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23友達とは
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私だって言いたいことはある。言い切った。こういう性格だから友達出来ないのかな。でも、お世話になった訳でもないし、今日いきなりあってタダで寄越せに近い言い方は違うと思う。
「何よ!学園の時も孤児だからって親切にしてやっていたのにー!!」
「してくれとは頼んでないよ。孤児だとしてもそういうことを気にしないで価値があれば認めて貰えるのを知っているから。」
「孤児が生意気言うな!!」
これが本性なのか…どうしよう。こっそり護衛さんは殴られでもしない限り助けに来ないだろうし。オープンテラスで人目も気にしないで甲高い声で人を孤児だと連呼しないで欲しい。さて、どうやって店を出るかな。
そもそも人に物を頼む態度ではないだろう…
「あ、ミカちゃん!」
振り返るとミリーナ様。と、抱き上げているユーリ様にイザーク様。何故侯爵家御一行がここに???
「ミカちゃん喧嘩??」
「喧嘩ではないですよ、ミリーナ様。」
「目立っていたよ?ミカエラ嬢。」
私は悪くない…困って見上げるとユーリがイザークに目線を向けた。
「買い出しに付き合ってよミカエラ。ウチのお姫様が弟から分け与えられた菓子が欲しいと言われてて困ってるんだ…」
「わかりました。お茶も飲み終わったのでお付き合いできます。キリエ・ライカ、そういう事だからごめんなさい。パトロンのお兄様の命令優先だから。」
荷物を持って店から出るがイザークが店主に話をつけていたのかオープンテラス席の人の会計を全てロズウェル侯爵家で持つと伝えたようだ。
「ミカちゃんも一緒??」
「一緒ですよー。」
取り敢えずカフェを離れる。疲れた。肩を落としてポテポテとあるく。
「友達?」
「自称学園の友達です。孤児だからわざわざ親切にしてくださったようです。イザーク様、メイドとはいえお勤めしている御屋敷の事を喋るのってどうなのですか?私は売り手が貴族だから注文書内容や仕様は口にしないんですけど…」
「当然口にはしません。情報が何よりも価値があると考えるのが貴族ですから。自称お友達がそういう話を?」
「…相槌をしていたら気分が良くなったのか色々…色々と教えてくれました。この話どこでしますか?忘れないうちに吐き出しておきたいです。」
ため息混じりでユーリを見上げると完全個室のカフェに入ることになった。盗聴防止の魔導具を使って事の顛末を全て詳らかに話す。あぁ、このケーキ美味しい。
「ミカエラ、それ友達?」
「自称お友達です。」
ユーリは話を聞いて呆れながら聞いてきた。
「受け取る側からお金が無いからお友達価格って斬新だね。平民でよくあるの?」
「いやぁ、友達が多くない私に聞かないでください…私も言われて驚きましたから。私が友達になってくれたからとかでちょっとしたプレゼントや結婚式の御祝儀代わりに作るならともかく…こっそり護衛さんはこういうのは助けてくれないんですね…」
「…殴られてもいないし、誘拐された時に尾行したりであってそういうのは堂々とした護衛の仕事だよ。イザーク、ナビエ子爵はそんなに生活にゆとりがあったかな。」
「…毎夜パーティとはどうしたのでしょうね。カジノで大金負けていたかと思います。」
何故人の家のお財布事情を知っているのだろうか。いや、関係ないから聞かないでおこう。
「そう言えば本日の買い物の目的の目星も着いてないのですか?」
「赤くて甘いお菓子しか分からなくてねー。パティシエもお手上げだから。ミカエラは分かる?レオンハルトが買っていたものだから分かると思いたい。」
「…あ、分かったかもです。」
「助かるよ。」
店を出てユーリはミリーナを抱き上げて一緒に菓子を買いに行く。あの時レオンハルトがミリーナが好きかも。と、食べて決めていたお菓子。
「赤くて甘いお菓子!」
リンゴ飴。いちご飴もあるけれど。顔の良さで試食したら結構買っていたはずだから。
「何これ。」
「リンゴ飴です。生のリンゴに飴を纏わせているんです。で、串を避けるように切って食べるんです。1個買ってみましょう。」
ひとつ買ってベンチに座り、ハンカチの上でエイスを使ってリンゴ飴を切り分ける。小さな串は貰っていたのでブスッと刺して差し出すとミリーナが喜んでリンゴ飴に齧り付いた。
「面白いな。」
「そのまま齧り付くと飴が先に無くなってリンゴだけになるから切り分けると美味しいんですよ。イザーク様も。」
差し出すとパクリと食べるのだが咀嚼回数が多いので気に入ったのだろう。飴の欠片などがついてしまったのでこのハンカチは廃棄しておこう。
「イザーク、取り敢えず一通り買ってシェフ達に渡しておいてくれ。多分ベスも好きだと思う。」
彼は頷いて近隣の売店から一通り買ってきてそれとなく傍に来た人に荷物を渡して手ぶらで戻ってきた。
「ミカエラ嬢、ハンカチはこちらで洗濯致します。」
「あ、はい…お願いします?」
飴まみれのハンカチだけれども…
「ミカエラ、自称父親、母親、両親等から面会希望がすっごい来てるけど興味ある?要らなかったら欲しいんだけど。」
ユーリに確認をされてこんな都合よく両親が現れるわけないだろう。
「仕事が立て込んでいますので差し上げます。」
興味が全くない。付け加えるとユーリはそうだよねー。と、軽く笑っていた。
「ミカエラ、助けに来るのレオンハルトの方が良かった?」
「…????」
「ほら、1人だったら恋人っぽく見えるし。」
「それはレオンハルト様の外聞が悪くなると思いますし、そういう関係でもありませんから。」
ユーリは笑顔をニコニコとしているが会話が止まってしまった。何か間違った????
