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2章 決別
15話 決断①
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ブルー「レッド?何をボーっとしているの?」
レッド「…え?いや、何でも無い。」
気付くと河川敷に居た。何をしているんだっけ…
ブルー「もうすぐターゲットの来る時間よ。」
レッド「…そうか。」
段々と意識が鮮明になって来る。今はハンターの魔法使い・リュートのロックをする為に此処へ来ているんだ。
その時、後ろに殺気を感じる。
レッド「!?」
ブルー「しまったわね。」
ターゲットの護衛と思わしき二人組が、剣を構えて居た。レッド達は仕方無く河川敷へ降り立つ。護衛達も同じく河川敷へ降りて来た。
レッド「向こうに複数人の人影が見えた。きっとターゲットだ。」
ブルー「読まれてた?まさか情報が漏れていたの?」
レッド「分からない。単に用心深いだけかもよ。」
剣を構える。いつもと違う重さに違和感を感じる。いつの間にかダガーが長剣に変わっていた。
レッド「あれ?俺ってこんな剣を持ってたっけ?」
ブルー「知らないわ。いつもはダガーばかり使ってるけど。」
レッド「そうだよな。」
でも何故かこの剣を知っている。これはガンブレードだ。一瞬違和感があったけど、もう無い。何故か手に馴染んで言う感じすらある。
レッド「どっちみちこれしか無いんだ。これで殺るしかない。」
襲って来た護衛を一気に斬り裂く。やっぱり使用感に違和感が無い。横を見るとブルーも護衛を仕留めていた。
奥からターゲットが現れる。護衛3人を入れて4人だ。
リュート「貴方たちがスウァム様を殺したアサシンかしら?」
レッド「さあ、どうだろうな。アサシンはいっぱい居る。俺達がお前のターゲットとは限らないぜ。」
リュート「まあどちらにしろ、アサシンは全員殺す。」
ブルー「あら、駄目ねぇ。女の子がそんな言葉使いをしてちゃ。」
護衛が襲い掛かって来る。一呼吸で護衛の一人を斬り、その足でもう一人護衛を斬り裂いた。ブルーも護衛を仕留め、早くも残るはターゲットの一人を残すだけになった。
リュート「く、こんなに圧倒されるの!?」
レッド「よそ見する暇なんてあるのか?」
ブルーとの連携攻撃でリュートを仕留めた。
違和感。
デジャブと言えば良いのか?今までに同じ事を体験した様な感覚に陥る。
ブルー「…あら?どうしたの。いつもみたいに冥福は祈らないの?」
レッド「あ、ああ。そうだな。」
レッドは冥福を祈り始める。
ブルー「はあ…結局祈るのね。私は先に戻っているわよ。」
そう言ってブルーは消えていった。暫く祈った後、レッドは違和感について考えようとした。しかし考えて分かるものでもない。取り敢えずアサシン本部に戻る事になった。
レッド「さて、変に時間も余ったな。どうするか…」
バダグ「じゃあ近くの洞窟に訓練でもしに行ったらどう?」
レッド「…そうだな。いや、今日は止めておこう。何となくいつもと調子が違う気がする。」
ブルー「あら、風邪でも引いたの?」
レッド「そういう訳じゃ無いと思うんだが。」
ブルー「じゃあ今日は解散ね。私もゆっくりするわ。」
レッド「ああ、俺もそうするよ。」
バダグ「二人ともおやすみ。」
少し早い夕食を摂り、夜食を買い漁ってから家に帰る。しかし様子がおかしい。
レッド「電気が点いている?おかしい。」
明らかに人の気配がする。しかも1人2人ではない。こっそり覗くと、5人の何者かがレッドの家を物色していた。
レッド「…5人か、厄介だな。とは言え、放置する訳にもいかないか。パワーホールド。」
