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予選大会
第13話
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闘技場にて剣士ソーザンショと向き合う。予選大会の準決勝が始まるのだ。
兵士「それでは準決勝、第二試合を始めます。左側…その剣技で次々と強敵を倒してきた、ソーザンショ選手!」
流石に準決勝ともなってくると、観客の盛り上がりも最高潮だ。
兵士「右側…ご高齢ながら素晴らしい戦いを見せてくれています。レイス選手!」
戦えるじじいというギャップが良いのか?今日一番の歓声が上がった。
兵士「バトル…スタート!」
ソーザンショ「さて、最初から本気でいかせて貰う!」
じじい「勇者と呼ばれた俺に勝てるかな?」
ソーザンショはダッシュで向かってくる。薙ぎ払いを聖剣で受け止め…切れずに後ろへ飛ばされる。
じいい「ぐっ、なんて重い攻撃なんだ。」
次にきた上段からの攻撃を剣先で滑らせて、剣の腹でソーザンショを打つ。ソーザンショが身に着けていたのは簡易な鎧だったが、ダメージは薄そうだ。
この大会で殺しは禁止されていない。結果、不幸な事になってしまう可能性は十分あるのだ。だからと言って、殺し合いをする為に参加している訳でもない。今のでも、普通に斬っていれば行けたはず。
少したじろいだソーザンショだったが、再度薙ぎ払ってくる。剣でガードしながら後ろへ下がる。幸い剣に触れる事もなくかわせた様だ。
じじい「こいつ、やるじゃないか。」
ソーザンショ「じいさんこそ、こんな歳なのに。やっぱり二回戦や三回戦での動きはマグレじゃなかったんだな。」
少し嬉しそうにソーザンショは構えを正す。これは…強い一撃がきそうだ。
若干の間が空いた後に先ほどよりも早い動きで、突きを繰り出してきた。
ソーザンショ「必殺、疾風突き!」
じじい「早いが…無駄だ!」
先読みの発動で剣の動きを読み切り、ギリギリの位置でかわす。そのままお馴染みの、剣の柄での水月突きをお見舞いする。
ソーザンショ「うわっ!」
ソーザンショは吹っ飛ぶが、金属の鎧相手では決定打にはならなかった様だ。鳩尾を抑えながらも立ち上がった。
流石に奥義を出すほどは、力は戻って来ていない。となれば、鎧の無い箇所に打ち込むしかないか…いや、それとも…
じじい「あの連携は久しぶりだが、やってみるか。」
ダッシュジャンプから斬り掛かる。縦と横の連続斬りであるクロス斬りだ。縦の剣を横にかわしたソーザンショに立て続け様に、横の剣閃。それを剣でガードさせる。
聖剣に光の魔力を込める。そのままクロス斬りの二発目と同じ位置に打ち込んだ。
ガキイッ!!!
吹っ飛んだソーザンショ。その目の前に折れた剣先が転がる。
じじい「魔法剣、ライト斬り。」
ソーザンショ「ぐ…なんて攻撃なんだ。剣が折られちまうなんて。」
じじい「今のは俺が凄いんじゃなくて、この聖剣が凄いんだけどな。」
ソーザンショ「剣が無けりゃもうダメだな。じいさん、俺の負けだわ。」
ソーザンショは笑いながら負けを宣言した。
兵士「勝負あり、レイス選手の勝利です!」
歓声が沸き起こる。
じじい「いや、お前も結構強かったぞ。ちょっとだけ危なかった。」
そう言い、じじいは控室へ戻っていった。
兵士「それでは準決勝、第二試合を始めます。左側…その剣技で次々と強敵を倒してきた、ソーザンショ選手!」
流石に準決勝ともなってくると、観客の盛り上がりも最高潮だ。
兵士「右側…ご高齢ながら素晴らしい戦いを見せてくれています。レイス選手!」
戦えるじじいというギャップが良いのか?今日一番の歓声が上がった。
兵士「バトル…スタート!」
ソーザンショ「さて、最初から本気でいかせて貰う!」
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ソーザンショはダッシュで向かってくる。薙ぎ払いを聖剣で受け止め…切れずに後ろへ飛ばされる。
じいい「ぐっ、なんて重い攻撃なんだ。」
次にきた上段からの攻撃を剣先で滑らせて、剣の腹でソーザンショを打つ。ソーザンショが身に着けていたのは簡易な鎧だったが、ダメージは薄そうだ。
この大会で殺しは禁止されていない。結果、不幸な事になってしまう可能性は十分あるのだ。だからと言って、殺し合いをする為に参加している訳でもない。今のでも、普通に斬っていれば行けたはず。
少したじろいだソーザンショだったが、再度薙ぎ払ってくる。剣でガードしながら後ろへ下がる。幸い剣に触れる事もなくかわせた様だ。
じじい「こいつ、やるじゃないか。」
ソーザンショ「じいさんこそ、こんな歳なのに。やっぱり二回戦や三回戦での動きはマグレじゃなかったんだな。」
少し嬉しそうにソーザンショは構えを正す。これは…強い一撃がきそうだ。
若干の間が空いた後に先ほどよりも早い動きで、突きを繰り出してきた。
ソーザンショ「必殺、疾風突き!」
じじい「早いが…無駄だ!」
先読みの発動で剣の動きを読み切り、ギリギリの位置でかわす。そのままお馴染みの、剣の柄での水月突きをお見舞いする。
ソーザンショ「うわっ!」
ソーザンショは吹っ飛ぶが、金属の鎧相手では決定打にはならなかった様だ。鳩尾を抑えながらも立ち上がった。
流石に奥義を出すほどは、力は戻って来ていない。となれば、鎧の無い箇所に打ち込むしかないか…いや、それとも…
じじい「あの連携は久しぶりだが、やってみるか。」
ダッシュジャンプから斬り掛かる。縦と横の連続斬りであるクロス斬りだ。縦の剣を横にかわしたソーザンショに立て続け様に、横の剣閃。それを剣でガードさせる。
聖剣に光の魔力を込める。そのままクロス斬りの二発目と同じ位置に打ち込んだ。
ガキイッ!!!
吹っ飛んだソーザンショ。その目の前に折れた剣先が転がる。
じじい「魔法剣、ライト斬り。」
ソーザンショ「ぐ…なんて攻撃なんだ。剣が折られちまうなんて。」
じじい「今のは俺が凄いんじゃなくて、この聖剣が凄いんだけどな。」
ソーザンショ「剣が無けりゃもうダメだな。じいさん、俺の負けだわ。」
ソーザンショは笑いながら負けを宣言した。
兵士「勝負あり、レイス選手の勝利です!」
歓声が沸き起こる。
じじい「いや、お前も結構強かったぞ。ちょっとだけ危なかった。」
そう言い、じじいは控室へ戻っていった。
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