9 / 10
番外編1
しおりを挟む
俺はミモルザと婚約解消してから、父上に「謹慎していろ!」と部屋に閉じ込められた。
なぜ俺が謹慎なのだ?
確かにミモルザと婚約していながら他の女と遊んだ。
それが、何だと言うのだ!?
そんなに悪い事なのか!?
しょうがないだろう?俺は侯爵家の跡取りで、イケメンとくれば、女が黙ってない。
来るもの拒まず!
それの何がいけないのだ!?
ミモルザもミモルザだ!
あんな平凡な女、侯爵令嬢じゃなければ見向きもされない様な女が、俺様と婚約が出来たのだ。
黙って俺様と結婚すれば良かったものを…馬鹿な女だ。
週末が過ぎれば、学園もあるし、謹慎も解けると思っていた俺は、安心していた。
だが、月曜日になっても、部屋の鍵を開けられたのは食事を運んで来る時だけ…。
「おい、月曜日だろ?学園に行く準備を…「旦那様から、学園には行かなくて良いとの言付けで御座います」
はっ?どういう事だ!?
閉じ込められて1週間が過ぎた…。
「退屈だ…窓から抜け出して遊びにでも行くかっ!」
なぜ抜け出してしまったのだろう!?
大人しくしていれば…。
久しぶりに女を抱き、気が緩んでしまった俺は、事後の後に寝てしまい、起きた時には、夕食の時間を過ぎていた。
慌てて屋敷に戻り、窓から部屋に入ると父上と母上が居た。
「遅い帰宅だなぁレイライン!遊びは楽しかったか?」
「あっ…父上、あのー…」
そこにロベルトが入ってきた。
「あー馬鹿が、やっと帰ってきたんだ!お前のせいで、俺の人生計画が…ふざけるなぁー!!」
そう叫ぶと、胸ぐらを掴み殴り掛かってきた。
「うぎゃぁー!」
「レイライン、お前には心底、愛想が尽きた。廃嫡も考えたが、それだけは…とアマンダに頼まれ、私とて馬鹿でクズでも息子……そこでお前を領地に戻す事にした。根性を叩き直す為に、領地で護衛団で過ごせ。無論、屋敷住まいではなく、護衛団の寮での生活だ」
「はっ?俺に平民になれと!?」
「はぁー何を聞いていたのだ、廃嫡はしないと言っただろう。お前が、まともな生活を送れる様になれば、ロベルトを支え、領地当主補佐としてやっていけ」
「俺が、侯爵当主になるんだろう?ロベルトは、次男じゃないか!?」
「お前がミモルザ嬢と婚約解消しなければ…まぁもう過ぎた事だ。話は以上だ。領地へは早朝発て。挨拶は要らん」
話を終えると3人は部屋を出ていってしまった。
俺は、呆然として動けず、3人が出ていくのを黙って見送ってしまった。
我に返り、慌てて、追い掛け様と扉に行けば、外から鍵が掛けられている。
ならば窓から…と外を見れば、護衛が見張っていた。
何故なんだ…俺の人生どこで間違えた?
ミモルザと結婚すれば侯爵当主になれるのか!?
ならばミモルザに会って考え直させよう。
抜け出す事は、不可能だから、領地に戻ってから行動すれば良い。
少しの我慢だ。
俺は、次の日に、家族に見送られる事もなく、領地へ向けて出発した。
なぜ俺が謹慎なのだ?
確かにミモルザと婚約していながら他の女と遊んだ。
それが、何だと言うのだ!?
そんなに悪い事なのか!?
しょうがないだろう?俺は侯爵家の跡取りで、イケメンとくれば、女が黙ってない。
来るもの拒まず!
それの何がいけないのだ!?
ミモルザもミモルザだ!
あんな平凡な女、侯爵令嬢じゃなければ見向きもされない様な女が、俺様と婚約が出来たのだ。
黙って俺様と結婚すれば良かったものを…馬鹿な女だ。
週末が過ぎれば、学園もあるし、謹慎も解けると思っていた俺は、安心していた。
だが、月曜日になっても、部屋の鍵を開けられたのは食事を運んで来る時だけ…。
「おい、月曜日だろ?学園に行く準備を…「旦那様から、学園には行かなくて良いとの言付けで御座います」
はっ?どういう事だ!?
閉じ込められて1週間が過ぎた…。
「退屈だ…窓から抜け出して遊びにでも行くかっ!」
なぜ抜け出してしまったのだろう!?
大人しくしていれば…。
久しぶりに女を抱き、気が緩んでしまった俺は、事後の後に寝てしまい、起きた時には、夕食の時間を過ぎていた。
慌てて屋敷に戻り、窓から部屋に入ると父上と母上が居た。
「遅い帰宅だなぁレイライン!遊びは楽しかったか?」
「あっ…父上、あのー…」
そこにロベルトが入ってきた。
「あー馬鹿が、やっと帰ってきたんだ!お前のせいで、俺の人生計画が…ふざけるなぁー!!」
そう叫ぶと、胸ぐらを掴み殴り掛かってきた。
「うぎゃぁー!」
「レイライン、お前には心底、愛想が尽きた。廃嫡も考えたが、それだけは…とアマンダに頼まれ、私とて馬鹿でクズでも息子……そこでお前を領地に戻す事にした。根性を叩き直す為に、領地で護衛団で過ごせ。無論、屋敷住まいではなく、護衛団の寮での生活だ」
「はっ?俺に平民になれと!?」
「はぁー何を聞いていたのだ、廃嫡はしないと言っただろう。お前が、まともな生活を送れる様になれば、ロベルトを支え、領地当主補佐としてやっていけ」
「俺が、侯爵当主になるんだろう?ロベルトは、次男じゃないか!?」
「お前がミモルザ嬢と婚約解消しなければ…まぁもう過ぎた事だ。話は以上だ。領地へは早朝発て。挨拶は要らん」
話を終えると3人は部屋を出ていってしまった。
俺は、呆然として動けず、3人が出ていくのを黙って見送ってしまった。
我に返り、慌てて、追い掛け様と扉に行けば、外から鍵が掛けられている。
ならば窓から…と外を見れば、護衛が見張っていた。
何故なんだ…俺の人生どこで間違えた?
ミモルザと結婚すれば侯爵当主になれるのか!?
ならばミモルザに会って考え直させよう。
抜け出す事は、不可能だから、領地に戻ってから行動すれば良い。
少しの我慢だ。
俺は、次の日に、家族に見送られる事もなく、領地へ向けて出発した。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
552
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる