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加筆修正版 41☑◇
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41.
"A New Depelopment 新たな展開2"
「できたの、赤ちゃん」
「……」
「あのぉ……」
「うれしいよ、ありがとう! ほんとにうれしい。
俺を父親にしてくれてありがとう。眞奈は俺の女神様だね」
「めっ、女神さまってなんか何て言ったらいいのか。
こんな薹が立つおばさんなのに、そんな風に形容されると照れるわぁ~」
「俺から見れば可愛い女神だよ、眞奈は」
◇ ◇ ◇ ◇
時は風薫る5月になっていた。
もしも産まれてくる子が男だったらと、まさに時は子供の日を
迎えようとしていて、産まれ来る我が子の成長を願い鯉のぼりをたてて
鎧兜を飾り、しょうぶ湯に入らせるのだろうなぁ~と、まだ見ぬ
愛し子の来年の子供の日への想いを募らせた。
そんなふうに呑気に幸せな想像の時間の中でたゆとうていたかったが、
実は胸にチクりとしたものを俺は抱えていた。
春に入る少し前から気にかかっていた咳がまだ止まらないで
執拗に俺の中に居座り続けていたからだ。
産まれてくる子と眞奈の為にも完全に白判定つけておかなければ
との思いで、今度は総合病院に行くことにし、いろいろな検査を受けた。
多忙なのだろう、結果は10日後とのことだった。
検査からの帰り道、俺は何故か自分の過去を知らず知らずなぞっていた。
初めてできた家族。
信頼もし、恋い慕った相手……元の妻。
その彼女の裏切りで怒髪天を衝く勢いで相手の男を制裁しムショに入った。
そして住職の情けでここに流れてきた。
そんな俺は小さな頃から肉親との縁が薄く、物心ついた時には
遠い親戚をたらい回しにされていて、精神的肉体的虐待に耐え切れず
16才の時に親戚の家から逃亡。
気がつけば893の幹部に拾われて18才で盃を交わし、構成メンバーと
してだけでなく、実の息子となった。
大学は義父が出してくれた。
これからの893は勉学も出来なけりゃあこの世の中生き残って
いけないんだよと。
義親父が64才で病死。
病気が分かった時に義親父の力で組を抜け堅気になった。
それからは義親父の親戚筋にあたるここの住職が親代わりとなってくれ
もともと大学で建築を専攻して図面なども書けたので1級建築士の資格をとり
設計事務所に数年勤めたあと、宅建などの資格を取り不動産売買などにも
手を出すようになった。
若い頃から棲んでいた世界、環境もあって女性には身体のことは
もちろんのこと惚れた腫れたは慣れていた人間だった。
俺が設計事務所に表向き一級建築士の免許貸しをして在籍している形をとりつつ、
不動産の仕事に就いた頃――
その関わりのある不動産屋へ事務員として入社してきたのが元妻との出会いだった。
彼女は、俺が生まれてはじめて愛した女だった。
ふっ、何で過去なんかこうも走馬灯のように蘇ってくるんだ。
気がつくと、俺は愛する眞奈が待つ家の前に佇んでいた。
"A New Depelopment 新たな展開2"
「できたの、赤ちゃん」
「……」
「あのぉ……」
「うれしいよ、ありがとう! ほんとにうれしい。
俺を父親にしてくれてありがとう。眞奈は俺の女神様だね」
「めっ、女神さまってなんか何て言ったらいいのか。
こんな薹が立つおばさんなのに、そんな風に形容されると照れるわぁ~」
「俺から見れば可愛い女神だよ、眞奈は」
◇ ◇ ◇ ◇
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迎えようとしていて、産まれ来る我が子の成長を願い鯉のぼりをたてて
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愛し子の来年の子供の日への想いを募らせた。
そんなふうに呑気に幸せな想像の時間の中でたゆとうていたかったが、
実は胸にチクりとしたものを俺は抱えていた。
春に入る少し前から気にかかっていた咳がまだ止まらないで
執拗に俺の中に居座り続けていたからだ。
産まれてくる子と眞奈の為にも完全に白判定つけておかなければ
との思いで、今度は総合病院に行くことにし、いろいろな検査を受けた。
多忙なのだろう、結果は10日後とのことだった。
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そして住職の情けでここに流れてきた。
そんな俺は小さな頃から肉親との縁が薄く、物心ついた時には
遠い親戚をたらい回しにされていて、精神的肉体的虐待に耐え切れず
16才の時に親戚の家から逃亡。
気がつけば893の幹部に拾われて18才で盃を交わし、構成メンバーと
してだけでなく、実の息子となった。
大学は義父が出してくれた。
これからの893は勉学も出来なけりゃあこの世の中生き残って
いけないんだよと。
義親父が64才で病死。
病気が分かった時に義親父の力で組を抜け堅気になった。
それからは義親父の親戚筋にあたるここの住職が親代わりとなってくれ
もともと大学で建築を専攻して図面なども書けたので1級建築士の資格をとり
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手を出すようになった。
若い頃から棲んでいた世界、環境もあって女性には身体のことは
もちろんのこと惚れた腫れたは慣れていた人間だった。
俺が設計事務所に表向き一級建築士の免許貸しをして在籍している形をとりつつ、
不動産の仕事に就いた頃――
その関わりのある不動産屋へ事務員として入社してきたのが元妻との出会いだった。
彼女は、俺が生まれてはじめて愛した女だった。
ふっ、何で過去なんかこうも走馬灯のように蘇ってくるんだ。
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