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1日目
第28話 風呂
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あの後、
クロエがそのまま寝入ってしまった為、
国王の案内の元、迎賓室で寝させる事に。
国王がクロエに耳打ちした内容もその事で、
「今夜はクロエ嬢とシオンは同室の迎賓室で
一夜を迎える事を許可する」
というモノだった。
これについてシオンは、
「ファルに紹介もしてねぇんだから、
何もしねぇよ」
と真面目な発言をするが、
「あんなロングキスを
兵士やあの子らの前でしたお前が言うか?」
と返されてしまう。
国王としては、
クロエが先に寝てしまうのは
計算外だったので、
少年少女らとシオンを風呂に誘った。
勿論男女別である。
初め少女陣は使い勝手が解らない、
粗相があると迷惑を掛けると
断ったが、国王が侍女を数人呼ぶと
嬉しそうに浴場に向かった。
因に、呼ばれた侍女数人は
「ホントに!?
浴場を使用して宜しいのですか!?」
少女ら同様、嬉しそうであった。
それもその筈、浴場は普段開放していない。
風呂を沸かすのが手間だからだ。
火操術を使えば、割りと直ぐ沸くが、
誰でも使えるわけではないし、
高温を維持するのも大変なのである。
薪で沸かす事も可能だが、
コストがかかる為、使用していない。
今回はシオンや少年少女らの為に、
使用を許可した。
少女陣が断っても
男組は入浴するのだから、
どちらにしろ薪は消費する事になるので、
それならと、侍女達を呼んだのだ。
シオンはある程度の知識はあるが、
体感に関しては、解らない事が多い。
例えば味覚。
衝撃や旨いとしか表現が無かったように、
どれが甘いで、どれが辛いか解らない。
風呂に関しても、
外の 世界の本やネットでの知識しか無いのだ。
風呂場にカートリッジ持ってく
阿保が居れば別だが、
流石にそんな馬鹿は居なかった。
あ、そうそう。
トイレの使い方は風呂前に国王が気付き、
侍女長と執事長監修の元、修得しました。
内容は聞かないであげてくれ。
そして迎えた初風呂。
颯爽と湯船に入ろうとして、
国王に止められる。
「本当に無知だな。
風呂はまず先に身体を洗え。
背中は我が流してやろう」
「ん? あぁ、サンキュー」
国王がシオンの背中を洗いながら
呟き始めた。
「本当の事を言うとだな。
お前さんが義弟を
受け入れてくれた事、
我は嬉しいのだ。
我は兄弟が居らんかったからな、
両親も、
我が王位を継ぐと旅行三昧で居らんし。
だから、人でないとか生き物でないとかは
正直どちらでも良かった。
お前さんが残ってくれるのならな」
「残るつっても、王宮は出てくぜ?」
「王都には居るのだろ?
それで充分だ。
……よし、交代だ。
今度は我の背中を頼む」
「あいよ」
「……時に、[シオからドア]は幾つまで
出せるのだ?」
「あれか?
さぁ、今は2個出してるが何個出せるかは
解らねぇな」
-そういや、あれ消せないんだよな。
-んー、後で導具鞄に入るか試すか。
「家建てたら、
空き部屋に王宮への扉を作っては
貰えんか?
時折、お前さんの顔が
見たくなるやも知れん」
「俺は構わないが、兄貴……」
「なんだ?」
「自重はどうした?」
「お前さんに言われるとは……」
身体を洗い終え、湯船に移る。
「ふと思ったんだが、
俺が自重するよりも、
ムストラさんが具現化の魔法を
発見する方が早いんじゃね」
「それは、難しいな」
「なんでだ?
水なんか、イケる気がするんだが……」
「水と思ったのは何故だ?」
「空気中には微小だけど水分があるだろ?
あれ集めれば、
あたかも、そこに水が発生したように
見えるじゃねぇか」
「空気中の水分か……、
我は水操術が得意では無いからな。
出来るかわからん。
やはり、ここはムストラか……。
どちらにしろ、竜種の件は片付いたんだ、
暫くは外出禁止な。
ちゃんと、ムストラの元で学べよ?」
「あ~!
そういや、そんなのあった……。
屋内なら外出禁止には入らないよな?」
「ん? まぁ、そうだな……。
何処に行く気だ?」
「ファルの家にクロエ紹介に……」
「成る程な、
まぁリアード家から
出なけりゃ良しとしよう」
「あ、あとココルにフランクの紹介を」
「あの罰か……。
フランク君の身元はどうすんだ?」
「あ~、アイツは調べやすいと思うぞ。
称号に騎士爵付いてたからな」
「騎士爵……だと!?
爵位持ちが奴隷扱いされとったのか!?」
国王の声が浴場に響く。
「あの……、もしかして僕の話してます?」
案の定、フランク本人が話に入ってきた。
「悪ぃ。
お前を明日嫁の家に連れてく話をしててな」
「え? なんで僕が!?」
「罰だ罰、
お前が俺を少女趣味とか言った罰だよ。
ココルにに紹介するっつったろ?」
「え? あれ本気なんですか?」
「当たり前だろ?
