるって事だろう。

そう真田は考えて周囲を見渡すと、とてつもない魔力を持った者が猛スピードでここに向かって来ていることが分かった。

「本当にすぐ来たな」

「そうですね」

来る方向に視線を向けると、1人の女性が立っていた。

黒いロングヘアに
少し赤みがかった目
巫女服に似たような服を着ていて
その上からフード付きの黒い服を羽織っており
右目に眼帯をつけている

彼女の名前は名取美琴なとりみこ
真田、石田と同じギルドに所属しているS級ハンターの1人だ。

「真田さん、石田さん、お疲れ様です」

「おつかれ」

「名取ちゃんもお疲れ様」

石田は名取が来た事を確認すると名取に声をかける。

「じゃあ名取ちゃん後はお願いね」

「うん後は任せて」

名取がそう言うと石田は先に書類を書きにギルドへと向かって走って行った。

「では、わたくし達も行きましょうか」

「分かった」

名取と真田は走らずに歩きながらギルドへと向かって行く。

「そう言えば真田さん、ギルドマスターにはどう説明するんですか?」

「どうって…普通に状況を説明して話すよ、話が通じないお前達の元仲間達と一緒にするな」

「…すいません失言でした」

真田の名取に対する当たりが強く感じるが、これも仕方のない事だ、それくらいの事を彼女達は平然としていたのだから、むしろこの程度で済むだけ有難いと思うべきだろう。

———————————————————————
S級ハンター
名取美琴なとりみこ

感想 0

あなたにおすすめの小説

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

【完結】異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る

伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。 それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。 兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。 何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

学習スキルしかない俺、見学だけで勇者を超えてしまう

七瀬ななし
ファンタジー
本作は、いわゆる「勇者召喚」に巻き込まれてしまったガリ勉高校生・大塚誠が、地味すぎるスキル「学習」を武器に、なぜか最強へと駆け上がっていく痛快(?)異世界成長譚である。剣聖や聖女、大魔導といった華やかなスキルを持つクラスメイトたちの中で、大塚に与えられたのは「ラーニングの下位互換」と馬鹿にされる「学習」。だが彼はめげない。むしろ得意分野である“見る・覚える・積み上げる”を徹底的に実行する。 王宮での教育では座学トップ、実技は見学オンリー。しかし、見ているだけでスキルを吸収し、しかもなぜかオリジナルを超えてしまうという謎仕様が発覚する。勇者や聖女の能力をこっそり獲得しつつも、目立つのが面倒なので黙秘。やがて「これ以上見ても学ぶものがない」と判断した彼は、あっさり城を出て自由行動へ。 道場で見学、ギルドで講習、珍品を売って資金確保。努力の方向性が若干ズレているようでいて、結果的に最適解を踏み抜く大塚。気づけば“誰よりも学び、誰よりも強くなる”という、とんでもないチートの持ち主に。しかし本人はあくまで「普通に勉強してるだけですけど?」というスタンスを崩さない。 地味・堅実・観察力の化身が、無自覚に世界のバランスを壊していく。これは、派手さゼロのはずが、なぜか最強になってしまう男の、ちょっとおかしな英雄譚である。 ※注意:この物語を読むと知能指数が下がる危険性があります。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。