力を上げる魔法を使用し部屋へ潜り込んだ。気付かれていない内に一人目を斬る。それに気付いたもう一人を返す刀で一閃した。
泥棒「く、見付かったのか。」
レッド「お前ら、俺の家を漁るなんて良い度胸だ。覚悟して貰うぞ。」
泥棒「こうなったらやるしかない。」
斬り掛かってきた泥棒の攻撃をかわし、カウンターで首を跳ねた。たじろぐ泥棒に近付き、更に仕留める。残る泥棒はあっという間に1人になった。
レッド「おい、何が目的だ。誰の家を漁っているか分かっているのか?」
泥棒「く…まさかこんなに強いなんて。流石はレッド・アサシン。」
レッド「やっぱり俺の家と分かってて入っているらしいな。誰の差し金だ?言え。」
剣を泥棒の喉元に宛がう。
泥棒「ど、どっちにしろ俺を助ける気なんて無いくせに。」
レッド「苦しんで死ぬか苦しまず死ぬか、位は選ばせてやるぞ。」
泥棒「そんなんで言う訳無いだろう。」
レッド「そうか。」
一気に剣を滑らせて止めを刺す。
レッド「…しかしどうするか。部屋が大変な事になってしまった。バダグにでも頼んでみるか?」
アサシン御用達の掃除屋がレッドの部屋を清掃している間、レッドとバダグはアサシン本部に居た。
バダグ「しかし大変だったな。」
レッド「ああ、結局奴らの目的も分からないままだし。家を変えた方が良いのかもしれないな。」
バダグ「手頃な家を探してやろうか?」
レッド「頼む。特に要望は無い、適当な家で構わない。」
バダグ「あ、そうだ。ついさっき仕事が入ったんだ。暇潰しにやってみる?」
レッド「暇潰しに人殺しも無いだろう。でもまあ、今回の清掃代くらいにはなるかもな。」
バダグ「相手はハンター支部長のバラムってヤツだ。」
レッド「おい、暇潰しにやる内容じゃ無いだろうが。」
バダグ「しかもハンター長との定期の会議中のロックだ。」
レッド「敵陣のさ中じゃないのか?そんなん厳し過ぎるだろう。」
バダグ「大変だね。」
レッド「…ブルーに連絡を頼む。」
レッド「…え?いや、何でも無い。」
気付くと河川敷に居た。何をしているんだっけ…
ブルー「もうすぐターゲットの来る時間よ。」
レッド「…そうか。」
段々と意識が鮮明になって来る。今はハンターの魔法使い・リュートのロックをする為に此処へ来ているんだ。
その時、後ろに殺気を感じる。
レッド「!?」
ブルー「しまったわね。」
ターゲットの護衛と思わしき二人組が、剣を構えて居た。レッド達は仕方無く河川敷へ降り立つ。護衛達も同じく河川敷へ降りて来た。
レッド「向こうに複数人の人影が見えた。きっとターゲットだ。」
ブルー「読まれてた?まさか情報が漏れていたの?」
レッド「分からない。単に用心深いだけかもよ。」
剣を構える。いつもと違う重さに違和感を感じる。いつの間にかダガーが長剣に変わっていた。
レッド「あれ?俺ってこんな剣を持ってたっけ?」
ブルー「知らないわ。いつもはダガーばかり使ってるけど。」
レッド「そうだよな。」
でも何故かこの剣を知っている。これはガンブレードだ。一瞬違和感があったけど、もう無い。何故か手に馴染んで言う感じすらある。
レッド「どっちみちこれしか無いんだ。これで殺るしかない。」
襲って来た護衛を一気に斬り裂く。やっぱり使用感に違和感が無い。横を見るとブルーも護衛を仕留めていた。
奥からターゲットが現れる。護衛3人を入れて4人だ。
リュート「貴方たちがスウァム様を殺したアサシンかしら?」
レッド「さあ、どうだろうな。アサシンはいっぱい居る。俺達がお前のターゲットとは限らないぜ。」
リュート「まあどちらにしろ、アサシンは全員殺す。」
ブルー「あら、駄目ねぇ。女の子がそんな言葉使いをしてちゃ。」
