裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画

みっちゃん

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第1章 S級ハンターへの道 D級編

第29話 昇級祝い

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~蒼天ギルド 食堂~

「今回、皆んなに集まってもらったのは他でもない、ここにいるハルナがE級ハンターからD級ハンターに昇級したことを祝うためだ」

異世界から来たハルナを祝うのは、同じ異世界から来た各国のS級ハンターたちだ。

「ワシはちょっと疑問なんじゃが、優斗よ、本当にD級に上がったのか?」

「ああ、俺自身もテストで鑑定してもらい、結果も正常だった」

「さらに、私(あたし)たちもいたから見間違いな訳がないわよ?」

「エルフ種である我々のことが信用できないのであれば、石田さんもいましたので、彼女にも聞いてください」

ドワーフの国から来たS級ハンターのダンテ
異世界小説モノでよくある設定の
「エルフとドワーフは仲が悪い」と言うのが異世界にもあり、友好関係を築くためにダンテはいるのだ。

「そこまでしなくても良い、すまなかったな、悪かったよ」

ダンテは謝罪をしながら視線を逸らす。仲良くしようと努力はしているらしいが、昔からの仲の悪さはそうそう無くなりはしないだろう。

「他にはいるか?」

「真田、聞きたい事がある俺様達は参加していいのか?」

「僕だよ、夫よ、僕達は今回の件には参加していない」

「ぼくもですよ、マスター?本当は力になりたかったんですから」

そう言って来たのは
オークの国のS級ハンター、ギーガ
天使の国のS級ハンター、アリス
堕天した元天使の国のS級ハンター、
フィリテシア
彼女達の言い分は最もだ。しかし、今回の言い分は受け入れる事はできない。

「そうかもしれないが、これはお祝いパーティーだ。誕生日パーティーで誕生日じゃないから参加しないと言うのと同じだぞ?」

今回の主役は昇級したハルナだ。なのに祝う人達が少ないとなるとモチベーションにも繋がる。ならば多い方がいいだろう。

「それに種族は違えど、同じ世界から来た仲間だ。だったら仲間達で祝った方がいいだろ?」

「それなら俺様は納得だ」

「僕だよ、最も夫の命令ならどんなことでもするけどね?」

「マスターの為ならなんでもしますからね!」

ギーガは兎も角。2人の天使の忠義が凄まじい事になっているが、取り敢えず置いといておく。
何回も書くが、今回の主役はハルナだ。余計は事はしたくないと真田は考えている。

「ボクはどうでもいいかな。ハルナと戦えるのなら嬉しいけど」

「絶対に駄目だからな。もし破ったらまた…」

「絶対に戦わないからやめてくれよ、優斗」

悪魔の国から来たグレイハムは日本食に染まった異世界人、そのかわり具合は凄まじく、
おにぎり
卵焼き
ソーセージ
味噌汁
たくあん
お茶
と言う朝にお母さんが作ってくれた所謂
"これいいんだよ"飯系が好きだ。

だから余計事を増やしたくない時はこれを真田は使っているのだ。

「我は問題ない、眷属の頼みだから断る理由もなかろう」

「祝うことを否定するつもりはありません、真田ハンター私達を呼んでくださりありがとうございます」

龍族のS級ハンターエンリュウ
マリール帝国のS級ハンターランディルス
彼等2人は常識人枠でかなり助かっている。
今回の件もすんなりと受け入れてくれている。

「ありがとう、さてとちょっと長くなってしまったが、これよりハルナのD級ハンターになった昇級祝いを始める!ハルナ何か一言あるか?」

「え?」

「大体こう言うのは主役が最初に言うんだよ、ホレ」

そう言って真田はマイクを持って来て渡す。
ハルナは戸惑いつつもマイクを取り仲間に視線を向ける。

「え…えーと…あたしはまだまだ歩き始めたばっかりだから…これからも頑張ります…です…」

「ワシからアドバイス、せめて最後は声を下げない方が良いぞ」

「え?」

あたしもそう思うわ"これからも頑張ります"で止めた方がカッコいいわよ」

ダンテとミィーナにダメ出しをされて顔を赤くするハルナだが、シィーナが近づいて肩を叩く。

「最初は誰だってそうです、そこの無茶振りをした人だって最初は無愛想なクソガキでしたからね」

「クソガキとは失礼な」

「年齢差を考えて下さい?」

「…クソガキだわ」

真田は20歳だが、シィーナは119歳、エルフから見たら人間なんてまだまだ可愛い子供の様なものだ。

「さ、ハルナさんの意気込みも終わりましたし、皆さんご一緒に」

シィーナはハルナからマイクを借りて場を仕切り出す、こう言う時のシィーナは本当に頼りになる為真田も文句が言えなかったのだ。

「ハルナさんの今後を祝って」

「「「「「かんぱーい!!!!!」」」」」

その言葉を皮切りに皆んなが一斉に飲み食いを始め出した。

「はい、ご主人様」

「ああ、助かったよシィーナ」

シィーナは真田にマイクを渡す、真田はそれを片付けるとシィーナにお礼を言う。

「主人である貴方様がしっかりなさらないからです。今後公の場で出ることもあるんですから、しっかりしてください。」

「肝に銘じておきます。」

「本当にS級ハンターにも上下関係があるんだな。」

シィーナに怒られている真田の姿を見て、ハルナはそう思ったのだった。

———————————————————————
「でも、何でこんなに言われているんだろう?」

「それはねぇ、自分の好きな人が駄目な人だと周りから思われてほしくないからだよぉ。」

「そうなんだね。ミィーナはどうなの?」

あたしあたしは友達としては好きだけど、異性としてはないかな。」

「何で?」

「だってあたし、そう言う恋人関係とか作って自分の自由が無くなるの嫌なんだもん。だから友達で良いの。」

「そうなんだ…意外だった。」


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