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第1章 S級ハンターへの道 D級編
第30話 新たな指導者達を決めよう
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~1時間後~
「シィーナ、マイク貸して」
「どうぞ」
「ありがとう、こほん皆んな俺の話を聞いてくれ」
シィーナからマイクを受け取ると真田はみんなに声をかけ始める。
途中から始めたことには何か理由があるのだろう。
「ん?」
「今日までハルナはミィーナとシィーナの元でS級を目指して頑張ってきた。しかしそれだけではハルナは強くなれない」
ミィーナ、シィーナ達だけでも強くなれるが、さらに強くはなれない。なるためには知識ややり方以外にもまだまだたくさんあるのだ。
「そこで前にも話したように他の者達でもハルナの育成に参加してもらいたい」
「ワシらが?」
ドワーフのダンテは酒を飲みながら真田に質問する。
「そうだ、ダンテならエルフとは違う剣の使い方を教えることができる」
「確かにそうじゃが、任せても良いのか?」
心配するのはわかる。真田が強くしたいと思っている期待の新人ハルナを自分のやり方で果たして本当に強くなるのか分からないからだ。
「ああ、ダンテ以外でもギーガの強さへの求め方、アリス、フィリテシアの圧倒的な力、グレイハムの魔剣の使い方、エンリュウの戦い方、ランディルスの帝国流の剣技、学ぼうと思えば色々とあるぞ?」
「俺様は強い奴にしか興味がない」
「その強い奴にお前が仕立て上げろ、己が望む最強の戦士にな」
オークのギーガに真田はそう答える。ギーガだってS級ハンターだ。模擬戦でも何でも戦えば学ぶ所は山ほどあるだろう。
「夫が望むのであれば僕は断る理由はない」
「マスターの為なら何でもします」
天使のアリス、堕天使のフィリテシア、S級ハンターの中でも格が違う2人なら自惚れることもないだろう。
「ボクでもいいの?手加減出来ないよ?」
「なら手加減の練習も兼ねてやれ、せっかくの機会を無駄にするなよ」
悪魔のグレイハム、魔剣と言う普通の剣とは違うモノを扱うグレイハムなら、もしハルナが魔剣に手を出して危険な状態になったとしても対処ができるだろう。
「眷属の頼みだやってやろう」
龍族のエンリュウ、龍族の戦い方はきっとハルナの新たな戦略の1つになるだろう。
「私はいつでもいいですよ、教えるのも帝国流ですし」
ランディルスはマリール帝国の騎士達が使っている剣技の流派を教えてくれるだろう。そうすれば今までの我流よりも更に良くなるだろう。
「ここにいる全員の力を合わせてハルナを最強のS級ハンターにする、異論は認めない」
真田はそう言い切る。
真田にとってハルナはそれ程までに大切な存在だと周りに言っているようなものだ。
「真田…」
「ハルナ、お前は気にする必要はない、お前はただS級になるために努力すれば良い。他の事は俺達に任せろ」
ハルナの不安そうな言葉に真田再度頼りになる言葉を言う。
本当にハルナのことを思っての発言だろう。
「と言う事で、この昇級祝いで次の2人を決めようと思う」
「ん?2人なのか?」
「ああ、ミィーナとシィーナの様な感じで2人1組で行く、多過ぎると逆に大変だからな」
ダンテの言葉に真田そう答える。
別に3人でも良いし、むしろそっちの方が最終的に教えられる人達も多いと思うが、ハルナのことを考えての判断だろう。
「それだと結局D級2人、C級2人、B級2人、A級2人と言う感じか?1人足りないぞ?」
「そこは問題ない、最後のA級は残り1人も含めての3人で行けば良い」
ギーガの問いに真田はそう答える。
異世界のS級は合計で9人いる、1つのランクごとに2人ずつだと必ず1人余る、ならば1番ランクが上げにくいA級の時に入れれば良い。
「夫よでは僕が立候補しよう、必ずハルナをC級へ上げさせて見せよう」
「マスター、ぼくに任せて下さい。C級どころか一気にB級にまで育てて見せます」
「ボクはどうでも良いけど強い時に教えたいなぁ」
「眷属よ、グレイハムのパートナーは我がしよう、色々とまずそうだからな」
「私はいつでもどこでも大丈夫です、空いた枠に入れてください」
アリス、フィリテシア、グレイハム、エンリュウ、ランディルスが各々の要求をし始めてダンテとギーガも加わって誰が次に教えるかで争い始めた。
「優斗、止めなくて良いの?」
「じゃあミィーナ止めてくれ」
「無理よ、私1人じゃ止められないわよ」
「じゃあシィーナも一緒に行ってやれ」
「無理です、私達では止められません」
最初に教えたエルフの2人は傍観していた為、仲裁するように言われたがすぐに断ってしまう。
あの中に入るのが嫌な様だ。
「同じS級ハンターだろ?どうにかなるだろ」
「あのねぇ、私達はS級でもあっちにはそれを超える化け物達がいるでしょ!?」
「むしろ何であんな化け物が同じS級枠で収まっているのか謎レベルです」
真田の無茶振りにはミィーナ達は更に拒絶する。同じS級ハンターの中でもやっぱりレベルの差があるらしい。
ハルナは止めたい反面、実力不足と自分のために争っていることで言えずにいた。
———————————————————————