護衛が襲い掛かって来る。一呼吸で護衛の一人を斬り、その足でもう一人護衛を斬り裂いた。ブルーも護衛を仕留め、早くも残るはターゲットの一人を残すだけになった。
リュート「く、こんなに圧倒されるの!?」
レッド「よそ見する暇なんてあるのか?」
ブルーとの連携攻撃でリュートを仕留めた。
違和感。
デジャブと言えば良いのか?今までに同じ事を体験した様な感覚に陥る。
ブルー「…あら?どうしたの。いつもみたいに冥福は祈らないの?」
レッド「あ、ああ。そうだな。」
レッドは冥福を祈り始める。
ブルー「はあ…結局祈るのね。私は先に戻っているわよ。」
そう言ってブルーは消えていった。暫く祈った後、レッドは違和感について考えようとした。しかし考えて分かるものでもない。取り敢えずアサシン本部に戻る事になった。
レッド「さて、変に時間も余ったな。どうするか…」
バダグ「じゃあ近くの洞窟に訓練でもしに行ったらどう?」
レッド「…そうだな。いや、今日は止めておこう。何となくいつもと調子が違う気がする。」
ブルー「あら、風邪でも引いたの?」
レッド「そういう訳じゃ無いと思うんだが。」
ブルー「じゃあ今日は解散ね。私もゆっくりするわ。」
レッド「ああ、俺もそうするよ。」
バダグ「二人ともおやすみ。」
少し早い夕食を摂り、夜食を買い漁ってから家に帰る。しかし様子がおかしい。
レッド「電気が点いている?おかしい。」
明らかに人の気配がする。しかも1人2人ではない。こっそり覗くと、5人の何者かがレッドの家を物色していた。
レッド「…5人か、厄介だな。とは言え、放置する訳にもいかないか。パワーホールド。」
力を上げる魔法を使用し部屋へ潜り込んだ。気付かれていない内に一人目を斬る。それに気付いたもう一人を返す刀で一閃した。
泥棒「く、見付かったのか。」
レッド「お前ら、俺の家を漁るなんて良い度胸だ。覚悟して貰うぞ。」
泥棒「こうなったらやるしかない。」
斬り掛かってきた泥棒の攻撃をかわし、カウンターで首を跳ねた。たじろぐ泥棒に近付き、更に仕留める。残る泥棒はあっという間に1人になった。
レッド「おい、何が目的だ。誰の家を漁っているか分かっているのか?」
泥棒「く…まさかこんなに強いなんて。流石はレッド・アサシン。」
レッド「やっぱり俺の家と分かってて入っているらしいな。誰の差し金だ?言え。」
剣を泥棒の喉元に宛がう。
泥棒「ど、どっちにしろ俺を助ける気なんて無いくせに。」
レッド「苦しんで死ぬか苦しまず死ぬか、位は選ばせてやるぞ。」
泥棒「そんなんで言う訳無いだろう。」
レッド「そうか。」
一気に剣を滑らせて止めを刺す。
レッド「…しかしどうするか。部屋が大変な事になってしまった。バダグにでも頼んでみるか?」
アサシン御用達の掃除屋がレッドの部屋を清掃している間、レッドとバダグはアサシン本部に居た。
バダグ「しかし大変だったな。」
レッド「ああ、結局奴らの目的も分からないままだし。家を変えた方が良いのかもしれないな。」
バダグ「手頃な家を探してやろうか?」
レッド「頼む。特に要望は無い、適当な家で構わない。」
バダグ「あ、そうだ。ついさっき仕事が入ったんだ。暇潰しにやってみる?」
レッド「暇潰しに人殺しも無いだろう。でもまあ、今回の清掃代くらいにはなるかもな。」
バダグ「相手はハンター支部長のバラムってヤツだ。」
レッド「おい、暇潰しにやる内容じゃ無いだろうが。」
バダグ「しかもハンター長との定期の会議中のロックだ。」
レッド「敵陣のさ中じゃないのか?そんなん厳し過ぎるだろう。」
バダグ「大変だね。」
レッド「…ブルーに連絡を頼む。」
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