46 / 200
第一章 龍の料理人
第45話
しおりを挟む
いざ街の中へと足を踏み入れると、海街特有の潮の香りが鼻をつついた。
「この潮の香り……海街って感じがするな。」
異世界でも海街特有のこれは変わらないらしい。少し安心した。
……が、やはり街の中に私達以外の人影は見当たらない。海街ならもっと活気があってほしいところだが、やはり恐怖の方が上回っているらしい。
そんな閑散とした街の様子にカミルはうんざりとした感じで言う。
「まったく、すぐに取って喰おうというわけでもないのに大げさな奴らじゃ。」
「ホントよね~。他の五龍と一緒にしないでっての!!」
「まぁまぁ、静かに買い物できるってことで良しとしようじゃないか?」
プンスカとあらぬ風評被害に怒る二人をなだめ、一旦その場を落ち着かせる。二人の気持ちもわからないでもないが……今怒っても仕方のないことだからな。ここはプラスに考えてもらおう。
「む~……まぁそうね。ギャーギャー騒がれるよりかは遥かにマシだけど~……。」
「じゃが、後で再び五龍集会が開かれた際にはしっかりと言って聞かせておかねばならんな。」
何とかこの場は怒りをおさめてくれたようだが……未だ腑に落ちないといった表情を浮かべる二人。この二人の怒りの沸点が高くて本当に助かったな。説得がしやすい。
「それで?魚はどこに売ってるのかしら?」
「多分市場があると思うんだが……まずはそこを見つけないとな。」
こういう時に通行人に話を聞ければ簡単に場所がわかるんだが……。きょろきょろと辺りを見渡してみてもやはり人影はない。が、その代わりにあるものを見つけた。
「ん?あれは……。」
あたりを見渡している時に目についたのはある看板だった。当然ここは魔族の人たちが暮らしている街だから魔族の言葉で書いてあるが、サラッと勉強したかいあって読めるぞ。
「ボルド名物魚市場……この先直進。どうやらこの先でいいみたいだぞ?」
「おぉ、ではこのまま進むのじゃ~。」
「お魚……楽しみ。」
看板に書いてあった通りに真っすぐに道を進むと、潮の香りに加えて魚市場特有の魚の匂いがし始めた。
「ん、この匂い……市場に来たって感じがするな。」
「お魚の匂い。……生臭い。」
マームは魚のこの独特の生臭さが苦手らしい。鼻をつまんで匂いを嗅がないようにしている。
「マームは魚嫌いか?」
「ん~……わかんない。食べたことないから……。でも臭い。」
「そうか、食べたことないか。……じゃあ逆に今まで何を食べて生活してたんだ?」
ふと疑問に思った私はマームに問いかけた。
「蜜だけ。」
「蜜だけっ!?他には何にも食べなかったのか?」
「うん。」
淡々とマームは私の疑問に答えた。
「まっ、それも不思議ではないがのぉ~。ジュエルビーの作る蜜は完全食と言われるほど栄養が豊富で高いと言われておる。」
「そうなのか?」
カミルの補足の説明にマームはコクリと頷く。どうやら本当のことらしい。まぁそうでないとここまで健やかに育てないだろうからな。
「なるほど。だからプリンを食べたときあんなに……。」
「あのお菓子はホントおいしかった。もう蜜だけの生活に戻れないぐらい……。」
プリンを食べたときのことを思い出しているのか、マームは幸せそうな笑みを浮かべている。
「むっふっふ、そうであろうそうであろう……。じゃがミノルの真骨頂は甘味ではなく料理なのじゃ。」
「料理楽しみ……でも臭いの嫌。」
「そこは任せてくれ。」
魚の特有の生臭さなんて消す方法はいくらでもある。まぁこの世界ではその方法はある程度限られている。故に先ずは魚を選ぶところから始めないといけない。
「さて……目利きといくか。」
そんなことを話ながら歩いていると、市場の中の商店が建ち並ぶ場所にたどり着いた。街の様子と同様に人気は無いが、声をかければ出てくるだろう。
私はカミル達と歩きながら商店の前に並べられた魚を見定めていく。
魚を選ぶ基準は鮮度と、漁法……そして適切な処理がなされているかどうかだ。ま、これはあくまでも私の中の基準だがな。
そしてだいぶ歩いたが、私のその三つの基準を満たしている魚はなかなか無い。
海街ならではの、抜群に鮮度の良い魚はたくさんいる……が漁法と獲った後の処理が良くない。おそらくここに並べられている大半の魚は定置網のような漁法で獲られたのだろう。光に反射して網目の模様が鱗の表面に見える。それに血抜きもされていないようだ。血抜きをした痕もない。
「………………。」
真剣に魚を見定めていると、私の後ろを歩いていたカミル達の方から小さく話し声が聞こえた。
「ミノル……凄い真剣。」
「私にはどれも同じに見えるけどね~……。」
「きっとミノルは妾に捧げるに相応しい最高の魚を選んでおるに違いないのじゃ。お主ら邪魔をするでないぞ!!」
まぁ……素人目には魚なんてどれも同じにしか見えないだろうな。
