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第一章 龍の料理人
第69話
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私はノノが見やすいように少し工夫しながら料理を進めていく。ちなみに今日作る料理は、トマトとカッテージチーズのフレッシュサラダ。そしてサラダのトマトに合う鶏肉の料理、今回はシンプルにチキンソテー。スープは蒸かした芋を裏ごし牛乳とコンソメで伸ばしたビシソワーズ。
どれも簡単で初歩的な料理だ。難しい料理をノノの前で作っても構わないが……正直その料理を作る行程一つ一つの意味を理解できないだろう。だから今日は簡単なものにした。
「……こうじっくりと見られながら料理をするのは久しぶりな気がするな。」
淡々と野菜や肉の下処理をしながらポツリと私は呟いた。日本にいたときは周りからの視線は絶えなかった。こちらに来てからはそういうのがなかったから、随分久しぶりの感覚だ。
出来る限り……見えるように。
そう意識しながら料理を進め、ようやく皆の前に出来上がった料理が並べられた。
「うわ……カミル達っていっつもこんな食べてるの?」
「うむっ!!さっきはまお……あ、アベルの前じゃったから、ちと我慢しておったのじゃ。」
カミルはまだ無礼講というものに慣れていないらしく、アベルのことを魔王……と言いかけていた。
「では熱いうちに食べるのじゃ~!!」
そしてカミル達は料理を食べ始めたが、その傍らでノノはじっ……と料理を眺めなかなか食べようとしなかった。
「ノノも皆と一緒に食べて良いんだぞ?」
「あぅ……。」
「遠慮とか我慢とかそういうのは無しだ。それにノノはもう奴隷じゃないんだから……なっ?」
私の言葉を聞き入れてくれたノノは、おずおずとしながらもチキンソテーをフォークでさして口へと運んだ。すると……
「んっ!?ん~~~ッ!!」
声にならない声を上げながらノノは、ピコピコと激しく耳を動かし、更には腰から生えている尻尾もブンブンと激しく揺れている。
そんな愛らしい姿に思わず笑みをこぼしながら、私はノノに問いかけた。
「美味しいか?」
「~~ッ!!」
私の問いかけにノノは激しく頷いた。
「なら良かった。たくさん食べると良い。おかわりだってあるからな。」
美味しそうに料理を頬張るノノの頭を撫でていると、ひょっこりと私の横からアベルが顔を出した。
「もちろんボクの分のおかわりもあるよね?ねっ?」
「あぁ、もちろん作ってあるよ。どれをおかわりする?」
「全部!!」
「わかった。ちょっと待っててくれ。」
アベルにおかわりを盛ろうと席を立つと……続けざまにカミル達が空になった食器を私に差し出してきた。
「ミノル、妾もおかわりじゃ!!」
「私もお願~い。」
「私も……もう少し食べたい。」
「はいはいっと。」
そして皆分のおかわりを盛り直して再びノノの元へと戻ってくると……。
「あう……あうッ!!」
ノノが空になった食器を持って必死にぴょんぴょんと跳び跳ねていた。
「ノノもおかわりか?」
そう問いかけると、ノノは何度も首を縦に振った。
「わかった。ちょっと待っててな。」
空になった食器をノノから受け取り、私はそれにおかわりの料理を盛り付ける。
そんなやり取りを繰り返しているうちに、あっという間に時間は過ぎていき……。
「も、も~無理お腹いっぱい……。」
「あ~う~……。」
アベルとノノの二人は膨れたお腹をポンポンと撫でながら幸せそうな表情を浮かべていた。
そんな二人を背に、マームが私のもとに近付いてきた。
「ミノル、お菓子の時間。約束……覚えてる?」
「もちろん。……ただし、カミル達に自慢しないこと……わかったな?」
無益な喧嘩だけは避けたいからな。
「うん。わかってる。だから早くちょうだい?できてるの知ってる。」
「はいはい……っとこれがマームの分な?」
