私、魅了魔法なんて使ってません! なのに冷徹魔道士様の視線が熱すぎるんですけど

紗幸

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31 虚無

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「ここから出なきゃ。動かなきゃ」

 そう強く命じるのに、足がすくんで一歩も動けない。

 イーグス枢機卿の狂気と、彼の仕掛けた見えない結界の存在が、身体を鉛のように縛り付けた。喉はすでにカラカラだが、目の前に置かれた紅茶には手を出すべきではないという、本能的な拒否感があった。

 自分の頬を強く叩き、気合を入れた。

「弱気になっちゃだめだ。ここから出ないと」

 そう考え直し、部屋を見渡した。しかし、豪奢な装飾品ばかりで、武器になりそうなものはもちろんない。攻撃魔法は多少使えるが、実戦で使えるレベルではない。枢機卿が施した結界に、自分の魔法が効くだろうか。

 ふと窓に目をやると、庭園の石畳をイーグス枢機卿が歩いてくるのが見えた。彼の姿を見るだけで、背中にゾワッと冷たいものが走る。 
 その時、自分の目を疑った。彼とともに庭園を歩いてきたのは、団服姿のカイルさんだったからだ。魔道士団の人を数人連れ、枢機卿と何かを話し合っている。

「カイルさん!」

 反射的に窓を叩きながら大声で叫んだ。何度も叫び続けたが、庭園に声は届いていないようだった。

(この結界は、気配も声も、すべてを遮断するんだ!)

 部屋を見渡し、隅に置かれた椅子見た。背もたれのない小椅子だ。それを両手で持ち上げ、窓に向かって全力で投げつけた。普通なら割れるであろうガラスだが、バチッという音と共に弾かれ、椅子だけが砕け散る。
 驚きつつも、それが魔法による防御だと悟り、「それなら!」と、魔力を練り上げ始めた。

 慣れてはいないが、以前カイルさんに教わった攻撃魔法を繰り出し、窓を割ろうとする。しかし、力が分散してうまく発動できない。何度やっても光の粒となって消えていくだけで、窓は微動だにしない。

(何故……?) 

 無力な攻撃魔法を繰り返しているうちに、カイルさんたちは庭園の奥へと立ち去ってしまった。気づいてもらえなかったという落胆と無力感が全身を襲った。
 椅子を振り上げたときにできた手のひらの傷からは、血が滲む。何もできないまま、壊れた椅子の破片と、開かない窓の外を憎むように見つめ続けた。


 悔しさを抱えたまま窓辺で立ち尽くしていると、部屋のドアが静かに開いた。来たのはイーグス枢機卿だった。

 彼はゆっくりと近づき、振り向きもしないユイの背後から、「こんなに痛そうな手になってしまって……」という声をかける。次の瞬間、冷たい指先に手を捕まれビクリと身体を強張らせた。

 ふわりと暖かな魔力が流し込まれ、瞬く間に手のひらの怪我が治っていく。思わず手の平を凝視した。

「おや、ユイさん驚きましたか? この部屋で魔法が使えたことに」

 イーグスは怪しげに口の端を上げながら、ユイを背後から抱きしめた。その突然の行動と、彼の体温に息が詰まる。

「彼に、あなたがここにいることを伝えたかったですか? 彼は、気付きませんでしたね」

 イーグスは、耳元で甘く、しかし支配的な声で囁く。

「この部屋には結界が貼られていて、あなたが出れないようにしてありますが、外からの認識も阻害してあります。簡単には見破られませんよ。それに、この部屋では攻撃魔法が使えないように細工してありますから、何をしても無駄ですよ」
  
 それは、ユイの絶望を煽るための冷酷な発言だった。

「治癒魔法くらいなら使えるようにしてありますから、そもそも怪我はしてほしくありませんが、万が一怪我をしたら自分で治してくださいね。あなたのこの美しい肌には、傷は似合いませんからね」