そして商店が建ち並んでいる通りの終わりが見えてきた時だった。
「ん?あれは……。」
通りの一番端っこにあった店に並べられていた魚に私の目に留まった。近くに近付いて良く見てみると、鱗に網目の反射がない。そして尻尾の付け根と魚の首根っこのところに何かを刺した痕がある。極めつけは魚の口……その店に並べられているすべての魚の口には釣り針がついたままだった。
「これだ、これが欲しかった。店主、ここにある魚全てもらいたい。」
そう店の奥に声をかけると、奥から一人の老いた魔族が姿を現した。
「儂の店の魚なんかでいいんですかい?他にもたっくさん魚を売ってる店はありやすよ?」
「あぁ、構わない。」
「……どうやらカミル様とヴェル様のお供の方は魚を見る目があるようで。全部合わせて金貨5枚でどうですかい?」
私は店主に金貨5枚を差し出した。そして品物を全部インベントリにしまって店を後にする。
あんなに良い魚を揃えてる店は日本でもなかなかお目にかかれない。今後も贔屓にさせてもらうとしよう。
「この潮の香り……海街って感じがするな。」
異世界でも海街特有のこれは変わらないらしい。少し安心した。
……が、やはり街の中に私達以外の人影は見当たらない。海街ならもっと活気があってほしいところだが、やはり恐怖の方が上回っているらしい。
そんな閑散とした街の様子にカミルはうんざりとした感じで言う。
「まったく、すぐに取って喰おうというわけでもないのに大げさな奴らじゃ。」
「ホントよね~。他の五龍と一緒にしないでっての!!」
「まぁまぁ、静かに買い物できるってことで良しとしようじゃないか?」
プンスカとあらぬ風評被害に怒る二人をなだめ、一旦その場を落ち着かせる。二人の気持ちもわからないでもないが……今怒っても仕方のないことだからな。ここはプラスに考えてもらおう。
「む~……まぁそうね。ギャーギャー騒がれるよりかは遥かにマシだけど~……。」
「じゃが、後で再び五龍集会が開かれた際にはしっかりと言って聞かせておかねばならんな。」
何とかこの場は怒りをおさめてくれたようだが……未だ腑に落ちないといった表情を浮かべる二人。この二人の怒りの沸点が高くて本当に助かったな。説得がしやすい。
「それで?魚はどこに売ってるのかしら?」
「多分市場があると思うんだが……まずはそこを見つけないとな。」
こういう時に通行人に話を聞ければ簡単に場所がわかるんだが……。きょろきょろと辺りを見渡してみてもやはり人影はない。が、その代わりにあるものを見つけた。
「ん?あれは……。」
あたりを見渡している時に目についたのはある看板だった。当然ここは魔族の人たちが暮らしている街だから魔族の言葉で書いてあるが、サラッと勉強したかいあって読めるぞ。
「ボルド名物魚市場……この先直進。どうやらこの先でいいみたいだぞ?」
「おぉ、ではこのまま進むのじゃ~。」
「お魚……楽しみ。」
看板に書いてあった通りに真っすぐに道を進むと、潮の香りに加えて魚市場特有の魚の匂いがし始めた。
「ん、この匂い……市場に来たって感じがするな。」
「お魚の匂い。……生臭い。」
マームは魚のこの独特の生臭さが苦手らしい。鼻をつまんで匂いを嗅がないようにしている。
「マームは魚嫌いか?」
「ん~……わかんない。食べたことないから……。でも臭い。」
「そうか、食べたことないか。……じゃあ逆に今まで何を食べて生活してたんだ?」
ふと疑問に思った私はマームに問いかけた。
「蜜だけ。」
「蜜だけっ!?他には何にも食べなかったのか?」
「うん。」
淡々とマームは私の疑問に答えた。
「まっ、それも不思議ではないがのぉ~。ジュエルビーの作る蜜は完全食と言われるほど栄養が豊富で高いと言われておる。」
「そうなのか?」
カミルの補足の説明にマームはコクリと頷く。どうやら本当のことらしい。まぁそうでないとここまで健やかに育てないだろうからな。
「なるほど。だからプリンを食べたときあんなに……。」
「あのお菓子はホントおいしかった。もう蜜だけの生活に戻れないぐらい……。」
プリンを食べたときのことを思い出しているのか、マームは幸せそうな笑みを浮かべている。
「むっふっふ、そうであろうそうであろう……。じゃがミノルの真骨頂は甘味ではなく料理なのじゃ。」
「料理楽しみ……でも臭いの嫌。」
「そこは任せてくれ。」
魚の特有の生臭さなんて消す方法はいくらでもある。まぁこの世界ではその方法はある程度限られている。故に先ずは魚を選ぶところから始めないといけない。
「さて……目利きといくか。」
そんなことを話ながら歩いていると、市場の中の商店が建ち並ぶ場所にたどり着いた。街の様子と同様に人気は無いが、声をかければ出てくるだろう。
私はカミル達と歩きながら商店の前に並べられた魚を見定めていく。
魚を選ぶ基準は鮮度と、漁法……そして適切な処理がなされているかどうかだ。ま、これはあくまでも私の中の基準だがな。
