恐怖体験や殺人事件都市伝説ほかの駄文

高見 梁川

文字サイズ
小 中 大 特大
21 / 258

高知大学探検部地底湖行方不明事件



 構造的に一度地底湖に落ちたらあがってこれないと思うのだが、ここで泳ぐというのは……

 単純な殺人事件ならばこのようなもやもやを感じないのだろうが……事件性の認定というのは難しいのだろう。
 平成20年1月5日、岡山県新見市にある鍾乳洞「日?坂鐘乳穴(ひめさかたちあな)」に入っていた高知大学3年で学術探検部所属の名倉祐樹さん(当時21歳)が、洞窟内の地底湖を遊泳中に行方不明になった。
 名倉さんは中国・四国地方の大学探検サークルのコミュニティーで企画された合宿に、高知大学学術探検部員3名(計4名)と共に参加。合宿には他大学や社会人を合わせて計13名参加していた。
 日?坂鐘乳穴には5名(構成不明)のグループで入る(必要な市教育委員会への入洞届は出されていなかった)。
 腹ばいになる狭い箇所やザイルを使って降りる場所を通って、約3時間後に入り口から1.6キロほど奥にある地底湖(直径約25m・水深約30m)へ到着した。
 到着後、名倉さんが一人で着衣のまま命綱などもつけずに調査の為に地底湖に入ったらしい。
 当然のことながら一人で、安全対策もせずに調査名目で地底湖に入ったことに疑問が示されている。
 合宿の恒例イベントとして地底湖で泳ぐというものがあったとの情報もあるが、確認はとれていない
 メンバーは当初声を掛けながら岸壁などを調査していたが、突如名倉さんの声が途絶え行方がわからなくなった。
 行方が分からなくなるまでの間、叫び声などは聞こえなかったという。
 残りのメンバーは洞慌てて窟を出て救助を要請した。

 
 しかし調査が始まるとたちまち胡散臭さが漂い始める。
 登山部などでは部長が隊長格として事故の記者会見に応じるのが常識だが、探検部長の白米美帆は記者会見などから逃げ回り一切の責任を放棄する行動を見せた。
 さらに探検部のホームページから部長白米美帆と副部長の伊藤智子の名が真っ先に削除される。
 極めつけはまだ捜査中にもかかわらず名倉さんのmixiが何者かによって削除されてしまう。
 結局名倉さんの遺体は見つからず捜査は打ち切られたが、もちろん削除したのは本人ではなくパスワードを知る知人の仕業であろう。

 地底湖は入口から片道3時間もかかる奥地にあり、洞窟の幅も人1人がやっと通れる狭さで途中には首まで水につかる難所もあったようだ。
 そのため捜査は難航を極め、地元消防も早々に捜査を断念した。
 しかもこの地底湖は水面にもやがかかっていて水も白濁しており、潜るとほとんど視界が利かない状態であった。
 そんな場所でなぜ名倉さんは泳がなければならなかったのか。
 まして季節は1月であり、地底湖の水温が多少高いとしても泳ぐという発想そのものが考えにくい環境である。

 名倉さんとともに入洞した人間の数も5名から4名、13名と報道のたびに訂正され、さらに探検に必要な装備は整えていたという発表がなされたにもかかわらず
 命綱はあったのかという簡単な質問にも全容の解明のためお応えできないという回答であった。

 
 2chで盛り上がりを見せるまさにその時、名倉さんのmixiが改ざんされ全公開から友人までの公開に変更、そして名倉さんの日記が全削除された。
 おそらく日記になかに洞窟のなかで酒宴をひらいたり、ケーキを食べたなどの記述を消したかったのだろう。
 このため2chでの関心が一気に加速。さらに高知大学探検部OBを名乗る者が、遊泳は探検部の伝統だった。酒にからんだ様々な危険な伝統が以前から存在したなどの暴露が行われる。
 炎上に伴い探検部員と見られる書き込みが相次ぎ内部抗争、というか痴話げんかのようなやりとりも見られる。詳しくはhimesaka@wikiを参照していただきたい。
 この暴露により探検部の部長副部長が女性であるなど、男女関係の確執により殺されたのではないかという疑惑が浮上した。
 しかし事故として捜査が断念された今、すでに事件は確定しており今後真実が明らかになることはあるまい。


 捜査にあたった機動隊の警部補が新聞のインタビューにこう答えている。
 「部員が遊泳中に行方不明になったという連絡を受け出動した」
 その後学術目的であった、探検に必要な装備は整っていた、不幸な事故だったと言いわけをしたいがために情報が錯綜し謎をよんでしまったのではないだろうか。
 管理人は大学生が悪乗りで酔った部員を死なせてしまい、就職や風評を怖れ隠蔽を図り追求から逃げ続けただけの事件ではないかと思う。
 しかし無責任な大学生の無謀な試みが1人の命を失わせたという事実は、追求されてしかるべきであろう。
感想 56

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~ 表紙

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。
恋愛 完結 ショートショート
文字数 9,943
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか... 表紙

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。
青春 完結 短編
文字数 11,294
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。 表紙

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
青春 連載中 長編 R15
文字数 31,050
吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す 表紙

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

ブログに掲載した短編です。
BL 完結 ショートショート R18
文字数 1,434
あなた専属になります~借金OLは副社長の「専属」にされた~【オリジナル】 表紙

あなた専属になります~借金OLは副社長の「専属」にされた~【オリジナル】

『借金を返済する為に働いていたラウンジに現れたのは、勤務先の副社長だった。 彼から出された取引、それは『専属』になる事だった。』 実家の借金返済のため、昼は会社員、夜はラウンジ嬢として働く優美。 ある夜、一人でグラスを傾ける謎めいた男性客に指名される。 口数は少ないけれど、なぜか心に残る人だった。 「また来る」 そう言い残して去った彼。 しかし翌日、会社に現れたのは、なんと店に来た彼で、勤務先の副社長の河内だった。 「俺専属の嬢になって欲しい」 ラウンジで働いている事を秘密にする代わりに出された取引。 突然の取引提案に戸惑う優美。 しかし借金に追われる現状では、断る選択肢はなかった。 恋愛経験ゼロの優美と、完璧に見えて不器用な副社長。 立場も境遇も違う二人が紡ぐラブストーリー。
恋愛 完結 長編 R15
文字数 61,253
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。 表紙

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。
恋愛 完結 短編 R15
文字数 1,856
お兄様「ねえ、イケナイ事をしよっか♡」 表紙

お兄様「ねえ、イケナイ事をしよっか♡」

父が再婚して新しく出来たお兄様と『イケナイ事』をする義妹の話。
恋愛 完結 短編
文字数 10,156
服を脱いで妹に食べられにいく兄 表紙

服を脱いで妹に食べられにいく兄

貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。
恋愛 完結 ショートショート R15
文字数 1,100