明日行くからな、心構えはいいか?」
「それよりも……だ!!
フランク君は騎士爵と言うのは本当か?」
「やっぱりその話ですか……。
はい、本当ですよ。
ですが、僕は戻れないので
身元確認はしなくて大丈夫です」
「だが……」
「戻れないってのは、何だ?
戻らないじゃねぇのか?」
「はい。
僕は売られたんですよ。
実の兄、ウォーター=レインに。
理由は爵位相続でした。
だから……戻れません。
今度戻ったら殺されるかも知れませんし」
シオンが義弟になった事もあり、
幸福感があった、国王は憤怒した。
「売られただと?
血の繋がった兄が弟を殺すだと!
ふざけるなぁ!!
レイン……そうか、
メテオ=レイン騎士爵家だな!
覚えがある。
確かに爵位を授けた直後に
息子が一人失踪した報告は受けた」
「ヒュー♪ 兄貴、よく覚えてんな。
爵位持ちなんて沢山いるんだろ?」
「伊達に国王では無いわ。
しかし、赦せん……。
そのウォーター=レインには
爵位相続の権利を剥奪してやりたいが……。
いかんせん証拠が無いな……」
「公爵って騎士爵より上だよな?」
「何を当たり前の事を……」
「ココルと結婚させちまわねぇか?」
シオンが何か思い付いたのだろう。
悪巧みの笑みを浮かべた。
「ココル嬢と……?
ククク、シオン……。
面白い事を考えよったな。
盛大に披露宴をやり、
レイン騎士爵家も呼ぶか……。
クククククッ!
面白い!」
悪巧みの笑みが移った。
「あの……そのココルさんの意思は?」
「明日聞きに行こうぜ。
誘い寄せられれば、
偽装結婚でもいいんだ」
風呂も上がり迎賓室に戻るシオンだが、
結局、同室で一夜を迎えたが、
シオンは何もしなかった。
そもそも、そんな知識が有るかも怪しいが、
クロエはベッドで寝かせていたので、
シオンはソファーで就寝した。
翌朝、シオンの方が先に目覚め、
自身のステータス、魔素量を確認すると、
やはりと言うべきか、完全回復していた。
クロエは2万に2年と言っていたのに
シオンは800万が一晩である。
クロエがそのまま寝入ってしまった為、
国王の案内の元、迎賓室で寝させる事に。
国王がクロエに耳打ちした内容もその事で、
「今夜はクロエ嬢とシオンは同室の迎賓室で
一夜を迎える事を許可する」
というモノだった。
これについてシオンは、
「ファルに紹介もしてねぇんだから、
何もしねぇよ」
と真面目な発言をするが、
「あんなロングキスを
兵士やあの子らの前でしたお前が言うか?」
と返されてしまう。
国王としては、
クロエが先に寝てしまうのは
計算外だったので、
少年少女らとシオンを風呂に誘った。
勿論男女別である。
初め少女陣は使い勝手が解らない、
粗相があると迷惑を掛けると
断ったが、国王が侍女を数人呼ぶと
嬉しそうに浴場に向かった。
因に、呼ばれた侍女数人は
「ホントに!?
浴場を使用して宜しいのですか!?」
少女ら同様、嬉しそうであった。
それもその筈、浴場は普段開放していない。
風呂を沸かすのが手間だからだ。
火操術を使えば、割りと直ぐ沸くが、
誰でも使えるわけではないし、
高温を維持するのも大変なのである。
薪で沸かす事も可能だが、
コストがかかる為、使用していない。
今回はシオンや少年少女らの為に、
使用を許可した。
少女陣が断っても
男組は入浴するのだから、
どちらにしろ薪は消費する事になるので、
それならと、侍女達を呼んだのだ。
シオンはある程度の知識はあるが、
体感に関しては、解らない事が多い。
例えば味覚。
衝撃や旨いとしか表現が無かったように、
どれが甘いで、どれが辛いか解らない。
風呂に関しても、
外の 世界の本やネットでの知識しか無いのだ。
風呂場にカートリッジ持ってく
阿保が居れば別だが、
流石にそんな馬鹿は居なかった。
あ、そうそう。
トイレの使い方は風呂前に国王が気付き、
侍女長と執事長監修の元、修得しました。
内容は聞かないであげてくれ。
そして迎えた初風呂。
颯爽と湯船に入ろうとして、
国王に止められる。
「本当に無知だな。
風呂はまず先に身体を洗え。
背中は我が流してやろう」
「ん? あぁ、サンキュー」
国王がシオンの背中を洗いながら
呟き始めた。
「本当の事を言うとだな。
お前さんが義弟を
受け入れてくれた事、
我は嬉しいのだ。
我は兄弟が居らんかったからな、
両親も、
我が王位を継ぐと旅行三昧で居らんし。
だから、人でないとか生き物でないとかは
正直どちらでも良かった。
お前さんが残ってくれるのならな」
「残るつっても、王宮は出てくぜ?」
「王都には居るのだろ?
