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あれから数日かけて25階層まで攻略し、今回のダンジョンは終了した。
領都に戻り、とりあえず1日は休憩日とした。
翌日、魔力ペンを受け取りに行き、ついでに欲しい素材があれば譲るよと話してリクエストのあった物を受け渡しする。
余剰になった素材をギルドへ売り捌く為、ダンさんと向かった。
「お嬢、今日はこないだのヤツと飲みに行くがどうする?一緒にくるか?」
「えっ、行かない」
「連れないな。まぁ、良いや。このまま、俺は待ち合わせ場所に行くからギルドは任せても?」
「どうせ、私の持ってる物ばかりだし大丈夫、どうぞごゆっくり。」
明日、もう1日お休みにして明後日早朝からスターディアに向かう予定だったので特に問題はない。
その場でダンさんと別れて1人でギルドへ向かった。
中に入ると時間的に人が少ないのもあって用事は直ぐに終わった。
なんとなく依頼ボードを眺めていたら、後ろから急に肩を掴まれた。
「お前、なんでこんなところにいるんだ」
うわー、またこいつだ。
鬱陶しいから肩にある手を無言で払い除けてその場を去ろうとしてら騒ぎ出した。
「何するんだ。卑怯だぞ」
今度は急に髪を引っ張られ後に倒れそうになる。
「お前こそ、その手を離せ」
一旦瞬間、強く引かれて、その場に倒された。
「一体、なんでこんな事されなきゃいけないんだ。」
そのまま、髪を引っ張るモンだから無理矢理顔が上を向かされる。
「お前の態度が生意気だからだ。」
言いながら、顔を蹴りつけるつもりか右脚を振りかざしてきた。
流石に顔を蹴られては不味いと思ったが倒れた体制が悪くてガードができない。
マズったなと思い、痛みが来るのに構えていると怒鳴り声が聴こえてきた。
「コラ、お前何やってんだ。いい加減にしないと資格も何にもかんも剥奪するぞ」
大柄な厳つい男性が問題児の襟ぐりを掴み、放り投げた。
勢いで髪から手は離されたけど数本持ってかれていたい。
涙目になりながらとりあえず身体を起こそうとしたら脇をひょっこり持ち上げられて立たされた。
「おう、坊主大丈夫か。すまんなアイツが。怪我はないか?」
そう聞かれたのでとりあえずその場で飛び跳ねて確認してみたら左足首が少し痛む。
「ん、足を捻ってるか。よし、手当するわ。その間状況を聴かせてくれるか」
「わかった」
簡単に返事して男の顔を見上げるとヒョイっと抱き上げられて肩に座らされた。
「うわっ」
「落っこちるなよ」
私を支えているのと逆手にさっきのヤツを脇に抱えて階段を上がっていく。
チラッと周りを見渡してみると哀れな顔で見る人、呆れた様子で見る人は居るが状況に慌てる人はいない。
落ちたくないので軽く頭を掴ませて貰ってるこの人にちょっと尋ねてみた。
「良く、ある事なのかこの状況」
「あぁ、日常茶飯事だ」
「あっそ」
それ以上聞くのも邪魔くさいのでされるがままにしておいた。
領都に戻り、とりあえず1日は休憩日とした。
翌日、魔力ペンを受け取りに行き、ついでに欲しい素材があれば譲るよと話してリクエストのあった物を受け渡しする。
余剰になった素材をギルドへ売り捌く為、ダンさんと向かった。
「お嬢、今日はこないだのヤツと飲みに行くがどうする?一緒にくるか?」
「えっ、行かない」
「連れないな。まぁ、良いや。このまま、俺は待ち合わせ場所に行くからギルドは任せても?」
「どうせ、私の持ってる物ばかりだし大丈夫、どうぞごゆっくり。」
明日、もう1日お休みにして明後日早朝からスターディアに向かう予定だったので特に問題はない。
その場でダンさんと別れて1人でギルドへ向かった。
中に入ると時間的に人が少ないのもあって用事は直ぐに終わった。
なんとなく依頼ボードを眺めていたら、後ろから急に肩を掴まれた。
「お前、なんでこんなところにいるんだ」
うわー、またこいつだ。
鬱陶しいから肩にある手を無言で払い除けてその場を去ろうとしてら騒ぎ出した。
「何するんだ。卑怯だぞ」
今度は急に髪を引っ張られ後に倒れそうになる。
「お前こそ、その手を離せ」
一旦瞬間、強く引かれて、その場に倒された。
「一体、なんでこんな事されなきゃいけないんだ。」
そのまま、髪を引っ張るモンだから無理矢理顔が上を向かされる。
「お前の態度が生意気だからだ。」
言いながら、顔を蹴りつけるつもりか右脚を振りかざしてきた。
流石に顔を蹴られては不味いと思ったが倒れた体制が悪くてガードができない。
マズったなと思い、痛みが来るのに構えていると怒鳴り声が聴こえてきた。
「コラ、お前何やってんだ。いい加減にしないと資格も何にもかんも剥奪するぞ」
大柄な厳つい男性が問題児の襟ぐりを掴み、放り投げた。
勢いで髪から手は離されたけど数本持ってかれていたい。
涙目になりながらとりあえず身体を起こそうとしたら脇をひょっこり持ち上げられて立たされた。
「おう、坊主大丈夫か。すまんなアイツが。怪我はないか?」
そう聞かれたのでとりあえずその場で飛び跳ねて確認してみたら左足首が少し痛む。
「ん、足を捻ってるか。よし、手当するわ。その間状況を聴かせてくれるか」
「わかった」
簡単に返事して男の顔を見上げるとヒョイっと抱き上げられて肩に座らされた。
「うわっ」
「落っこちるなよ」
私を支えているのと逆手にさっきのヤツを脇に抱えて階段を上がっていく。
チラッと周りを見渡してみると哀れな顔で見る人、呆れた様子で見る人は居るが状況に慌てる人はいない。
落ちたくないので軽く頭を掴ませて貰ってるこの人にちょっと尋ねてみた。
「良く、ある事なのかこの状況」
「あぁ、日常茶飯事だ」
「あっそ」
それ以上聞くのも邪魔くさいのでされるがままにしておいた。
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