 治りきった手をゆっくりと撫でながら耳元で囁かれ、一度は収まっていた震えが再び全身を襲った。

「はぁ。もう少し、こうしてユイさんとの親密な時間を過ごしたいのですが、お仕事に行かなければいけません」

 イーグスは、ユイの肩に顔を埋めるようにして、名残惜しそうに一つ息を吐いた。

「良い子にしていてくださいね」

 その言葉は、まるでペットに言い聞かせているかのようで、自尊心を深く傷つけた。イーグスは、ゆっくりと身体を離すと、名残惜しそうに視線を残しながら部屋から出ていった。

 今度は部屋の鍵をかける音がしなかった。そんな事をしなくても、ここからは出れないという自信なのだろう。

(あの人……さっき、わざわざ私が見える場所にカイルさんを誘導して、私に見せつけてきたんだ)

 足はまるで硬い氷塊のように床に貼りついたままだ。悔しさと、無力さで、全身が震える。その震えに抗うように、強く心の中で繰り返した。

(ここで、折れたら駄目だ!)

 奥歯を強く食いしばった。きっと、セレナが心配してる。そして、カイルさんも探してくれているはずだ。先ほどの庭園での一瞥が、胸に炎を灯した。爪が手のひらに食い込むほど強く拳を握り、その痛みで崩壊しそうな精神をなんとか繋ぎ止める。

(何かできないかな。いや、できなくても、やらなきゃ駄目だ。私はみんなのところに帰りたい)

 ひたすら思考を尽くした。この結界に覆われた部屋から出るためには、魔法を使うしか他に道はないだろう。攻撃魔法は、結界によって無効化されることが証明された。浄化魔法も試してみた。だけど、結界という障壁には意味をなさなかった。試せたのは、ふわりと風を起こす程度の、微弱な操作だけ。これではなんの役にも立たない。

 ソファに座り込み、頭の中をフル稼働させて考え続けた。この結界を破るには、より高度な、結界の性質そのものに干渉するような魔法が必要だ。
 ひたすら思考を巡らせていると、ふとカイルさんの姿が浮かんだ。彼の、夜のように深く美しい魔法。

(あの魔法なら……)

 今でもしっかりと記憶に残るあの魔法は、攻撃魔法ではないはず。物理的な力ではなく、概念的な干渉。もしかしたら、この結界の仕組みそのものに影響を与えられるかもしれない。
 しかし、すぐに大きな不安が襲った。カイルさんがみせた「あの魔法」を、自分が使えるかどうか分からない。彼は、王国最強と謳われる魔道士団の団長だ。彼ほどの実力者が繰り出す複雑極まる魔法を、自分がどこまで再現できるだろうか。
 だけど、カイルさんが自分によく語りかけてくれた言葉を思い出す。

『ユイには膨大な魔力量がある』

 量ならば、もしかしたら自分にもある。あとは、技術だけ。

(できなくても、やるんだ)

 静かに目を閉じた。カイルさんの魔法の構造を、脳裏に映像として、音として、感触として再現する作業に入った。彼の魔法の模倣。体内に蓄積された膨大な魔力が、その微細な操作に応じようと、静かに脈動し始める。カイルさんが使うあの複雑な回路を、自分の体内に構築し再現することに、意識の全てを集中させた。




 夕刻、思ったよりも早くイーグス枢機卿が部屋にやってきた。

 夕食のワゴンを引いた使用人を伴って部屋に入り、イーグスは使用人を下がらせると、優雅な動作でソファに座るユイの隣に腰を下ろした。

「朝もお昼も食事をされなかったと聞きましたよ。夜は食べれそうですか?」 

 イーグスは、ユイの無抵抗な様子を観察するように顔を覗き込んだ。

「私がいなくて寂しくて食べれませんでしたか?  私が食べさせて差し上げましょうか?」

 その問いは、怪しく甘美な支配欲に満ちていて、背筋に冷たさ感じた。

「大丈夫です。お腹が空いてきましたので、自分で食べれます」

 冷静を装いながらそう返し、ワゴンの上の皿に手を付けた。一口だけ口に入れ、ゆっくりと咀嚼する。

「ゆっくりと味わって食べたいので、一人にして頂けますか?」

 そう告げると、イーグスは「ちゃんと食べれますか?」と問う。彼に「食べれます」と伝え、二口目をゆっくりと意図的に口に運んだ。それを見たイーグスは、満足のいく答えを得たとでも言うように、底の知れない笑みを浮かべた。