そして次の2人が決まったのは次の日の朝だった。
「シィーナ、マイク貸して」
「どうぞ」
「ありがとう、こほん皆んな俺の話を聞いてくれ」
シィーナからマイクを受け取ると真田はみんなに声をかけ始める。
途中から始めたことには何か理由があるのだろう。
「ん?」
「今日までハルナはミィーナとシィーナの元でS級を目指して頑張ってきた。しかしそれだけではハルナは強くなれない」
ミィーナ、シィーナ達だけでも強くなれるが、さらに強くはなれない。なるためには知識ややり方以外にもまだまだたくさんあるのだ。
「そこで前にも話したように他の者達でもハルナの育成に参加してもらいたい」
「ワシらが?」
ドワーフのダンテは酒を飲みながら真田に質問する。
「そうだ、ダンテならエルフとは違う剣の使い方を教えることができる」
「確かにそうじゃが、任せても良いのか?」
心配するのはわかる。真田が強くしたいと思っている期待の新人ハルナを自分のやり方で果たして本当に強くなるのか分からないからだ。
「ああ、ダンテ以外でもギーガの強さへの求め方、アリス、フィリテシアの圧倒的な力、グレイハムの魔剣の使い方、エンリュウの戦い方、ランディルスの帝国流の剣技、学ぼうと思えば色々とあるぞ?」
「俺様は強い奴にしか興味がない」
「その強い奴にお前が仕立て上げろ、己が望む最強の戦士にな」
オークのギーガに真田はそう答える。ギーガだってS級ハンターだ。模擬戦でも何でも戦えば学ぶ所は山ほどあるだろう。
「夫が望むのであれば僕は断る理由はない」
「マスターの為なら何でもします」
天使のアリス、堕天使のフィリテシア、S級ハンターの中でも格が違う2人なら自惚れることもないだろう。
「ボクでもいいの?手加減出来ないよ?」
「なら手加減の練習も兼ねてやれ、せっかくの機会を無駄にするなよ」
悪魔のグレイハム、魔剣と言う普通の剣とは違うモノを扱うグレイハムなら、もしハルナが魔剣に手を出して危険な状態になったとしても対処ができるだろう。
「眷属の頼みだやってやろう」
龍族のエンリュウ、龍族の戦い方はきっとハルナの新たな戦略の1つになるだろう。
「私はいつでもいいですよ、教えるのも帝国流ですし」
ランディルスはマリール帝国の騎士達が使っている剣技の流派を教えてくれるだろう。そうすれば今までの我流よりも更に良くなるだろう。
「ここにいる全員の力を合わせてハルナを最強のS級ハンターにする、異論は認めない」
真田はそう言い切る。
真田にとってハルナはそれ程までに大切な存在だと周りに言っているようなものだ。
「真田…」
「ハルナ、お前は気にする必要はない、お前はただS級になるために努力すれば良い。他の事は俺達に任せろ」
ハルナの不安そうな言葉に真田再度頼りになる言葉を言う。
本当にハルナのことを思っての発言だろう。
「と言う事で、この昇級祝いで次の2人を決めようと思う」
「ん?2人なのか?」
「ああ、ミィーナとシィーナの様な感じで2人1組で行く、多過ぎると逆に大変だからな」
ダンテの言葉に真田そう答える。
別に3人でも良いし、むしろそっちの方が最終的に教えられる人達も多いと思うが、ハルナのことを考えての判断だろう。
「それだと結局D級2人、C級2人、B級2人、A級2人と言う感じか?1人足りないぞ?」
「そこは問題ない、最後のA級は残り1人も含めての3人で行けば良い」
ギーガの問いに真田はそう答える。
異世界のS級は合計で9人いる、1つのランクごとに2人ずつだと必ず1人余る、ならば1番ランクが上げにくいA級の時に入れれば良い。
「夫よでは僕が立候補しよう、必ずハルナをC級へ上げさせて見せよう」
「マスター、ぼくに任せて下さい。C級どころか一気にB級にまで育てて見せます」
「ボクはどうでも良いけど強い時に教えたいなぁ」
「眷属よ、グレイハムのパートナーは我がしよう、色々とまずそうだからな」
「私はいつでもどこでも大丈夫です、空いた枠に入れてください」
アリス、フィリテシア、グレイハム、エンリュウ、ランディルスが各々の要求をし始めてダンテとギーガも加わって誰が次に教えるかで争い始めた。
「優斗、止めなくて良いの?」
「じゃあミィーナ止めてくれ」
「無理よ、私1人じゃ止められないわよ」
「じゃあシィーナも一緒に行ってやれ」
「無理です、私達では止められません」
最初に教えたエルフの2人は傍観していた為、仲裁するように言われたがすぐに断ってしまう。
あの中に入るのが嫌な様だ。
「同じS級ハンターだろ?どうにかなるだろ」
「あのねぇ、私達はS級でもあっちにはそれを超える化け物達がいるでしょ!?」
「むしろ何であんな化け物が同じS級枠で収まっているのか謎レベルです」
真田の無茶振りにはミィーナ達は更に拒絶する。同じS級ハンターの中でもやっぱりレベルの差があるらしい。
ハルナは止めたい反面、実力不足と自分のために争っていることで言えずにいた。
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そして次の2人が決まったのは次の日の朝だった。
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