そしてだいぶ歩いたが、私のその三つの基準を満たしている魚はなかなか無い。
海街ならではの、抜群に鮮度の良い魚はたくさんいる……が漁法と獲った後の処理が良くない。おそらくここに並べられている大半の魚は定置網のような漁法で獲られたのだろう。光に反射して網目の模様が鱗の表面に見える。それに血抜きもされていないようだ。血抜きをした痕もない。
「………………。」
真剣に魚を見定めていると、私の後ろを歩いていたカミル達の方から小さく話し声が聞こえた。
「ミノル……凄い真剣。」
「私にはどれも同じに見えるけどね~……。」
「きっとミノルは妾に捧げるに相応しい最高の魚を選んでおるに違いないのじゃ。お主ら邪魔をするでないぞ!!」
まぁ……素人目には魚なんてどれも同じにしか見えないだろうな。
そして商店が建ち並んでいる通りの終わりが見えてきた時だった。
「ん?あれは……。」
通りの一番端っこにあった店に並べられていた魚に私の目に留まった。近くに近付いて良く見てみると、鱗に網目の反射がない。そして尻尾の付け根と魚の首根っこのところに何かを刺した痕がある。極めつけは魚の口……その店に並べられているすべての魚の口には釣り針がついたままだった。
「これだ、これが欲しかった。店主、ここにある魚全てもらいたい。」
そう店の奥に声をかけると、奥から一人の老いた魔族が姿を現した。
「儂の店の魚なんかでいいんですかい?他にもたっくさん魚を売ってる店はありやすよ?」
「あぁ、構わない。」
「……どうやらカミル様とヴェル様のお供の方は魚を見る目があるようで。全部合わせて金貨5枚でどうですかい?」
私は店主に金貨5枚を差し出した。そして品物を全部インベントリにしまって店を後にする。
あんなに良い魚を揃えてる店は日本でもなかなかお目にかかれない。今後も贔屓にさせてもらうとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
転生幼子は生きのびたい
えぞぎんぎつね
ファンタジー
大貴族の次男として生まれたノエルは、生後八か月で誘拐されて、凶悪な魔物が跋扈する死の山に捨てられてしまった。
だが、ノエルには前世の記憶がある。それに優れた魔法の才能も。
神獣の猫シルヴァに拾われたノエルは、親を亡くした赤ちゃんの聖獣犬と一緒に、神獣のお乳を飲んで大きくなる。
たくましく育ったノエルはでかい赤ちゃん犬と一緒に、元気に楽しく暮らしていくのだった。
一方、ノエルの生存を信じている両親はノエルを救出するために様々な手段を講じていくのだった。
※ネオページ、カクヨムにも掲載しています
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
異世界で「節分」始めました。~聖なる大豆と恵方巻で、痩せた荒野を最強の農園国家に作り替えます~
黒崎隼人
ファンタジー
目覚めればそこは、草木も生えぬ死の荒野だった。
農家の息子・ハルトが手にしたのは、たった一粒の干からびた大豆と、謎のスキル【節分】。
「鬼はぁ、外ォッ!」
その掛け声と共に放たれた豆は、魔物(赤鬼)を一撃で浄化し、痩せた土地を肥沃な大地へと変える規格外の力を持っていた!?
無限に増えるSSSランクの聖なる大豆。一瞬で育つ野菜たち。
そしてスキルで生み出した「恵方巻」の美味しさは、行き倒れていた元エリート女騎士・セシリアの胃袋を完全に掴んでしまい……?
豆の精霊マメゾウや、グルメなギルドマスターを巻き込んで、ハルトの異世界農業生活が今、始まる。
豆まきで世界を救い、美味しい日本食で仲間を笑顔にする、ほのぼの農園ファンタジー!
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?
石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます!
主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。
黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。
そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。
全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。
その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。
この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。
貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる