裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画

みっちゃん

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序章 同じ境遇の女の子

第11話 強くなる為には

「よし、そうと決まればハルナさん」

「はい」

真田はハルナに声をかける
そうと決まれば、と言う事は今から特訓を始めるのだろう。

「先ずは基礎トレーニングから始めましょうか」

「基礎トレーニング?」

「はい、S級ハンター達に鍛えて貰う前にそれに耐えられる必要最低限の基盤を作ります」

いきなり強くなれる訳が無い、先ずは基礎トレーニングで強くなる為の準備が必要だ。

「良いですか?」

「はい!」

「そうは言いますがご主人様、彼女に何をやらせるんですか?」

シィーナはそう言ってどう言ったトレーニングをハルナにやらせるのか質問する。

「先ずはランニング、体力と足腰を鍛える
その次に筋トレ、腹筋、腕立て伏せ、スクワット、それをやって筋肉を鍛える」

「それだけですか?」

「先ずはそれ、基礎中の基礎をやってそれを当たり前にする」

基本的な事をして身体を作る、そこからE級からS級へと覚醒させる。

覚醒させる為にも基礎は必要なのだ。

「成る程…因みに距離と回数は?」

「人間なら10kmと100回だけど、獣人だから20kmと200回だな」

人間の身体能力と獣人の身体能力は違う、ハーフとは言え人間以上の身体能力はあるし、キツかったとしてもS級になる為には頑張るしかないのだ。

「出来ますか?…いや…出来るか?」

「はい…いえ…ああ!」

ハルナは真田と共に敬語をやめ、更にやる覚悟を決める。

「先ずは3ヶ月、それだけをやってくれ、そこから俺達がみっちりと鍛えてやる」

「ああ!」

真田はハルナの覚悟を聞くと、「よし!」と頷く。

「今日は一日ゆっくり休んでくれ、食事はここで何でも食べて良い」

「いいの!?」

「ああ、その代わり明日からは必ずトレーニングをしてもらうぞ?」

「ああ!!!」

覚悟を決めたハルナは先ずは腹ごしらえと言う事で食堂の料理を注文する。
食事はカツ丼、肉を食べ力を付けようと言う事だろう。

「カツ丼…ご主人様の国の主食を使った料理…美味しいですよねぇ」

「そうだな…シィーナ達エルフが食べれるってのも中々に驚いてるがな」

「カツの部分ですか?地球の異世界ファンタジーですと肉などを食べない種族として扱われていますが、わたし達の世界では普通に食べますよ?」

「まぁ…前に聞いたから知ってるけど…」

初めてここに来た時に真田達日本人ハンターは驚いた、エルフと言うのは森に住んでいて動物性の物は食べず、ベジタリアン、もしくはヴィーガンのような種族だと思っていた。

しかし現実は違って、普通に肉食べるし、シィーナ達に聞いても
「森は好きだけど普通に住んでるし、動物とも仲いいけど食べる」
と、むしろ何故そんな風に思われていたのか逆に疑問がられた。

「俺達の固定観念のせいでもあるけど、やっぱり違和感あるんだよなぁ」

「小説の読み過ぎですよ」

そして普通に日本に染まっていく異世界人と言うのも今更だけど凄いと感じた。

「そんで優斗よワシらはどうしたら良いんだ?」

「先ずはサボらない様に見張って欲しい、継続させそれを当たり前にしたい」

「もしサボっていたら?」

「ダンテの好きな様に」

生半可な覚悟で強くなれる訳が無い、強くなりたいのならそれ相応の覚悟が必要だ。

「俺様の出番は?」

「ギーガはないかな?」

「そうか…なら、俺様と付き合え、戦え!」

「分かった、じゃあ俺とギーガは行く、みんなも明日からよろしく頼むな」

そう言って真田はギーガと一緒に訓練所へと向かっていく、S級ハンター同士でも耐えられる様に作った為、余程の事が起きない限りは壊れない代物だ。

「全く我が夫は相変わらず優しいなぁ」

「そこがマスターの良い所でしょ?」

天使のアリス、堕天使のフィリテシアは真田が連れて来たハルナを見てそう思う、助けるのはハンターとしての役目だとしても加入させ自分達で強くさせるなんて普通は考えないからだ。

「夫の為にも頑張りますか」

「ええ、マスターを喜ばせないと」

そう言って2人の天使も食堂から出る、明日からもクラックの仕事があるし、ハルナを見なければならないからだ。

他の仲間達も食堂から出て行き、各々の準備を始める。

目標はS級ハンターその道のりは果てしなく遠いが、その一歩を踏み出し始めた。

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蒼天ギルド S級ハンター
ダークエルフ シィーナ•ヒエイ
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