聖剣の光Ⅰ(完結)

まさきち

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世界大会

第84話

兵士「準決勝、第二試合。剣士・スサノオ選手VS魔法剣士・ケーオ選手。」



スサノオ「ケーオ、今度は負けんぞ。リベンジ果たしてやろう!」
ケーオ「何度やっても同じだ。」




じじい「ケーオ、本当に魔王が関係しているのか?だとしたらこんな所で負けたりはしないはず。」
ニャン太「よく見とけ、じじい。」



兵士「バトル…スタート!」




スサノオは例にもれず、大剣を振りかざした。ケーオも剣を構える。


スサノオ「さあ、ケーオ。前回は見せられなかったが、今回は味わって貰うぞ。この強力な一撃を!」
ケーオ「見ても良いけど、味がするのか?」
スサノオ「すぐに分かるさ。」


ケーオは剣に魔力を込める。同時に手を翳し、魔法を発射した。


バシッ!


魔法はスサノオに当たるもダメージは全くない。


ケーオ「魔法の鎧か?」
スサノオ「うむ、今日の為に準備した。」
ケーオ「なるほど。」


ケーオは遠くから剣を振るった。剣から雷属性の魔法が迸る。


ドオォン!


またスサノオに直撃。少しだけスサノオの顔が歪む。


スサノオ「うおおっ!」


スサノオは間合いを詰め、一気に大剣を振り下ろした。変わらず早い強力な一撃。ケーオは剣で受け止めようとするが、その勢いに弾き飛ばされてしまう。


ケーオ「くっ、このパワー馬鹿め。」


スサノオは再度、大剣を構えてケーオに襲い掛かった。振り下ろしをかわしたケーオだが、スサノオはそのまま追撃で薙ぎ払いを行う。剣でガードし、また身体ごと弾き飛ばされてしまう。



スサノオ「間合いは開けさせん。このまま叩き潰してやろう!」
ケーオ「近距離なら勝てると思うな。」


スサノオの振り下ろしに対し、ケーオは魔法剣を繰り出す。互いの剣がぶつかり合い、ケーオの剣から迸る電撃が周囲に散らばる。



じじい「凄い攻撃だな。」
ドーン「ええ、でも…」
ヘンリー「それでもスサノオの方が押しているぞ。」




普通の攻撃と魔法剣ではあったが、スサノオの攻撃がケーオを押しのけた。ケーオはそのまま後ろへ吹っ飛んだ。


スサノオ「流石、硬いな。」
ケーオ「あれで押し負けるのかよ。」


スサノオは更に追撃する。大剣を振りかざし、ケーオを追う。


ケーオ「馬鹿の一つ覚えみたいに…図に乗るな!」


ケーオはスサノオの方へ手を翳す。


ケーオ「食らえ、この魔法を!」



斬り込もうとするスサノオへ向かって、闇属性の炎が発射される。一気にスサノオは炎に包まれる。




ニャン太「おい、じじい。」
じじい「ああ。これは…ダークフレイム!」




スサノオ「ぐ、ぐおおおっ?!」


炎が消え去り、スサノオは膝をつく。


ケーオ「これで終わりだな。」


ケーオは剣でスサノオの右腕を切り落とした。大剣ごとスサノオの腕が地面に落ちる。


スサノオ「ぐあっ!?」


ケーオは再度ダークフレイムでスサノオを吹き飛ばす。スサノオはそのまま動かなくなった。



兵士「それまで。ケーオ選手の勝利です。」



歓声が巻き起こった。




じじい「決まったな。」
ニャン太「あいつ…ダークフレイムを好きに出せるのか。」
ヘンリー「あの黒い炎が闇属性の魔法なんだな?」

じじい「ああ。高位の魔族が使用する魔法だ。」
ドーン「では、魔王が関係している可能性は上がりましたね。」


ポーン「私の相手はスサノオになった様です。ケーオはレイスさんにお任せしましょう。」
ニャン太「にゃっ、何時の間に?」
ポーン「いえ、少し前から居たのですが…」

ドーン「レイスさんがケーオを追い詰めてクスリを使わせる。ケーオは金に拘っていましたし、負けそうになったら使用するはずです。」
じじい「任せておけ。」

ニャン太「まあ所詮は人間が扱うダークフレイムだ。デスや魔法の使うそれとはレベルが違う。」
じじい「あの程度なら光の魔法で潰せる。」


ドーン「それより、次はポーンさんとスサノオのバトルです。勝算はあるのですか?」
ポーン「一番の目的はスサノオではないですので…あまり三位決定戦の勝ち負けに興味はありませんが。でも大丈夫でしょう。」

ヘンリ―「へえ、自信あるじゃん。」
ポーン「正直、スサノオのようなタイプの相手は得意な方です。」
ニャン太「そうなのか?」
ポーン「ええ。」



残るは三位決定戦と決勝戦。まずはポーンVSスサノオだ。
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