28 / 58
1日目
第27話 譲渡方法
しおりを挟む
「だから、クロエ……、
こんな俺だけど結婚して貰えないか?」
「こちらこそなのじゃ~。
ウック……ヒック……」
シオンがクロエを宥めている。
5分程して落ちたいた頃、
国王に話しかけられた。
「シオン、あのな?
頼むから1つ弁解させてくれ。
あの時黙ってしまったのは、
お前さんの告白でじゃない。
そりゃ、流石に戸惑いはしたが……、
だが、
そんな事で義弟を撤回したりはせん。
あれは、クロエ嬢がドラゴンだと
言った事に驚いてだな……」
「そうだよな。
それは俺が悪かった。
兄貴がクロエの事を認めなかったら、
着いてきたいと言った仲間が
また離れちまう気がして、
言えなかった。
そりゃ、驚くよな。
ドラゴンが人になっちまうんだから」
「解ってくれたか。
よかった……。
だが、ドラゴンか……、
我も見たかったな。
ドラゴンもだが、[変化]とやらもな」
「あぁ、それについては、
今度クロエに頼もうと……」
「ご主人、それは魔素が
足りないから出来んと……」
「そうだ確かにそんな話をしとったよな?」
「俺のスキルで何とかなりそうなんだ。
その名も[魔素供給]。
俺から他者に魔素を
譲渡する事が出来るのだ」
「ほう、ソイツは凄いな」
「ただ、まぁ……、
譲渡率ってのがあってな。
俺が消費する魔素に対して、
対象者が受け取れる魔素が異なるんだ」
「なるほどな」
「それで……、
①1000% ②10% ③1%
とあるんだが、クロエはどれがいい?」
「普通に考えたら、そりゃ①だろうが……、
お前さんの様子を見る限り何かあるな?」
明らかに動揺し、
茹でタコの様に真っ赤な顔をしている
シオンを見れば何かある事はわかる。
「クロエ嬢、その[変化]は
どれくらい魔素を使うモノなのだ?」
「一回2万じゃ。
ドラゴンに変化し、
また戻る事を考えると……」
「4万必要か……。
なら③の選択はどちらにしろ無理だな」
「いや、俺の残りの魔素は
約400万あるから……」
「ちょっと待てシオン」
「なんだ、兄貴?」
「Lv.1000の最大値が200万だった筈だが、
何故増えてる?」
「Lv.1000?
何を言っとる。
ご主人はLv.2000じゃろ?」
「あー、うん必要にかられて増やした」
「二百万もどうしたら無くなるんだ?」
「あー、ほら王宮に結界張ったろ?
あれ一つ50万なんだ」
「ご、50万!?」
「あぁ、それで村に三つ張って150万、
洞窟で使おうとして、足りなかったから
レベル上げて増やしたんだ。
王宮にも三つ張ったしな」
「そ、そうか……、
それなら仕方ないな」
(この結界150万も消費するのか……。
ムストラでも確か1万無い筈だ。
ムストラが150人居ても張れないのか……。
Lv.1000の時もそうだったが、
くれぐれも、
ギルドにはシオンのステータス開示を
しないよう警告せねばならんな。
ドラゴンよりも神聖視されかねん)
「で、まぁ話を戻すが
一応、①~③のどれでも大丈夫だ。
クロエはどれがいい?」
「ご主人に負担の無い方か良いのじゃ」
「それなら、①だな」
国王が答える。
「どちらかと言えば受け取らなくても
某は構わないのじゃが」
「いや、受け取ってもらう。
その魔素残量は心配だからな」
「400万しか無いのなら、
③だと今度はお前が空っ欠に
なってしまうぞ?
やはり、ここは①じゃないか?」
-そこなんだよなぁ。
-俺は一晩寝れば回復すると思ってたんだけど、
-クロエは2年かかると言ってるし……。
-あ、でもレベル上げれば回復してたし、
-問題ないか……。
「じゃぁ、間を取って②でどうじゃ?」
「いやいや、ここは①だろう?
お前らもそう思うよな?」
「「陛下に賛成いたしま~す♪」」
-う~ん、なんだろ。
-兄貴がやたら①を推してくる。
-それに、顔がニヤついてんだよなぁ。
-まさか、譲渡法を知ってる?
勿論国王はそんなものは知らない。
だが①に何かある。
それは、誰の眼にも明らかだった。
①と言うと茹でタコになり、
②、③と言うと安堵の表情になる。
まるて、信号機の様に読み取り安い。
「出来れば、
クロエに決めて貰いたいんだが……」
「まぁ、それもそうだな」
国王がまるで道化師の様な笑顔を見せると、
クロエに耳打ちをした。
それまで、
控え目だったクロエの出した答えは、
「ご主人! ①じゃ!
①にするのじゃ!」
①だった。
その上やたら、興奮している。
-クロエに何を吹き込んだんだよ兄貴……。
「さて、シオン①とやらを見せて貰おう」
「え? ここでやるの?」
「何か問題があるのか?」
「俺はいいけど、クロエは何と言うか」
「某は構わぬ!
