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14 ◇残酷な事実
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14. ◇残酷な事実
そんな幸せの絶頂から、私を打ちのめすかのような残酷な事実が
私を待ち受けていた。
私を愛しているはずの、どちらかというと朴訥で誠実な夫が
私を欺いていたのだ。
女とは身体だけの関係ということではなかったのだろう。
私を安心させるために、夫のメールやLINE等のcheckはokになっていた。
なので、用意周到に何らかの別の方法で、ふたりは逢瀬を重ねているのだろう。
しかし人間悪いことはできないもので、ふたりが一緒にいるところを
私の知人に見られていたのである。
もちろん知人はふたりの関係のことは知らない。
彼女は気軽に私に話かけてきた。
『たまたま先日山の街に行った日に、セミロングの女性と一緒に
歩いている裕輔さんを偶然お見かけしたけれど、あの日もお客様を
連れてのお仕事だったのかしら?』と。
知人が推測したような、仕事関係の人間ならどんなに良かったか。
私にはピンとくるものがあり、すぐに調査依頼。
相手はやはりあの浅野エリカだった。
2ヶ月に亘る調査の結果、彼らの不倫が続いていることは、もはや
疑いようもなかった。
そんな幸せの絶頂から、私を打ちのめすかのような残酷な事実が
私を待ち受けていた。
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