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2章
52.
ライムに必要な物を聞いて作業台に出していく。スカイが通訳をしつつお手伝い。全て出し終えたらスカイは私の肩にのる。
ライムが触手を伸ばして次々に作業を進めていく。
ゴリゴリゴリゴリ
乳棒で混ぜていると鉢の中緑に光った。
『出来たみたい』
鉢の中を覗くと液体が入っていた。
「コレは回復ポーションだな」
ヴェルトが中身を確認している。一応鑑定してみると回復ポーション(良)とでている。
「その様ですね」
私は収納から瓶を取り出して中身を注いだ。3本の仕上がりだ。
「すごいな。いやぁ、良いもの見せてもらったよ」
テンション高めなヴェルトの頭にはウララが乗っかっている。
『主、あの子がね、私も自分の道具が欲しいって。そしたらお手伝いできるのにって言ってるよ』
ほうほう。自分専用の道具があると調合ができるのか。ちょっと失礼してウララを鑑定すると確かに調合スキルはあるみたいだ。早速ヴェルトに道具の事を伝えると口をポカーンと開けて此方をみている。
「お前のスライムは念話が出来るのか」
「スカイ、ブルーのは出来るよ。ライムはまだ無理だけどスカイが通訳してくれるんだ」
「それはすごいな。ウララも道具があれば調合出来るのか。何を買えば良いんだ。早速アイツの店に行って」
「ちょっと、先に付与魔法掛けてよ。」
「おう、そうだった。さっさと終わらせて道具をかいに行くぞ。付与魔法の代金代わりに道具屋についてきてくれないか。どれが良いのかわからん」
なんだか巻き込まれている様な気もするがまあ楽しそうだしよしとしよう。
言葉通りにサクッと付与魔法をおえた。鑑定してみたら確かに完了していたので収納に片付ける。
そのまま先程の店に2人プラス3匹でむかう。
「おい、プルエラいるか」
「入口でうるさいよ。なんだい慌てて」
先程のおばさん、プルエラさんが奥から出てきた。
「ウララの道具を買いたいんだ。」
軽く事情を説明して早速選び出さした。
スカイが近くで一緒に見ている。ライムは私の肩の上だ。
『主、1番上の棚の右から二つ目のが良いみたい』
スカイが教えてくれたのでヴェルトに伝える。
早速棚から取り出してウララの前に置くと嬉しそうにプルプル震えている。
それをみたスカイとライムが同じように震える。
プルエラさんが近くに寄ってきた。
「決まった様だね。お嬢ちゃんのスライムは頭が良いみたいだね。大したもんだ。」
あえて深くは聞いてこないが察しはついたみたいだ。
「お嬢、コイツは俺の妹で昔一緒にパーティを組んでいた冒険者だ。今は引退した様なものだが中々の腕前だぞ。時々採取に付き合ってもらってるんだ」
成る程、兄弟か。どおりで仲が良さそうな筈だ。
「まあ、私のとこもヴェルトのとこも困ったことがあったらいつでもきたら良いよ。」
「はい、ありがとうございます。その時はよろしくお願いします」
私は2人を置いて先に店をでた。
明日は授業がないので今日は屋敷に帰る事にした。
「ただいま」
『『『おかえり』』』
ジン、ガイヤ、ウルが突進してくる。
「ギャァ」
そのまま後ろに倒れた。ジンが痛くない様に支えてはくれているが三匹に揉みくちゃにされた。
ヨダレやらなんやらでぼろぼろのまんま屋敷に入ると入口でメイド長に捕まり風呂にほり込まれた。
「ミーナ様、せめて表からお声掛け下さいませ」
怒られてしまった。
「すいません。次から気をつけます」
皆んなでお風呂に入った。ついでに順番に洗っていく。
流石に五匹まとめては大変だった。
お風呂からでて自室でまったりしているとゴンドラが訪ねてきた。
「ミーナ様お寛ぎのところ申し訳ありません。少しよろしいでしょうか」
珍しい事なので先を促すとノルトラ・リンダが明日急に訪ねてくるとか。とりあえず叔父に遣いは出した様で対応の指示待ちとか。
「何しにくるのかしら」
「はい、手紙には見習いについて申し出があるとか。はぁ、あの方達には関係のない事なんですから口出しをしないで頂きたいです」
そうこうしているとどうやら叔父が到着した様でエントランスが騒がしい。私は執務室に招く様ゴンドラに伝えて準備した。
「こんばんは。お忙しい時にありがとうございます」
叔父に挨拶をし、早速リンダ子爵について話し合う。
とりあえず私は公爵として、別室に控え話の様子を伺う事にした。
翌日、髪と瞳の色を戻し自室に控える。
リンダ子爵が到着した気配が伺えた。
しばらくしてゴンドラがやってきた。
「失礼します。あちらの話をお伝えします」
内容としてはハルトから失礼な一年生が見習いに選ばれたとの報告があり、抗議に訪れた様だ。
どうやら子爵もハルトが時期当主だと思っている様だとか。
ハルト本人が見習い達の様子も見れず騒いでいるのを親バカが間に受けての訪問らしい。
アホらしい。非常に腹が立つ。
「叔父はどの様に対応を」
「はい、正直呆れておいでです。当主の従事につきましてはこちらの権限でございますのでその旨をお伝えいただきお引き取りいただく予定です。当たり前の事をご説明しなくてはならないのも申し訳無くて」
エントランスから声がする。
どうやらおかえりの様だ。
私は執務室で叔父を待つ事にした。
「おい、ミーナ。アイツら炙り出すぞ。正直鬱陶しい。姉の嫁ぎ先だしと我慢していたがもう相手にしてするのも面倒だ。」
「そう、では二度と出てこれない様に準備してくださいね。」