お願いするのじゃ!」
-何故だろう、受け取らなくてもいいと
-言っていたクロエが、
-ここまで積極的になるとは……。
-兄貴……マジで一体何を?
「後悔しないか?」
「後悔なぞせんぞ?」
「それじゃ……」
若干身長差があるので、
クロエを椅子の上に立たせ、
顎を引き……、口付けをした。
「「「おぉ~!!」」」
「「「ヒュー♪ ヒュー♪」」」
「「「わぁ~」」」
「んぅっ……」
「んんっ……ん……」
-そういえば、どれくらいで譲渡が終わるんだ?
シオンとクロエ、
それぞれのステータスを開示してみる。
皆からも見えるよう全体表示だ。
-俺の魔素は毎秒10減ってるな……。
-クロエは毎秒100増えている。
-俺の消費量が4000だから……、
-400秒か……6分強……長いな。
「んんっ……んむぅ……」
1分40秒経過……。
-漸く1000か、先は長いなぁ。
-う~ん、もっと効率よくならないかな?
-この状態で出来る事は……、
-①息を吹き込む。
「んむ?
んむぅ……んんっ……」
-特に効果なしか……。
-②舌を入れる。
「ん"ん"っ!?
……ん"む"っ!
……ん"っ!」
-おぉ! 効果ありだ。
-毎秒100に上がった。
-③舌を絡ませる。
『ちゅ……ちゅく……ちゅぱ……』
「ん"ん"む"っ!?
……ん"ぐっ!?
……んん"っ!!」
-おぉ! 効果は抜群だ!
-毎秒500、これなら直ぐだ!
「お、おい……あれ……」
「まさか……」
兵士達が、気付き始めた。
シオンが何をしているのかを。
ステータスを見ながら、
譲渡が終わったのを確認して
キスを終了させた。
「……ぷはぁ……」
「……ハァ……ハァ……ご主人……」
精神的に参ったクロエが
机に伏せっているのに対し、
一仕事やり遂げた感のシオン。
「よし、完了!」
こんな俺だけど結婚して貰えないか?」
「こちらこそなのじゃ~。
ウック……ヒック……」
シオンがクロエを宥めている。
5分程して落ちたいた頃、
国王に話しかけられた。
「シオン、あのな?
頼むから1つ弁解させてくれ。
あの時黙ってしまったのは、
お前さんの告白でじゃない。
そりゃ、流石に戸惑いはしたが……、
だが、
そんな事で義弟を撤回したりはせん。
あれは、クロエ嬢がドラゴンだと
言った事に驚いてだな……」
「そうだよな。
それは俺が悪かった。
兄貴がクロエの事を認めなかったら、
着いてきたいと言った仲間が
また離れちまう気がして、
言えなかった。
そりゃ、驚くよな。
ドラゴンが人になっちまうんだから」
「解ってくれたか。
よかった……。
だが、ドラゴンか……、
我も見たかったな。
ドラゴンもだが、[変化]とやらもな」
「あぁ、それについては、
今度クロエに頼もうと……」
「ご主人、それは魔素が
足りないから出来んと……」
「そうだ確かにそんな話をしとったよな?」
「俺のスキルで何とかなりそうなんだ。
その名も[魔素供給]。
俺から他者に魔素を
譲渡する事が出来るのだ」
「ほう、ソイツは凄いな」
「ただ、まぁ……、
譲渡率ってのがあってな。
俺が消費する魔素に対して、
対象者が受け取れる魔素が異なるんだ」
「なるほどな」
「それで……、
①1000% ②10% ③1%
とあるんだが、クロエはどれがいい?」
「普通に考えたら、そりゃ①だろうが……、
お前さんの様子を見る限り何かあるな?」
明らかに動揺し、
茹でタコの様に真っ赤な顔をしている
シオンを見れば何かある事はわかる。
「クロエ嬢、その[変化]は
どれくらい魔素を使うモノなのだ?」
「一回2万じゃ。
ドラゴンに変化し、
また戻る事を考えると……」
「4万必要か……。
なら③の選択はどちらにしろ無理だな」
「いや、俺の残りの魔素は
約400万あるから……」
「ちょっと待てシオン」
「なんだ、兄貴?」
「Lv.1000の最大値が200万だった筈だが、
何故増えてる?」
「Lv.1000?
何を言っとる。
ご主人はLv.2000じゃろ?」
「あー、うん必要にかられて増やした」
「二百万もどうしたら無くなるんだ?」
「あー、ほら王宮に結界張ったろ?