「何よ!学園の時も孤児だからって親切にしてやっていたのにー!!」
「してくれとは頼んでないよ。孤児だとしてもそういうことを気にしないで価値があれば認めて貰えるのを知っているから。」
「孤児が生意気言うな!!」
これが本性なのか…どうしよう。こっそり護衛さんは殴られでもしない限り助けに来ないだろうし。オープンテラスで人目も気にしないで甲高い声で人を孤児だと連呼しないで欲しい。さて、どうやって店を出るかな。
そもそも人に物を頼む態度ではないだろう…
「あ、ミカちゃん!」
振り返るとミリーナ様。と、抱き上げているユーリ様にイザーク様。何故侯爵家御一行がここに???
「ミカちゃん喧嘩??」
「喧嘩ではないですよ、ミリーナ様。」
「目立っていたよ?ミカエラ嬢。」
私は悪くない…困って見上げるとユーリがイザークに目線を向けた。
「買い出しに付き合ってよミカエラ。ウチのお姫様が弟から分け与えられた菓子が欲しいと言われてて困ってるんだ…」
「わかりました。お茶も飲み終わったのでお付き合いできます。キリエ・ライカ、そういう事だからごめんなさい。パトロンのお兄様の命令優先だから。」
荷物を持って店から出るがイザークが店主に話をつけていたのかオープンテラス席の人の会計を全てロズウェル侯爵家で持つと伝えたようだ。
「ミカちゃんも一緒??」
「一緒ですよー。」
取り敢えずカフェを離れる。疲れた。肩を落としてポテポテとあるく。
「友達?」
「自称学園の友達です。孤児だからわざわざ親切にしてくださったようです。イザーク様、メイドとはいえお勤めしている御屋敷の事を喋るのってどうなのですか?私は売り手が貴族だから注文書内容や仕様は口にしないんですけど…」
「当然口にはしません。情報が何よりも価値があると考えるのが貴族ですから。自称お友達がそういう話を?」
「…相槌をしていたら気分が良くなったのか色々…色々と教えてくれました。この話どこでしますか?忘れないうちに吐き出しておきたいです。」
ため息混じりでユーリを見上げると完全個室のカフェに入ることになった。盗聴防止の魔導具を使って事の顛末を全て詳らかに話す。あぁ、このケーキ美味しい。
「ミカエラ、それ友達?」
「自称お友達です。」
ユーリは話を聞いて呆れながら聞いてきた。
「受け取る側からお金が無いからお友達価格って斬新だね。平民でよくあるの?」
「いやぁ、友達が多くない私に聞かないでください…私も言われて驚きましたから。私が友達になってくれたからとかでちょっとしたプレゼントや結婚式の御祝儀代わりに作るならともかく…こっそり護衛さんはこういうのは助けてくれないんですね…」
「…殴られてもいないし、誘拐された時に尾行したりであってそういうのは堂々とした護衛の仕事だよ。イザーク、ナビエ子爵はそんなに生活にゆとりがあったかな。」
「…毎夜パーティとはどうしたのでしょうね。カジノで大金負けていたかと思います。」
何故人の家のお財布事情を知っているのだろうか。いや、関係ないから聞かないでおこう。
「そう言えば本日の買い物の目的の目星も着いてないのですか?」
「赤くて甘いお菓子しか分からなくてねー。パティシエもお手上げだから。ミカエラは分かる?レオンハルトが買っていたものだから分かると思いたい。」
「…あ、分かったかもです。」
「助かるよ。」
店を出てユーリはミリーナを抱き上げて一緒に菓子を買いに行く。あの時レオンハルトがミリーナが好きかも。と、食べて決めていたお菓子。
「赤くて甘いお菓子!」
リンゴ飴。いちご飴もあるけれど。顔の良さで試食したら結構買っていたはずだから。
「何これ。」
「リンゴ飴です。生のリンゴに飴を纏わせているんです。で、串を避けるように切って食べるんです。1個買ってみましょう。」
ひとつ買ってベンチに座り、ハンカチの上でエイスを使ってリンゴ飴を切り分ける。小さな串は貰っていたのでブスッと刺して差し出すとミリーナが喜んでリンゴ飴に齧り付いた。
「面白いな。」
「そのまま齧り付くと飴が先に無くなってリンゴだけになるから切り分けると美味しいんですよ。イザーク様も。」
差し出すとパクリと食べるのだが咀嚼回数が多いので気に入ったのだろう。飴の欠片などがついてしまったのでこのハンカチは廃棄しておこう。
「イザーク、取り敢えず一通り買ってシェフ達に渡しておいてくれ。多分ベスも好きだと思う。」
彼は頷いて近隣の売店から一通り買ってきてそれとなく傍に来た人に荷物を渡して手ぶらで戻ってきた。
「ミカエラ嬢、ハンカチはこちらで洗濯致します。」
「あ、はい…お願いします?」
飴まみれのハンカチだけれども…
「ミカエラ、自称父親、母親、両親等から面会希望がすっごい来てるけど興味ある?要らなかったら欲しいんだけど。」
ユーリに確認をされてこんな都合よく両親が現れるわけないだろう。
「仕事が立て込んでいますので差し上げます。」
興味が全くない。付け加えるとユーリはそうだよねー。と、軽く笑っていた。
「ミカエラ、助けに来るのレオンハルトの方が良かった?」
「…????」
「ほら、1人だったら恋人っぽく見えるし。」
「それはレオンハルト様の外聞が悪くなると思いますし、そういう関係でもありませんから。」
ユーリは笑顔をニコニコとしているが会話が止まってしまった。何か間違った????
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