それで充分だ。
……よし、交代だ。
今度は我の背中を頼む」
「あいよ」
「……時に、[シオからドア]は幾つまで
出せるのだ?」
「あれか?
さぁ、今は2個出してるが何個出せるかは
解らねぇな」
-そういや、あれ消せないんだよな。
-んー、後で導具鞄に入るか試すか。
「家建てたら、
空き部屋に王宮への扉を作っては
貰えんか?
時折、お前さんの顔が
見たくなるやも知れん」
「俺は構わないが、兄貴……」
「なんだ?」
「自重はどうした?」
「お前さんに言われるとは……」
身体を洗い終え、湯船に移る。
「ふと思ったんだが、
俺が自重するよりも、
ムストラさんが具現化の魔法を
発見する方が早いんじゃね」
「それは、難しいな」
「なんでだ?
水なんか、イケる気がするんだが……」
「水と思ったのは何故だ?」
「空気中には微小だけど水分があるだろ?
あれ集めれば、
あたかも、そこに水が発生したように
見えるじゃねぇか」
「空気中の水分か……、
我は水操術が得意では無いからな。
出来るかわからん。
やはり、ここはムストラか……。
どちらにしろ、竜種の件は片付いたんだ、
暫くは外出禁止な。
ちゃんと、ムストラの元で学べよ?」
「あ~!
そういや、そんなのあった……。
屋内なら外出禁止には入らないよな?」
「ん? まぁ、そうだな……。
何処に行く気だ?」
「ファルの家にクロエ紹介に……」
「成る程な、
まぁリアード家から
出なけりゃ良しとしよう」
「あ、あとココルにフランクの紹介を」
「あの罰か……。
フランク君の身元はどうすんだ?」
「あ~、アイツは調べやすいと思うぞ。
称号に騎士爵付いてたからな」
「騎士爵……だと!?
爵位持ちが奴隷扱いされとったのか!?」
国王の声が浴場に響く。
「あの……、もしかして僕の話してます?」
案の定、フランク本人が話に入ってきた。
「悪ぃ。
お前を明日嫁の家に連れてく話をしててな」
「え? なんで僕が!?」
「罰だ罰、
お前が俺を少女趣味とか言った罰だよ。
ココルにに紹介するっつったろ?」
「え? あれ本気なんですか?」
「当たり前だろ?
明日行くからな、心構えはいいか?」
「それよりも……だ!!
フランク君は騎士爵と言うのは本当か?」
「やっぱりその話ですか……。
はい、本当ですよ。
ですが、僕は戻れないので
身元確認はしなくて大丈夫です」
「だが……」
「戻れないってのは、何だ?
戻らないじゃねぇのか?」
「はい。
僕は売られたんですよ。
実の兄、ウォーター=レインに。
理由は爵位相続でした。
だから……戻れません。
今度戻ったら殺されるかも知れませんし」
シオンが義弟になった事もあり、
幸福感があった、国王は憤怒した。
「売られただと?
血の繋がった兄が弟を殺すだと!
ふざけるなぁ!!
レイン……そうか、
メテオ=レイン騎士爵家だな!
覚えがある。
確かに爵位を授けた直後に
息子が一人失踪した報告は受けた」
「ヒュー♪ 兄貴、よく覚えてんな。
爵位持ちなんて沢山いるんだろ?」
「伊達に国王では無いわ。
しかし、赦せん……。
そのウォーター=レインには
爵位相続の権利を剥奪してやりたいが……。
いかんせん証拠が無いな……」
「公爵って騎士爵より上だよな?」
「何を当たり前の事を……」
「ココルと結婚させちまわねぇか?」
シオンが何か思い付いたのだろう。
悪巧みの笑みを浮かべた。
「ココル嬢と……?
ククク、シオン……。
面白い事を考えよったな。
盛大に披露宴をやり、
レイン騎士爵家も呼ぶか……。
クククククッ!
面白い!」
悪巧みの笑みが移った。
「あの……そのココルさんの意思は?」
「明日聞きに行こうぜ。
誘い寄せられれば、
偽装結婚でもいいんだ」
風呂も上がり迎賓室に戻るシオンだが、
結局、同室で一夜を迎えたが、
シオンは何もしなかった。
そもそも、そんな知識が有るかも怪しいが、
クロエはベッドで寝かせていたので、
シオンはソファーで就寝した。
翌朝、シオンの方が先に目覚め、
自身のステータス、魔素量を確認すると、
やはりと言うべきか、完全回復していた。
クロエは2万に2年と言っていたのに
シオンは800万が一晩である。
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