山葵

最近、婚約者のフィリップの様子が惜しい。 前は学園に送り迎えしてくれたのに「もう学園にも馴れたから1人で行けるよね？」と言う。 お昼も「クラスの友人と仲良くした方が良いよ！」と言ってきた。 なんか変だ！？

婚約者から、幼馴染みが好きだから婚約を解消して欲しいと言われる。 2人の仲良くしている姿を見ていたセレーネは、婚約を解消する事を了承した。

「アリアナ、すまない。私にはもう無理だ…。婚約を解消して欲しい」 突然のランセル様の呼び出しに、急いで訪ねてみれば、謝りの言葉からの婚約解消！？

「だからぁ～リリアのお腹の中にはブライド様との子供がいるのぉ～ねぇブライド様♡」 「すまない、マーガレット。僕はリリアと一緒になる。これにサインをして欲しい」 そう言って差し出した離婚届。 「分かりました。ブライドが、貴方がそう望むならサインをしましょう。本当に、サインをして宜しいのですね？」 「やだぁ～。この人、愛されていないのに、まだブライド様にすがり付きたいの！？笑えるぅ～♪」 執事にペンを貰い、私は離婚届にサインをした。

私の好きな人は、お姉様の婚約者。 お姉様が婚約してから7年、私は初恋を拗らせていた。 お姉様の結婚式が終わったら、諦めよう。そう心に決めて…。 そんな時、とうとう私にも縁談の話が来る。 相手は学園一優秀なルイス様で…。

「必ずセザンヌを幸せにするよ！」 婚約中、私は夫のイルバールにそう言われていた。 政略結婚でも私は愛されているんだと嬉しかった。 結婚して3日も経つとイルバールは、冷たい態度。 帰りも遅く、私の知らない香水の匂いを纏わせて帰宅する。

タイトル通りです。

「父上が婚約者を決めると言うから、咄嗟にクリスと結婚したい！と言ったんだ。ああ勘違いしないでくれ！君は(仮)だ。(仮)の婚約者だから本気にしないでくれ。学園を卒業するまでには僕は愛する人を見付けるつもりだよ」 そう笑顔で私に言ったのは第５王子のフィリップ様だ。 末っ子なので兄王子4人と姉王女に可愛がられ甘えん坊の駄目王子に育った。

「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか？では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか？」

お父様から執務室に呼ばれた。 「ミシェル…ビルダー侯爵家からご子息の婚約者をミシェルからリシェルに換えたいと言ってきた」 「まぁそれは本当ですか？」 「すまないがミシェルではなくリシェルをビルダー侯爵家に嫁がせる」 「畏まりました」 部屋を出ると妹のリシェルが意地悪い笑顔をして待っていた。 「いつもチヤホヤされるお姉様から何かを奪ってみたかったの。だから婚約者のスタイン様を奪う事にしたのよ。スタイン様と結婚できなくて残念ね♪」 残念？いえいえスタイン様なんて熨斗付けてリシェルにあげるわ！

「すまない、君の妹のミモナを愛してしまったんだ。君との婚約は解消して欲しい…」 「構いませんよ。あぁでも直ぐに慰謝料は支払って下さい！」

それは雨の降る鬱陶しい日の昼の事。 従姉妹のミリアが屋敷を訪ねて来た。 「ねぇケイト。あなたとブルースは…そのー上手くいってるの？」 奥歯に物の挟まった言い方が気になる。 「なぜそんな事を聞くの？」 ミリアは、言い辛そうにしている。 彼…ブルースに何が？

私の夫は、女好き。 それでも3年堪えてきた。 彼の浮気相手のクルエラが私に会いにやって来た。

私の好きな人は3歳上のお兄様。 兄妹なのに、この恋心は止められない。 告白する事も出来ない…。 いつか お兄様に婚約者が出来たら私は、どうなってしまうのだろう…。 *** 1話1話が短めです。

「ロザリオ・ミラー 君とは婚約破棄する」 卒業パーティーで私はドルシエ伯爵家ギラン様に婚約破棄された！？ 「わたくしと婚約破棄ですか？それは出来ませんわ」

「私はキャロライン・ダイガンと婚約を破棄し、ミリア・モーダンと婚約をする！」 やっと、やっと婚約破棄を宣言してくれた！！ 「慎んでお受け致します…」 「理由は、男爵令嬢だからとミリアを虐め見下した。そんな者が王族に嫁ぐなど…」 だから了承したし、理由なんて聞いてないし…。

私の婚約者であるカナロスタ公爵家嫡男ケビン様は、美丈夫で皆が憧れる御方。 婚約者である私は鼻高々な気分で今日もエスコートされる。 我がモイスターナ侯爵家にもケビン様の美しさに引けを取らない嫡男で人気者のハゼルドお兄様がいる。 2人は同い年で親友…だと思っていたのに！？ ◈同性恋愛あります。 BLの話が若干含まれています、苦手な方は御遠慮下さい。

私とイライザ、アーノルドは幼馴染み。 5歳の時にイライザの伯爵家でのお茶会で知り合い、それから仲良くしていた。 8歳の時に、侯爵家のマイケル様と婚約が決まった…。 嫌だったが、お父様の決めた事、逆らう事など出来なかった。 その時に、私はアーノルド様が良かったのに…と思い、アーノルド様に恋していたのだと気が付いた。 程無くして、イライザとアーノルドが婚約した。 8年の月日が流れ、結婚式を3ヶ月後に挙げるマリアンナの所にイライザが訪ねてきて…。

私は婚約者のクリス第４王子から、突然、婚約破棄をされた。 「婚約破棄の理由をお聞かせ下さい」 「ガスパーがそうしろと言ったから。僕はガスパーの意見を聞く事にしたんだ！」 「はいぃ？ガスパーって誰ですか？」 「だってガスパーが…僕はガスパーに従うよ！」 だからガスパーとは誰ですか？

突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手！」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」