異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。

真心糸

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3章 白髪クソガキ魔女っ娘

第27話 なによそれ!こ!この!へんたい!

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 朝起きてから、今日も攻略スキルを開く。

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ソフィア・アメジスト
 好感度
  42/100
----------------------------

 えっ?かなり上がったな。

 昨日の朝は〈13/100〉だったので、一緒に依頼をこなした後で30近くも上がったことになる。

 攻略さんの言う通り、たくさん褒めたのが良かったのかな?と思ってると、新しいアドバイスが表示された。

-----------------------------------------------------------------------------
これから数日間、ソフィアから相談を受けるまで、
モンスター討伐を続けてください。
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 シンプルなアドバイスだった。そして、何を相談されるのか、何日続ければいいのか、記載がないのが不親切であった。
 ま、いつも通り信じますよ、攻略さん。

 そんな不親切なアドバイスにも関わらず、今までのことを信頼して、アドバイスに従うことに決める。

「ん……おはようございます、ライ様」

 隣で寝ていたリリィが目を覚まして笑いかけてくれたので、「おはよう」と返し、ギルドにいく準備を始めることにした。



 お昼になる少し前、今日も早目にギルドに到着し、昼食を取ろうと売店に向かったところ、ソフィアも売店にいることに気がついた。

「おはよう、ソフィア」
 もちろん声をかけてみる。

「え?あ、おはよ」
 ちゃんと挨拶を返してくれた。

「お昼ご飯?良かったら一緒に食べない?」

「ふんっ!べつにいいわよ!」

 一緒に食べてあげてもいいわよ、という意味だと解釈する。

「じゃあ、そのへんの席で」

 オレたちは、それぞれサンドイッチを売店で購入して、近くの席で食べることにした。

 ソフィアの方を見ると、両手でサンドイッチを持ってハムハムと少しずつ食べていた。ウサギみたいで可愛い。

 隣のリリィの食べ方は上品なので、個性が出ていいね!とか思いながら自分の分を消費する。

 2人が食べ終わるのを待って、
「さぁ、今日はどの依頼を受けようか」
 と、3人で掲示板を見ながら相談する。

「また上級Cでいいんじゃないかしら?いきなり難易度上げるのも危ないし」

 危ないのは、キミの魔法だけどね?と思いながらも

「そうだね、そうしよう。オレたちのこと気遣ってくれてありがとう」
 とポジティブな返答をしてみる。

「べ、べつに!そんなんじゃないし!」

「そっかそっか」

 いつも通りの反応を聞きながら、依頼用紙を持って受付に向かった。

 今日のモンスターは、サンダーラビット、雷属性の魔法を使うウサギ型モンスターとのことだ。

 オラクルから出て、森に入り、初遭遇してまず思ったのは「ピカチュウかよ…」だ。
 黄色の毛皮に短い角が2本、デカめのウサギという見た目だった。

 ちなみにそんなにかわいくはないので、どこぞの電気ネズミと比べるとマスコット性はあまりなかった。

「んじゃ、昨日と同じ布陣でいこう!」

 オレは飛び出して戦いを開始する。

 サンダーラビットはかなり素早く、ソフィアの魔法は当たらない。リリィが心配するので、ソフィアの魔法には絶対当たらないように注意する。

「くそっ!なんでよ!なんで当たらないの!」

 ソフィアはご立腹だ。もちろん、オレにじゃなく、サンダーラビットに当たらないことを怒っている。
 …と思いたい。

 サンダーラビットの角の間にバリバリと魔力が溜まり出し、少しすると中級くらいの威力の魔法がソフィアに向かって放たれた。

「っ!?」

 ソフィアが杖をかまえて待ち構えるが、オレが間に入り、その魔法を剣で受ける。バリバリと雷が身体に伝わるが、特にダメージは感じなかった。やっぱり、雷耐性があるのかな?

「ちょっと!大丈夫なの!?」
 ソフィアが声をかけてくれる。

「ヒール!」
 近くにいるリリィが回復魔法をかけてくれた。

「あー、オレも雷魔法使えるから特にダメージないよ?」

「そ、そんなわけないでしょ…なんなのよ、あんた…」

 ソフィアは不思議そうだが、実際そうなんだから仕方ない。

「さぁ、そんなことより、さっさと倒しちゃおう」

 サンダーラビットからは目を離さないようにしてたので、どこにいるかは把握していた。
 オレは足に力を込めて走り出し、やつが動いた方向にステップを踏んで一刀両断した。

