猫カフェを異世界で開くことにした

茜カナコ

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35、爪を切ります

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橘 信司は緊張していた。

今日は店の定休日だった。
そこで、猫たちの爪を切ることにした。

「ロイ君、猫様の爪を切りますよ」
「はい、信司さん」
ロイは猫を一匹ずつ連れてきた。
信司はにゃーさんから順に爪を切った。

「信司さん、なぜ爪を切るんですか?」
「猫様達が怪我や病気をしたり、人を傷つけないようにですよ」
信司は優しく答えた。

猫たちは大人しく爪を切らせている。
新しく入った三匹の猫も、大人しかった。

「さて、爪切りが終わりました」
「はい」
「次はお風呂です」
「はい」

信司は手際よく、一匹ずつシャワーを使って猫を洗った。
タオルドライはロイが担当した。
八匹のお風呂が終わる頃にはお昼になっていた。

信司は猫たちの食事を準備して、食べさせてから自分たちも食事をとった。
「ロイ君のスープは美味しいですね」
「信司さんのオムライスにはかないません」
二人は静かに食事をした。

「このお店は猫ちゃん達が一番なんですね」
ロイがそう言うと、信司は大きく頷いた。
「はい、店の名前も<猫様が一番>ですからね」

「俺のいた店じゃ、猫の扱いは酷かったから今は天国みたいです」
ロイはオムライスを頬張りながら言った。
「ロイ君に任せる2号店も、猫様第一主義でお願いします」
「はい」

午後は休暇にした。
といっても、ロイは家に帰ったが信司は店に住んでいた。
なので、信司はいつもどおりに過ごしているだけだった。

こうして平和で静かな休日は終わりを告げた。
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