異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。

真心糸

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4章 青髪騎士団長お姉さん

第61話 青髪騎士団長お姉さんと主従契約

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「雷龍様、オレたちはエルネスタから出ようと思います。つきましては、シエロス山脈を越えてもよろしいでしょうか?」

「うむ。我が眷属、ライよ、通行を許可する」

「ありがとうございます」

「それと、ソフィアよ」

「なによ?」

 ソフィアはイヤそうにしている。オレを助けるために雷龍様と戦ってくれたと聞いている、だからだろうか。

「おまえの神級魔法は実に見事であった。おまえの杖に埋め込んだ我の加護は、魔力消費を抑えることができる。また、おまえの魔力がきれても、しばらくは結界を張ることができる。ありがたく享受するがよい」

「ふんっ!」
 ソフィアは特にお礼を言わない。

「私の妻に寛大なご対応ありがとうございます」

「つま……えへへ…」
 隣を見るとソフィアと目があった。ニコッとしてくれる。かわいい。

「ステラ」

「なに?」

「腕を出せ」

「なにする気?」
 言いながら右手を前に出す。

 すると光が集まり、ステラの右手首に金色の腕輪がはめ込まれた。
 細身のその腕輪は、とても上品で、繊細な模様のように繰り抜かれていた。腕輪の中心には小さな黄色い宝石が1つ埋め込まれている。

「おまえは頭の角のことを気にするようになったな?」

「うん…」

「この腕輪を付けているとき、おまえが心を許していない者には、おまえの角が認識できないようになる」

「え?」

「オレには特に変わったようには見えないですね」

 いつも通り、ステラの綺麗な角は認識できる。リリィとソフィアにも伺うが同じ反応だ。

「おまえらには心を許しておるようだな」
 雷龍様は優しい顔をした。

「それで、少しは生きやすくなるだろう」

「…おねぇちゃん!ありがとう!!」
 ステラは涙を浮かべて、拭う動作を見せた。

 今まで角を見られて、その第一印象で誤解をうけてきた。しかし、これからはそんなことは起きない。
 それがわかったから、とても嬉しいんだと思う。ステラが嬉しそうでオレも幸せだ。

「それでは、今日はここで休み、明日の朝、発つがよい」

「ありがとうございます!」

 雷龍様の締めくくりの言葉を聞いた後、オレたちはいつも通り、野営の準備を始めた。

 雷龍様はその作業中、人間の姿のままウロウロして、「これはなんだ?ふむふむ、これは?」とオレたちの道具に興味津々であった。

 お?これはオレの発明を自慢するときがきたか?さぞ、雷龍様も褒めてくれるだろう。

 そう思いながら自信満々にシャワーを見せたときは、
「なんだこれはよくわからん」と不評で、しょんぼりしたものだが、テントと寝袋を見せたときは、
「おぉ!小さな寝床になるのだな!これはフカフカで気持ち良いではないか!」と好評であった。

「もしよければ、こちらの方を差し上げましょうか?」
 2つある片方のテントを指さして提案してみる。

「よいのか!ライ!おまえ眷属として良い心がけだな!」

 ご満悦だったので、「ははぁ」と頭を下げておいた。

「ときにライよ。なぜステラには妻の証を渡さぬ?」

 妻の証?
 ああ、リリィとソフィアが付けている指輪のことだろうか。

「えと、今、銀の指輪を持っていなくてですね。次の町で調達しようと思っております」

「ならば!我が作ってやろう!」

 言いながら雷龍様は手のひらを広げると光が集まって、2つの銀の指輪が現れた。

「どうだ!これでよいだろう!」

「ありがたく頂戴します」

「ステラ!こちらにこい!」

「なぁに?」

「ライから話だ!」


「ステラ」

「はい」

 真剣なオレの顔にステラはまじめに答えてくれる。

「オレはステラのことが大好きだ。だからずっと一緒にいてくれ」

「はい、私も大好きです。もちろんずっと一緒にいさせてください」

「それで、この指輪なんだけど、主従契約を結んで欲しいんだ」

「はい、そのことはリリィから聞いています。もちろん結ばせていただきます」

「ありがとう」

「じゃあ…
 汝、ステラ・ファビノは、我、ライ・ミカヅチを主人と認めるか?」

「はい、認めます」

 ステラの薬指に指輪をはめる。

 指輪が小さく光り、その銀の指輪にライ・ミカヅチと刻まれた。

 オレは自分の薬指に3本目の指輪をはめる。そして、指輪が光り、ステラ・ファビノの名前が刻まれる。

 お互いにその名前を確認し合って、オレたちは静かにキスをした。


「ガハハ!これで我のステラもライのツガイなのだ!」
 雷龍様も満足そうだ。

 もちろんオレも大満足だ。

 その日、オレたち4人は5人用のテントで、雷龍様は3人用のテントで眠りについた。



「それじゃ、おねぇちゃん、ありがと」

「うむ、またメシを作りにこい。いや、そうだな、食いたくなったら我の方から出向いてやろう」

「うふふ、竜の姿でくるなら人がいないところで来てよね?」

「ふむ?善処する」

 ホントかよ、ピンときていない雷龍様の顔を見て心の中でツッコミを入れる。しかし口には出すまい、だってまた怒り出したら怖いし…

「雷龍様、この度はお世話になりました。この御恩は忘れません」

「うむ、達者でやるがよい、我が眷属、ライよ。
 ソフィア、おまえはまだ伸びる、精進せよ」

「ふんっ!言われなくてもやるわよ!」

「それでよい」

 オレたちは、雷龍様に見送られながら、横穴を進み、地上に出た。

 リングベルとは逆側、ここはもうエルネスタ王国ではなかった。
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