私はマームに更に山盛りに盛り付けられたシュークリームを手渡した。中にはカスタードクリームとホイップクリームが入っている。マームのやつには、特別にそれらの他にベリリとかいうイチゴみたいな果物が入っている。
今回のお菓子をシュークリームにした理由は至極単純……中身に工夫をすることで、マームとの約束を果たすためだ。外面で分かるような贔屓をしたらカミル達が黙ってないだろうからな。
「ふふ……ありがと。」
鼻唄を口ずさみながらマームがそれを持って戻っていくと、すかさずカミルとヴェルの二人が私のもとにやって来た。
「ミノル妾も食後の甘味を所望するのじゃ!!」
「私も私も~~~っ!!」
二人にも山盛りのシュークリームを手渡すと、アベルがこちらを震えながら見ていた。
「え……ま、まだ食べる……の?」
「食後には甘味と相場が決まっておるのじゃ~。これを食わねば締まらないのじゃ!!」
カミル達はアベルとノノを置いてきぼりにして、別腹にシュークリームを詰め込み始めた。
私はノノとアベルのもとに幾つかシュークリームを持っていく。
「まぁ、二人とも食べられるなら食べてみれば良い。もしかしたら意外とお腹に入るかもしれないぞ?」
……ってあれ?この台詞この世界に来てから何度も言っている気がするな。
この場面に既視感を覚えながらも私は二人にシュークリームを勧めた。
「あうっ!!」
「あっ!!」
アベルより先にノノがシュークリームを一つ手に取り、かぶり付いた。すると、ノノは幸せそうな笑みを浮かべる。
「あ~う~!!」
そしてまた一つ……また一つとノノはさっきまで満腹感で満ち足りていたというのに、次々に食べ始めた。
それを見たアベルも遂に誘われてシュークリームに手を伸ばした。
「うぅ……お腹いっぱいだけど、美味しそうだし……あむっ。ん!?」
シュークリームを一つ頬張ったアベルは大きく目を見開いて一瞬固まった。しかし、次の瞬間には自然と手がまたシュークリームへと伸びていた。
そしてあっという間に二人の前からシュークリームはなくなってしまった。すると、二人はもの足りなさそうな表情を浮かべる。
「おかわりなら、あそこにいる二人から貰うといい。大量にあるからな。」
「「なっ!?」」
「あ、ホント!?じゃあ一個もらうね~。」
「あうあう~!!」
「お、おぉ!?ちょ、ちょっと待つのじゃ~!!」
そうして忙しなく、楽しく……食事の時間は終わりへと近付いていった。
どれも簡単で初歩的な料理だ。難しい料理をノノの前で作っても構わないが……正直その料理を作る行程一つ一つの意味を理解できないだろう。だから今日は簡単なものにした。
「……こうじっくりと見られながら料理をするのは久しぶりな気がするな。」
淡々と野菜や肉の下処理をしながらポツリと私は呟いた。日本にいたときは周りからの視線は絶えなかった。こちらに来てからはそういうのがなかったから、随分久しぶりの感覚だ。
出来る限り……見えるように。
そう意識しながら料理を進め、ようやく皆の前に出来上がった料理が並べられた。
「うわ……カミル達っていっつもこんな食べてるの?」
「うむっ!!さっきはまお……あ、アベルの前じゃったから、ちと我慢しておったのじゃ。」
カミルはまだ無礼講というものに慣れていないらしく、アベルのことを魔王……と言いかけていた。
「では熱いうちに食べるのじゃ~!!」
そしてカミル達は料理を食べ始めたが、その傍らでノノはじっ……と料理を眺めなかなか食べようとしなかった。
「ノノも皆と一緒に食べて良いんだぞ?」
「あぅ……。」
「遠慮とか我慢とかそういうのは無しだ。それにノノはもう奴隷じゃないんだから……なっ?」
私の言葉を聞き入れてくれたノノは、おずおずとしながらもチキンソテーをフォークでさして口へと運んだ。すると……
「んっ!?ん~~~ッ!!」
声にならない声を上げながらノノは、ピコピコと激しく耳を動かし、更には腰から生えている尻尾もブンブンと激しく揺れている。
そんな愛らしい姿に思わず笑みをこぼしながら、私はノノに問いかけた。
「美味しいか?」
「~~ッ!!」
私の問いかけにノノは激しく頷いた。
