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今日は、月に1回のモルト伯爵家、ワイス侯爵家の食事会。
勿論、次期トレリス伯爵家である私達も参加しておりますわ。
そこに王宮からの使いの者がお父様に陛下からの手紙を持って来られました。
その手紙を読んだお父様は、顔を青くしワナワナと震えながら
「た、大変だっ!!アリシアが離縁された!!!」
「「「「「ええぇぇーっ?!」」」」」
一体どういう事でしょう?
あんなにサイード王子に愛されていたお姉様が離縁とは?
「何で離縁なんて…アーノルドどういう事なの?理由は、なんですの?」
「それが詳しい事は書いてないんだ…只、離縁されたがザイル国からのお咎めはないらしい。アリシアが戻ったら一緒に王宮に登城するようにとの陛下からの御達しだ。」
「あぁなんて事でしょう…」
途方に暮れるお父様、お母様をワイス侯爵、夫人が慰めている。
「まったくアリシアお姉様は、モルト家を潰す気なの?」
「アルフレッドには悪いけれど、アリシア姉様は、王子妃なんて最初から無理だと分かっていたでしょ?シンシア姉様なら、分かるけれどね。サイード王子も見る目無かったよねっー!」
「サイモン、口が過ぎるぞ!」
「そうかなぁー、本当の事を言っただけなのに?
ねぇレオン兄さんは、どう思う?エド兄さんは、アリシアを庇うけれど、そう思わない?」
「・・・俺に振るなっ!」
この前、男の子が産まれたと報せが来たばかりだというのに離縁なんて…。お姉様は大丈夫なのかしら?
「シンシア、大丈夫か?」
「は、はい…」
そう気に掛けてくれたのは、旦那様ではなくレオン兄様?
あら?エドワードは?私と一緒で狼狽えていますわね?!
「兎に角、アリシアが戻ってこない事には何も分からん。アリシアが戻ってくるのを待とう」
「そうですね…戻ってきたら、連絡いたしますわ。またその時に集まりましょう」
そう2人が告げると、早々にお開きとなった。
帰る馬車の中でエドワードは何も言わずに窓の外を眺めていた。
アリシアが戻ってくる。俺は、もうシンシアと夫婦になったのだ。…必要以上に近付かなければ大丈夫だ。もう、戻ることは無いっ!
お姉様が離縁されたと聞いてから、エドワードの様子がおかしい気がする…。どうしてかしら…何か嫌な予感がするのは?
屋敷に戻るとエドワードは、何かを吹っ切る様にシンシアを抱いた。
その行為は、夜が明けるまで続き、シンシアは、朝のお見送りが出来ない程だった。
勿論、次期トレリス伯爵家である私達も参加しておりますわ。
そこに王宮からの使いの者がお父様に陛下からの手紙を持って来られました。
その手紙を読んだお父様は、顔を青くしワナワナと震えながら
「た、大変だっ!!アリシアが離縁された!!!」
「「「「「ええぇぇーっ?!」」」」」
一体どういう事でしょう?
あんなにサイード王子に愛されていたお姉様が離縁とは?
「何で離縁なんて…アーノルドどういう事なの?理由は、なんですの?」
「それが詳しい事は書いてないんだ…只、離縁されたがザイル国からのお咎めはないらしい。アリシアが戻ったら一緒に王宮に登城するようにとの陛下からの御達しだ。」
「あぁなんて事でしょう…」
途方に暮れるお父様、お母様をワイス侯爵、夫人が慰めている。
「まったくアリシアお姉様は、モルト家を潰す気なの?」
「アルフレッドには悪いけれど、アリシア姉様は、王子妃なんて最初から無理だと分かっていたでしょ?シンシア姉様なら、分かるけれどね。サイード王子も見る目無かったよねっー!」
「サイモン、口が過ぎるぞ!」
「そうかなぁー、本当の事を言っただけなのに?
ねぇレオン兄さんは、どう思う?エド兄さんは、アリシアを庇うけれど、そう思わない?」
「・・・俺に振るなっ!」
この前、男の子が産まれたと報せが来たばかりだというのに離縁なんて…。お姉様は大丈夫なのかしら?
「シンシア、大丈夫か?」
「は、はい…」
そう気に掛けてくれたのは、旦那様ではなくレオン兄様?
あら?エドワードは?私と一緒で狼狽えていますわね?!
「兎に角、アリシアが戻ってこない事には何も分からん。アリシアが戻ってくるのを待とう」
「そうですね…戻ってきたら、連絡いたしますわ。またその時に集まりましょう」
そう2人が告げると、早々にお開きとなった。
帰る馬車の中でエドワードは何も言わずに窓の外を眺めていた。
アリシアが戻ってくる。俺は、もうシンシアと夫婦になったのだ。…必要以上に近付かなければ大丈夫だ。もう、戻ることは無いっ!
お姉様が離縁されたと聞いてから、エドワードの様子がおかしい気がする…。どうしてかしら…何か嫌な予感がするのは?
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