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世界大会
第80話
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ニャン太「よお、お疲れさん。なかなかの強敵だったな。」
じじい「そうだな。気を抜くと危なかったかもしれない。」
ヘンリー「奥義で倒し切れなかった時はどうなるかと思ったぜ。」
ドーン「はい、HP回復薬とMP回復薬です。」
じじい「ありがとう。」
じじいは回復薬を使用する。ちょっと食らった程度のダメージであればこれで充分だ。回復薬でカバー出来ないダメージもヒールで回復できるし。
じじい「次はポーンの試合だな。」
ヘンリー「ああ、魔法使いに対しどういう戦いをするんだろうな。」
フレアVSポーンの試合が始まった。
フレアの魔法を上手く捌きながら近寄るポーン。
じじい「やっぱり、だいぶ戦い慣れてるな。」
ドーン「そうですね。一つ一つの動きに無駄がない。」
ニャン太「こいつ、近接での身体の捌き方も上手いんだよな。」
ポーンは身体を捻りフレアを投げ飛ばす。一回戦の様に槍を喉元に宛がおうとするが、フレアは逃れようと動く。
グサッ
フレア「ぐっ!」
槍はフレアの方に刺さった。
ポーン「どうしますか?」
フレア「…ギブアップだ。」
じじい「やっぱりポーンが勝ったか。」
ドーン「全体的に動けるみたいですね。」
ヘンリー「強い…俺が戦ってみたかったぜ。」
ニャン太「何かあんまり参考にはならなかったな。」
じじい「まだ力を隠し持っているな。」
ヘンリー「二連続で相手は肩を負傷したな。」
ドーン「ポーンの、或いはこの王国の戦術に関係しているかもしれませんね。」
コンコン
ノックの後でポーンが部屋に入ってきた。
ポーン「失礼します。」
じじい「ポーンか、さっきはおめでとう。」
ポーン「ありがとうございます。次はレイスさんと、ですね。」
じじい「まあ覚悟しておいてくれ。」
ヘンリー「で、敵情視察か?」
ポーン「それもあります。」
ドーン「ケーオですか?」
ポーン「このままいけば私かレイスさんがケーオと対峙します。決勝か三位決定戦かは分かりませんが…いえ、決勝でしょうけど。その時に上手く対応できる様にしたいのです。」
ニャン太「どういう事?」
ドーン「ケーオの試合を一緒に見て対策を考えたい、って意味でしょう。」
ポーン「そうです。」
ニャン太「おっ、その前にスサノオの試合だぜ。」
ヘンリー「因縁の魔法使いとの対決、ってやつだな。」
ポーン「そうですね、どう攻略しますか。」
スサノオは大剣を構えた。相手のパミラは魔法を撃ち出す。
ヘンリー「…去年はケーオが魔法で倒してたよな。」
じじい「ああ、何だこいつは?」
魔法はスサノオに連続ヒットするが、スサノオは揺るがない。そのまま一気に距離を詰めて体験を振り下ろした。
ズサアァン!
あまりの勢いにパミラは吹っ飛び、そして気を失う。正直、死ななかっただけでも凄いと思う。それくらいに凄まじい一撃だった。
ニャン太「かっけえ、魔法なんて効いていないじゃないか。」
ドーン「何故あんなにもダメージを感じさせずに攻撃できるんでしょう。」
ポーン「もしかしたら、前回の反省を踏まえて魔法防御の高い鎧にしているのかもしれませんね。」
じじい「にしても効かなすぎだろう。」
わずか10秒程度で終了してしまった試合。流石にスサノオの実力が分からない。
そしてケーオの試合が始まろうとしていた。
じじい「そうだな。気を抜くと危なかったかもしれない。」
ヘンリー「奥義で倒し切れなかった時はどうなるかと思ったぜ。」
ドーン「はい、HP回復薬とMP回復薬です。」
じじい「ありがとう。」
じじいは回復薬を使用する。ちょっと食らった程度のダメージであればこれで充分だ。回復薬でカバー出来ないダメージもヒールで回復できるし。
じじい「次はポーンの試合だな。」
ヘンリー「ああ、魔法使いに対しどういう戦いをするんだろうな。」
フレアVSポーンの試合が始まった。
フレアの魔法を上手く捌きながら近寄るポーン。
じじい「やっぱり、だいぶ戦い慣れてるな。」
ドーン「そうですね。一つ一つの動きに無駄がない。」
ニャン太「こいつ、近接での身体の捌き方も上手いんだよな。」
ポーンは身体を捻りフレアを投げ飛ばす。一回戦の様に槍を喉元に宛がおうとするが、フレアは逃れようと動く。
グサッ
フレア「ぐっ!」
槍はフレアの方に刺さった。
ポーン「どうしますか?」
フレア「…ギブアップだ。」
じじい「やっぱりポーンが勝ったか。」
ドーン「全体的に動けるみたいですね。」
ヘンリー「強い…俺が戦ってみたかったぜ。」
ニャン太「何かあんまり参考にはならなかったな。」
じじい「まだ力を隠し持っているな。」
ヘンリー「二連続で相手は肩を負傷したな。」
ドーン「ポーンの、或いはこの王国の戦術に関係しているかもしれませんね。」
コンコン
ノックの後でポーンが部屋に入ってきた。
ポーン「失礼します。」
じじい「ポーンか、さっきはおめでとう。」
ポーン「ありがとうございます。次はレイスさんと、ですね。」
じじい「まあ覚悟しておいてくれ。」
ヘンリー「で、敵情視察か?」
ポーン「それもあります。」
ドーン「ケーオですか?」
ポーン「このままいけば私かレイスさんがケーオと対峙します。決勝か三位決定戦かは分かりませんが…いえ、決勝でしょうけど。その時に上手く対応できる様にしたいのです。」
ニャン太「どういう事?」
ドーン「ケーオの試合を一緒に見て対策を考えたい、って意味でしょう。」
ポーン「そうです。」
ニャン太「おっ、その前にスサノオの試合だぜ。」
ヘンリー「因縁の魔法使いとの対決、ってやつだな。」
ポーン「そうですね、どう攻略しますか。」
スサノオは大剣を構えた。相手のパミラは魔法を撃ち出す。
ヘンリー「…去年はケーオが魔法で倒してたよな。」
じじい「ああ、何だこいつは?」
魔法はスサノオに連続ヒットするが、スサノオは揺るがない。そのまま一気に距離を詰めて体験を振り下ろした。
ズサアァン!
あまりの勢いにパミラは吹っ飛び、そして気を失う。正直、死ななかっただけでも凄いと思う。それくらいに凄まじい一撃だった。
ニャン太「かっけえ、魔法なんて効いていないじゃないか。」
ドーン「何故あんなにもダメージを感じさせずに攻撃できるんでしょう。」
ポーン「もしかしたら、前回の反省を踏まえて魔法防御の高い鎧にしているのかもしれませんね。」
じじい「にしても効かなすぎだろう。」
わずか10秒程度で終了してしまった試合。流石にスサノオの実力が分からない。
そしてケーオの試合が始まろうとしていた。
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