「なら良かった。たくさん食べると良い。おかわりだってあるからな。」
美味しそうに料理を頬張るノノの頭を撫でていると、ひょっこりと私の横からアベルが顔を出した。
「もちろんボクの分のおかわりもあるよね?ねっ?」
「あぁ、もちろん作ってあるよ。どれをおかわりする?」
「全部!!」
「わかった。ちょっと待っててくれ。」
アベルにおかわりを盛ろうと席を立つと……続けざまにカミル達が空になった食器を私に差し出してきた。
「ミノル、妾もおかわりじゃ!!」
「私もお願~い。」
「私も……もう少し食べたい。」
「はいはいっと。」
そして皆分のおかわりを盛り直して再びノノの元へと戻ってくると……。
「あう……あうッ!!」
ノノが空になった食器を持って必死にぴょんぴょんと跳び跳ねていた。
「ノノもおかわりか?」
そう問いかけると、ノノは何度も首を縦に振った。
「わかった。ちょっと待っててな。」
空になった食器をノノから受け取り、私はそれにおかわりの料理を盛り付ける。
そんなやり取りを繰り返しているうちに、あっという間に時間は過ぎていき……。
「も、も~無理お腹いっぱい……。」
「あ~う~……。」
アベルとノノの二人は膨れたお腹をポンポンと撫でながら幸せそうな表情を浮かべていた。
そんな二人を背に、マームが私のもとに近付いてきた。
「ミノル、お菓子の時間。約束……覚えてる?」
「もちろん。……ただし、カミル達に自慢しないこと……わかったな?」
無益な喧嘩だけは避けたいからな。
「うん。わかってる。だから早くちょうだい?できてるの知ってる。」
「はいはい……っとこれがマームの分な?」
私はマームに更に山盛りに盛り付けられたシュークリームを手渡した。中にはカスタードクリームとホイップクリームが入っている。マームのやつには、特別にそれらの他にベリリとかいうイチゴみたいな果物が入っている。
今回のお菓子をシュークリームにした理由は至極単純……中身に工夫をすることで、マームとの約束を果たすためだ。外面で分かるような贔屓をしたらカミル達が黙ってないだろうからな。
「ふふ……ありがと。」
鼻唄を口ずさみながらマームがそれを持って戻っていくと、すかさずカミルとヴェルの二人が私のもとにやって来た。
「ミノル妾も食後の甘味を所望するのじゃ!!」
「私も私も~~~っ!!」
二人にも山盛りのシュークリームを手渡すと、アベルがこちらを震えながら見ていた。
「え……ま、まだ食べる……の?」
「食後には甘味と相場が決まっておるのじゃ~。これを食わねば締まらないのじゃ!!」
カミル達はアベルとノノを置いてきぼりにして、別腹にシュークリームを詰め込み始めた。
私はノノとアベルのもとに幾つかシュークリームを持っていく。
「まぁ、二人とも食べられるなら食べてみれば良い。もしかしたら意外とお腹に入るかもしれないぞ?」
……ってあれ?この台詞この世界に来てから何度も言っている気がするな。
この場面に既視感を覚えながらも私は二人にシュークリームを勧めた。
「あうっ!!」
「あっ!!」
アベルより先にノノがシュークリームを一つ手に取り、かぶり付いた。すると、ノノは幸せそうな笑みを浮かべる。
「あ~う~!!」
そしてまた一つ……また一つとノノはさっきまで満腹感で満ち足りていたというのに、次々に食べ始めた。
それを見たアベルも遂に誘われてシュークリームに手を伸ばした。
「うぅ……お腹いっぱいだけど、美味しそうだし……あむっ。ん!?」
シュークリームを一つ頬張ったアベルは大きく目を見開いて一瞬固まった。しかし、次の瞬間には自然と手がまたシュークリームへと伸びていた。
そしてあっという間に二人の前からシュークリームはなくなってしまった。すると、二人はもの足りなさそうな表情を浮かべる。
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「「なっ!?」」
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