時期や方法は叔父にお任せした。少々時間ぎ必要らしいのでタイミングがきたら知らせてもらう。
リンダ子爵の排除が決定したのだった。
ライムが触手を伸ばして次々に作業を進めていく。
ゴリゴリゴリゴリ
乳棒で混ぜていると鉢の中緑に光った。
『出来たみたい』
鉢の中を覗くと液体が入っていた。
「コレは回復ポーションだな」
ヴェルトが中身を確認している。一応鑑定してみると回復ポーション(良)とでている。
「その様ですね」
私は収納から瓶を取り出して中身を注いだ。3本の仕上がりだ。
「すごいな。いやぁ、良いもの見せてもらったよ」
テンション高めなヴェルトの頭にはウララが乗っかっている。
『主、あの子がね、私も自分の道具が欲しいって。そしたらお手伝いできるのにって言ってるよ』
ほうほう。自分専用の道具があると調合ができるのか。ちょっと失礼してウララを鑑定すると確かに調合スキルはあるみたいだ。早速ヴェルトに道具の事を伝えると口をポカーンと開けて此方をみている。
「お前のスライムは念話が出来るのか」
「スカイ、ブルーのは出来るよ。ライムはまだ無理だけどスカイが通訳してくれるんだ」
「それはすごいな。ウララも道具があれば調合出来るのか。何を買えば良いんだ。早速アイツの店に行って」
「ちょっと、先に付与魔法掛けてよ。」
「おう、そうだった。さっさと終わらせて道具をかいに行くぞ。付与魔法の代金代わりに道具屋についてきてくれないか。どれが良いのかわからん」
なんだか巻き込まれている様な気もするがまあ楽しそうだしよしとしよう。
言葉通りにサクッと付与魔法をおえた。鑑定してみたら確かに完了していたので収納に片付ける。
そのまま先程の店に2人プラス3匹でむかう。
「おい、プルエラいるか」
「入口でうるさいよ。なんだい慌てて」
先程のおばさん、プルエラさんが奥から出てきた。
「ウララの道具を買いたいんだ。」
軽く事情を説明して早速選び出さした。
スカイが近くで一緒に見ている。ライムは私の肩の上だ。
『主、1番上の棚の右から二つ目のが良いみたい』
スカイが教えてくれたのでヴェルトに伝える。
早速棚から取り出してウララの前に置くと嬉しそうにプルプル震えている。
それをみたスカイとライムが同じように震える。
プルエラさんが近くに寄ってきた。
「決まった様だね。お嬢ちゃんのスライムは頭が良いみたいだね。大したもんだ。」
あえて深くは聞いてこないが察しはついたみたいだ。
「お嬢、コイツは俺の妹で昔一緒にパーティを組んでいた冒険者だ。今は引退した様なものだが中々の腕前だぞ。時々採取に付き合ってもらってるんだ」
成る程、兄弟か。どおりで仲が良さそうな筈だ。
「まあ、私のとこもヴェルトのとこも困ったことがあったらいつでもきたら良いよ。」
「はい、ありがとうございます。その時はよろしくお願いします」
私は2人を置いて先に店をでた。
明日は授業がないので今日は屋敷に帰る事にした。
「ただいま」
『『『おかえり』』』
ジン、ガイヤ、ウルが突進してくる。
「ギャァ」
そのまま後ろに倒れた。ジンが痛くない様に支えてはくれているが三匹に揉みくちゃにされた。
ヨダレやらなんやらでぼろぼろのまんま屋敷に入ると入口でメイド長に捕まり風呂にほり込まれた。
「ミーナ様、せめて表からお声掛け下さいませ」
怒られてしまった。
「すいません。次から気をつけます」
皆んなでお風呂に入った。ついでに順番に洗っていく。
流石に五匹まとめては大変だった。
お風呂からでて自室でまったりしているとゴンドラが訪ねてきた。
「ミーナ様お寛ぎのところ申し訳ありません。少しよろしいでしょうか」
珍しい事なので先を促すとノルトラ・リンダが明日急に訪ねてくるとか。とりあえず叔父に遣いは出した様で対応の指示待ちとか。
「何しにくるのかしら」
「はい、手紙には見習いについて申し出があるとか。はぁ、あの方達には関係のない事なんですから口出しをしないで頂きたいです」
そうこうしているとどうやら叔父が到着した様でエントランスが騒がしい。私は執務室に招く様ゴンドラに伝えて準備した。
「こんばんは。お忙しい時にありがとうございます」
叔父に挨拶をし、早速リンダ子爵について話し合う。
とりあえず私は公爵として、別室に控え話の様子を伺う事にした。
翌日、髪と瞳の色を戻し自室に控える。
リンダ子爵が到着した気配が伺えた。
しばらくしてゴンドラがやってきた。
「失礼します。あちらの話をお伝えします」
内容としてはハルトから失礼な一年生が見習いに選ばれたとの報告があり、抗議に訪れた様だ。
どうやら子爵もハルトが時期当主だと思っている様だとか。
ハルト本人が見習い達の様子も見れず騒いでいるのを親バカが間に受けての訪問らしい。
アホらしい。非常に腹が立つ。
「叔父はどの様に対応を」
「はい、正直呆れておいでです。当主の従事につきましてはこちらの権限でございますのでその旨をお伝えいただきお引き取りいただく予定です。当たり前の事をご説明しなくてはならないのも申し訳無くて」
エントランスから声がする。
どうやらおかえりの様だ。
私は執務室で叔父を待つ事にした。
「おい、ミーナ。アイツら炙り出すぞ。正直鬱陶しい。姉の嫁ぎ先だしと我慢していたがもう相手にしてするのも面倒だ。」
「そう、では二度と出てこれない様に準備してくださいね。」
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