「こいつには、魔法より剣が有効みたいだね」

 ソフィアが悔しそうにしていたので、フォローする。

「ふんっ!」

「リリィ、さっきは回復ありがとう」

「はい、当然のことです」

「あと、ソフィア。もしかしたらだけど、こいつには大技よりも小さくて早い魔法の方が効果あるかもよ?早いだけで防御力はあまり無さそうだから」

「そ!そんなこと!言われなくなって分かってるんだから!」
 とソフィア嬢

「おーけー。じゃあ、もう1匹いってみようか」

 2匹目からソフィアはオレのアドバイスを聞いてくれた。

 上級魔法から中級魔法に切り替えて、動きが早い風属性の魔法を使うようになったのだ。
 それでも中々モンスターには直撃せず、かするばかりだ。そうこうしているうちに、オレの剣がヒットして倒してしまう。

「ナイスナイス!さっきより当たってるから!あとは慣れるだけだね!」

「わかってるわよ!」

 そして、3匹目。ソフィアの魔法が何度かかすったあと、クリーンヒットしてサンダーラビットを倒すことに成功する。

「よしっ!」
 片手を握るソフィアに

「やったね!」
 と声をかける。

「うん!!あっ…ふんっ!」

 一瞬満面の笑顔を見せてくれたのに、すぐにそっぽを向いてしまった。難しい子である。
 でも、笑顔かわいかったなぁ、もっと見たい、そう思う。

「じゃあ、次行こうか」

 雑念を振り払い、4匹目、5匹目と狩っていくが、ソフィアの魔法は当たったり当たらなかったりだ。やはり、素早くて小さいモンスターは狙いずらいらしい。

 7匹目を狩ったところ、

「ふぅ…」
 とソフィアが息をつく。

「……リマージ」
 その様子を見て、MP回復魔法をリリィがソフィアにかけてくれる。

「え?あ、ありがと」

 最初、びっくりしていたようだが、回復が終わるころには、ちゃんとお礼を言ってくれた。

「いえ」
 リリィは短く答える。

 まだ、ライ様に怪我をさせたこと、許したわけではないですよ?というリリィの態度ではあったが、少しずつ打ち解けてくれればいいと思う。

 今日は一発もソフィアの魔法には当たってないので、リリィの機嫌も軟化したようだ。

「よしっ!もうちょっと頑張ろうか!」

 そして、もう少し頑張って、10匹目を狩ったところで、今日はあがることにした。

 結局、ソフィアが一撃で倒せたのは、2匹だった。ダメージを与えた数でいえばもっといたのだが、本人は満足いってなさそうだ。

「ソフィアがいるとオレも動きやすくて助かるよ!ソフィアの魔法を避けたタイミングで仕留めるだけでイイしね!」

 実際そうであるので、ちゃんと説明して感謝を伝える。

「そっ、それならいいけど!感謝してるならいいわ!」

「うん!ありがとな!」

 そう言って、帰路につくことにした。

 ギルドに帰って、サンダーラビットの角を納品する。報酬は2万5000ルピーだった。待合所のテーブルに座って、また報酬を分配する。

「2万5000ってことは、1匹2500か。昨日のベアウルフの方が楽な気がするね」

「そうですね」

「………」

 ソフィアはなぜか今日も下を向いて怒った顔をしていた。昨日も報酬を受け取ったあたりで大人しくなったけど、どうしたんだろう?

「えーと、3人だと割り切れないな。じゃあ、レディファーストで、2人は9000ルピーね」

 2人に9枚の銀貨を渡す。つまりオレの取り分は7000ということになる。

「え?わたし……2匹しか倒してない、けど…」

「ん?それがどうかしたの?」

「だ、だって、倒した数で分配するんじゃ?」

「ん~?そういう考え方もあるかもだけど、オレはみんなで協力して倒したんだから、平等に分配したいと思うよ?」

「……わ、わかったわ。でも、レディファーストってなによ?なんで、わたしたちの方が多いわけ?」

「あー」

 こちらの世界にそういう文化は無いってことなのか?そういえば、リリィにも説明したっけ。

「ソフィアとリリィが可愛いからサービスしたいっていう男心のことかな?」

「っ!?なによそれ!」

 言いながら手をテーブルについて席を立つ。顔は真っ赤であった。

「こ!この!へんたい!」

「な、なぜ??」
 心底そう思って口にする。

「もういいわよ!」
 言いながら銀貨を受け取って帰ろうとする。

「あ!明日も同じ時間でいいかな!」
 ソフィアの後ろ姿に声をかけると

「同じでいいわ!」
 と振り返らずに答えが返ってきた。

「明日もよろしくー!」

「……」

 残念ながら、これには回答がなかった。

「…ライ様は変態じゃありません」

 おぅ……
 ソフィアの発言で、リリィが怒ってしまったので、頭を撫でる。

 それだけだと納得してなさそうだったので、宿への帰り道に建物の影に連れ込んで、激しめのキスをした。

 部屋に戻ったころには「やっぱり変態かもしれませんね」とジト目で見られてしまったが、寝る前には、ベッドの上でいつも通り可愛い反応を見せてくれたので気にしないことにした。
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