あれ一つ50万なんだ」
「ご、50万!?」
「あぁ、それで村に三つ張って150万、
洞窟で使おうとして、足りなかったから
レベル上げて増やしたんだ。
王宮にも三つ張ったしな」
「そ、そうか……、
それなら仕方ないな」
(この結界150万も消費するのか……。
ムストラでも確か1万無い筈だ。
ムストラが150人居ても張れないのか……。
Lv.1000の時もそうだったが、
くれぐれも、
ギルドにはシオンのステータス開示を
しないよう警告せねばならんな。
ドラゴンよりも神聖視されかねん)
「で、まぁ話を戻すが
一応、①~③のどれでも大丈夫だ。
クロエはどれがいい?」
「ご主人に負担の無い方か良いのじゃ」
「それなら、①だな」
国王が答える。
「どちらかと言えば受け取らなくても
某は構わないのじゃが」
「いや、受け取ってもらう。
その魔素残量は心配だからな」
「400万しか無いのなら、
③だと今度はお前が空っ欠に
なってしまうぞ?
やはり、ここは①じゃないか?」
-そこなんだよなぁ。
-俺は一晩寝れば回復すると思ってたんだけど、
-クロエは2年かかると言ってるし……。
-あ、でもレベル上げれば回復してたし、
-問題ないか……。
「じゃぁ、間を取って②でどうじゃ?」
「いやいや、ここは①だろう?
お前らもそう思うよな?」
「「陛下に賛成いたしま~す♪」」
-う~ん、なんだろ。
-兄貴がやたら①を推してくる。
-それに、顔がニヤついてんだよなぁ。
-まさか、譲渡法を知ってる?
勿論国王はそんなものは知らない。
だが①に何かある。
それは、誰の眼にも明らかだった。
①と言うと茹でタコになり、
②、③と言うと安堵の表情になる。
まるて、信号機の様に読み取り安い。
「出来れば、
クロエに決めて貰いたいんだが……」
「まぁ、それもそうだな」
国王がまるで道化師の様な笑顔を見せると、
クロエに耳打ちをした。
それまで、
控え目だったクロエの出した答えは、
「ご主人! ①じゃ!
①にするのじゃ!」
①だった。
その上やたら、興奮している。
-クロエに何を吹き込んだんだよ兄貴……。
「さて、シオン①とやらを見せて貰おう」
「え? ここでやるの?」
「何か問題があるのか?」
「俺はいいけど、クロエは何と言うか」
「某は構わぬ!
お願いするのじゃ!」
-何故だろう、受け取らなくてもいいと
-言っていたクロエが、
-ここまで積極的になるとは……。
-兄貴……マジで一体何を?
「後悔しないか?」
「後悔なぞせんぞ?」
「それじゃ……」
若干身長差があるので、
クロエを椅子の上に立たせ、
顎を引き……、口付けをした。
「「「おぉ~!!」」」
「「「ヒュー♪ ヒュー♪」」」
「「「わぁ~」」」
「んぅっ……」
「んんっ……ん……」
-そういえば、どれくらいで譲渡が終わるんだ?
シオンとクロエ、
それぞれのステータスを開示してみる。
皆からも見えるよう全体表示だ。
-俺の魔素は毎秒10減ってるな……。
-クロエは毎秒100増えている。
-俺の消費量が4000だから……、
-400秒か……6分強……長いな。
「んんっ……んむぅ……」
1分40秒経過……。
-漸く1000か、先は長いなぁ。
-う~ん、もっと効率よくならないかな?
-この状態で出来る事は……、
-①息を吹き込む。
「んむ?
んむぅ……んんっ……」
-特に効果なしか……。
-②舌を入れる。
「ん"ん"っ!?
……ん"む"っ!
……ん"っ!」
-おぉ! 効果ありだ。
-毎秒100に上がった。
-③舌を絡ませる。
『ちゅ……ちゅく……ちゅぱ……』
「ん"ん"む"っ!?
……ん"ぐっ!?
……んん"っ!!」
-おぉ! 効果は抜群だ!
-毎秒500、これなら直ぐだ!
「お、おい……あれ……」
「まさか……」
兵士達が、気付き始めた。
シオンが何をしているのかを。
ステータスを見ながら、
譲渡が終わったのを確認して
キスを終了させた。
「……ぷはぁ……」
「……ハァ……ハァ……ご主人……」
精神的に参ったクロエが
机に伏せっているのに対し、
一仕事やり遂げた感のシオン。
「よし、完了!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
緑の指を持つ娘
Moonshine
恋愛
べスは、田舎で粉ひきをして暮らしている地味な女の子、唯一の趣味は魔法使いの活躍する冒険の本を読むことくらいで、魔力もなければ学もない。ただ、ものすごく、植物を育てるのが得意な特技があった。
ある日幼馴染がべスの畑から勝手に薬草をもっていった事で、べスの静かな生活は大きくかわる・・
俺様魔術師と、純朴な田舎の娘の異世界恋愛物語。
第1章は完結いたしました!第2章の温泉湯けむり編スタートです。
ちょっと投稿は不定期になりますが、頑張りますね。
疲れた人、癒されたい人、みんなべスの温室に遊びにきてください。温室で癒されたら、今度はベスの温泉に遊びにきてくださいね!作者と一緒に、みんなでいい温泉に入って癒されませんか?
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる