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『♡ Kyoko Love ♡』38-2

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番外編 康之編:
143-2

38-2.

 「えっと、予言者が当ててみよっか。相手の家から女が出て来た、
もしくは出てきたのが付き合ってる相手なら、女が奥の部屋にいた。
・・ってまさか、やってるところじゃないよね? 
 だとしたら、本当にご愁傷さまだよね」

 「すごい、亀卦川さんって予言者になれるわ」

 「だろ?」


 「あーっわかったぁ~。きゃぁ~、やだなぁもう。
これだからンと・・って」

 「何、なに? その反応。何か変なこと想像してるだろ」

 「自分に経験あるからすぐピンときたんじゃないですかっ!」

 「えーっ、酷いなぁ。話を聞いてる相手にそう絡む? あのねぇ、
俺も品行方正とは言い難い人間だけど、それはないっ。
今まで一度もないよ、二股はあるけど」
 
 「二股、ぎゃぁ~ けしからん」(笑)

 「確かに、けしからんっ」(苦笑)

 「名前は伏せますけど、同業者なんですよぉ」

 「同業者かぁ。手近だな」

 「学生時代の友達の伝手って言っても卒業したのは遥か昔だし?
 同業者は止めておこうっ、とは思ってたんですけどね、たまたま
美佐子ちゃんが好きになった相手となんとか付き合いたいからって
ことで。

 週末の飲み会を開くので心細いから参加してほしいって頼まれて、
それがきっかけだったんです」

 
 「女子のメンバーはふたりだったの?」

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