「安心しましたよ。私のユイさんはちゃんと食べれましたね」

 そう言いながら、彼は所有を確認するようにユイの髪を撫でた。

「また、夜に来ますからね」

 そう耳元で囁き、イーグスは名残惜しそうに立ち上がると一歩、一歩、ゆっくりと部屋を出ていった。
 彼の足音が完全に部屋から遠のくのを、全神経を集中させて確認した。



(思ったより早く帰ってきたことに焦ったけど、やるなら今しかない)

 外は、すでに薄暗くなり始めている。この黄昏時こそ、行動するには最適な時間だ。
 朝からずっと、この部屋から出れる可能性のあるカイルさんの魔法を、感覚的な模倣によって自分の体内に再現し続けていた。何度も失敗したけど、魔力の練り上げは今が一番うまくいくはず。

 覚悟を決めた。床を引きずる白いドレスの裾を、夕食についてきた小さなナイフで、躊躇なく切り裂く。部屋から出れたとき、この長すぎる裾は逃走の邪魔になる。ドレスは、足首が露わになるほどの丈になり、逃亡者の装束と化した。 

 部屋の中央で目を閉じ、じっくりと魔力を練り始めた。カイルさんの、あの日見た「あの魔法」
 その魔法が持つ魔力の性質を、自分の魔力に極限まで付与していく。体内から溢れ出す膨大な魔力が、淀みなく、しかし途方もない密度で、全身を巡り始める。指先から足先まで、その魔力の流れは、カイルさんの魔法そのものの律動を刻む。

(この魔法は、おそらく膨大な魔力を使うはず。私が発動するチャンスは、何度も無い)

 その事実を肝に銘じ、ゆっくりと丁寧に、集中を極限まで深めていく。周囲の豪奢な調度品も、孤独な静寂も、研ぎ澄まされた意識の前では、無意味な背景と化す。

 そして、極限まで練り上げた魔力を、ただ一つの呪文に託した。
 あの日、王城の魔道士大会のフィナーレで、カイルさんが見せた魔法──
 


「《虚無領域ヴォイド・ドメイン》」



 呪文を唱えた瞬間、全身から眩い光が一気に弾けた。それは、黒と青が混ざり合ったような、静かな光だった。
 ゴォンという響きと共に、部屋を覆っていた見えない結界の壁が、まるで氷塊が一瞬で霧散するかのように空間に溶け込んで砕け散る。結界が完全に崩壊したことが感触で理解できた。

「やった、できた!」

 その魔法は、周囲に存在する魔力的な仕組みそのものを「虚無」へと帰す、概念破壊の魔法だった。


 窓枠に足をかけ、窓を押し開けた。ひやりとした夜風が顔を叩く。下を見れば、かなりの高さがあることがわかる。だが、一瞬たりとも躊躇している暇はない。

 即座に風魔法を構築する。手のひらに青白い魔力を集める。迷いなく窓枠を蹴って、庭園めがけて落下しながら風魔法を発動した。地面への緩衝材とするためだ。しかし、焦りと魔法の未熟さゆえに着地直前で体勢が崩れ、地面に転がるように落ちたが風の緩衝材と、庭園の芝生のおかげで怪我はない。

 すぐに立ち上がると、衣服についた芝生の切れ端を払う間もなく庭園を駆け抜ける。
 正門には護衛騎士が必ず配置されているはずだ。庭園を横切り、闇に紛れて外壁を超えるのが最善と判断し、柔らかい芝生の上を必死に駆ける。

 魔力の残量を気にしながら、広大な庭園を全速力で駆け抜けた。高い外壁が目前に迫り、成功への希望が見え始めた、その時。
 外壁沿いの暗い茂みの陰に、一瞬、人影が動いたのが見えた。
 心臓が激しく跳ね上がるのを感じ、私はブレーキをかけるように立ち止まった。

 その影から、ゆっくりと姿を現したのは──

 イーグス枢機卿だった。


 彼の表情は、さっきとは比べ物にならないほど冷ややかで、その眼差しには深い失望と、裏切られたような鋭い光が宿っていた。

 思わず額から冷たい汗が噴き出る。


「ユイさん。あなたはどこに行くつもりですか」


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