裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画

みっちゃん

文字の大きさ
32 / 42
第1章 S級ハンターへの道 D級編

第30話 新たな指導者達を決めよう

しおりを挟む
~1時間後~

「シィーナ、マイク貸して」

「どうぞ」

「ありがとう、こほん皆んな俺の話を聞いてくれ」

シィーナからマイクを受け取ると真田はみんなに声をかけ始める。
途中から始めたことには何か理由があるのだろう。

「ん?」

「今日までハルナはミィーナとシィーナの元でS級を目指して頑張ってきた。しかしそれだけではハルナは強くなれない」

ミィーナ、シィーナ達だけでも強くなれるが、さらに強くはなれない。なるためには知識ややり方以外にもまだまだたくさんあるのだ。

「そこで前にも話したように他の者達でもハルナの育成に参加してもらいたい」

「ワシらが?」

ドワーフのダンテは酒を飲みながら真田に質問する。

「そうだ、ダンテならエルフとは違う剣の使い方を教えることができる」

「確かにそうじゃが、任せても良いのか?」

心配するのはわかる。真田が強くしたいと思っている期待の新人ハルナを自分のやり方で果たして本当に強くなるのか分からないからだ。

「ああ、ダンテ以外でもギーガの強さへの求め方、アリス、フィリテシアの圧倒的な力、グレイハムの魔剣の使い方、エンリュウの戦い方、ランディルスの帝国流の剣技、学ぼうと思えば色々とあるぞ?」

「俺様は強い奴にしか興味がない」

「その強い奴にお前が仕立て上げろ、己が望む最強の戦士にな」

オークのギーガに真田はそう答える。ギーガだってS級ハンターだ。模擬戦でも何でも戦えば学ぶ所は山ほどあるだろう。

「夫が望むのであれば僕は断る理由はない」

「マスターの為なら何でもします」

天使のアリス、堕天使のフィリテシア、S級ハンターの中でも格が違う2人なら自惚れることもないだろう。

「ボクでもいいの?手加減出来ないよ?」

「なら手加減の練習も兼ねてやれ、せっかくの機会を無駄にするなよ」

悪魔のグレイハム、魔剣と言う普通の剣とは違うモノを扱うグレイハムなら、もしハルナが魔剣に手を出して危険な状態になったとしても対処ができるだろう。

「眷属の頼みだやってやろう」

龍族のエンリュウ、龍族の戦い方はきっとハルナの新たな戦略の1つになるだろう。

「私はいつでもいいですよ、教えるのも帝国流ですし」

ランディルスはマリール帝国の騎士達が使っている剣技の流派を教えてくれるだろう。そうすれば今までの我流よりも更に良くなるだろう。

「ここにいる全員の力を合わせてハルナを最強のS級ハンターにする、異論は認めない」

真田はそう言い切る。
真田にとってハルナはそれ程までに大切な存在だと周りに言っているようなものだ。

「真田…」

「ハルナ、お前は気にする必要はない、お前はただS級になるために努力すれば良い。他の事は俺達に任せろ」

ハルナの不安そうな言葉に真田再度頼りになる言葉を言う。
本当にハルナのことを思っての発言だろう。

「と言う事で、この昇級祝いで次の2人を決めようと思う」

「ん?2人なのか?」

「ああ、ミィーナとシィーナの様な感じで2人1組で行く、多過ぎると逆に大変だからな」

ダンテの言葉に真田そう答える。
別に3人でも良いし、むしろそっちの方が最終的に教えられる人達も多いと思うが、ハルナのことを考えての判断だろう。

「それだと結局D級2人、C級2人、B級2人、A級2人と言う感じか?1人足りないぞ?」

「そこは問題ない、最後のA級は残り1人も含めての3人で行けば良い」

ギーガの問いに真田はそう答える。
異世界のS級は合計で9人いる、1つのランクごとに2人ずつだと必ず1人余る、ならば1番ランクが上げにくいA級の時に入れれば良い。

「夫よでは僕が立候補しよう、必ずハルナをC級へ上げさせて見せよう」

「マスター、ぼくに任せて下さい。C級どころか一気にB級にまで育てて見せます」

「ボクはどうでも良いけど強い時に教えたいなぁ」

「眷属よ、グレイハムのパートナーは我がしよう、色々とまずそうだからな」

「私はいつでもどこでも大丈夫です、空いた枠に入れてください」

アリス、フィリテシア、グレイハム、エンリュウ、ランディルスが各々の要求をし始めてダンテとギーガも加わって誰が次に教えるかで争い始めた。

「優斗、止めなくて良いの?」

「じゃあミィーナ止めてくれ」

「無理よ、あたし1人じゃ止められないわよ」

「じゃあシィーナも一緒に行ってやれ」

「無理です、わたし達では止められません」

最初に教えたエルフの2人は傍観していた為、仲裁するように言われたがすぐに断ってしまう。
あの中に入るのが嫌な様だ。

「同じS級ハンターだろ?どうにかなるだろ」

「あのねぇ、あたし達はS級でもあっちにはそれを超える化け物達がいるでしょ!?」

「むしろ何であんな化け物が同じS級枠で収まっているのか謎レベルです」

真田の無茶振りにはミィーナ達は更に拒絶する。同じS級ハンターの中でもやっぱりレベルの差があるらしい。

ハルナは止めたい反面、実力不足と自分のために争っていることで言えずにいた。

———————————————————————
そして次の2人が決まったのは次の日の朝だった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。

アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚… スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。 いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて… 気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。 愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。 生きていればいつかは幼馴染達とまた会える! 愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」 幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。 愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。 はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?

【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?

山咲莉亜
ファンタジー
 ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。  だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。  趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?  ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。 ※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

処理中です...