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2日目
第37話 その名は最適さん
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「[蟻心伝心]、
離れた仲間と会話が出来るモノじゃ」
無い胸を張り、自信満々に発言したが。
「なるほど、
ソイツは便利だがお前、
リアードさん達と面識ないだろ?
知らん人でも出来るのか?」
「……はっ!?」
そこまで、考えは至らなかったようだ。
床に手を付き落ち込んだ。
「まぁ、今回はヒント貰えたから
よしとしよう。
ようは遠くの人と
会話ができりゃいいんだ。
探しゃあんだろ」
シオンはいつもの様に
経験値を消費して、
新たにスキルを
探せばいいだろうと考えた。
『対象のスキルを見つけました』
『スキル内のアクティブ下、
生活にありました。
いつもの様にレアリティは
神話級まで修得しておきます。
スキル名は[念話]
効果範囲は同界内。
対象は特定できるモノ。
同時念話数は無制限。
消費経験値は10000000Expです。
マスターの残量は110545428Exp
他の下位修得の為、
合計11111100Exp消費します。
残量は99434328Expです』
「なんか……。
サクサクっと修得まで終わった。
いやいや、ちょっと待てぃ!
今の誰だ!!」
突然怒鳴ったシオンにビビる三人。
勿論もう一人の声は聞こえていない。
『[最適]です』
「あぁ、[最適]か……。
なんでお前、喋れてるの?
そんな機能無かったよね?」
『マスターのサポートを強化する為、
[最適]を最適化しました』
「あ……なるほど」
『魔素供給の際に間に合っていれば
もっと良いスキルの案内が
出来たのですが残念です』
「え? 魔素供給?
もっと、マシなのあったの?」
魔素供給の単語を聞き、
顔を赤めるクロエ。
そのクロエを見て思いだし
同じく赤面するフランク。
その二人を見て困惑するファル。
『はい。マスターが選んだのは
ジョークスキルです』
「ジョ、ジョークスキル!?
そんなのがあるのか!?」
『はい。
何故あるのかまでは解りません』
「因みにお前のオススメって?」
『はい。[魔素飴]です』
「マソアメ?」
『このスキルは、指定の魔素を消費し
同量の魔素を回復する飴玉として
保管できます。
マスターは勿論、
他者に与えても有効です』
「なにそれ?
超便利じゃん!
それ修得しといて」
『かしこまりました。マスター』
「それとさ、経験値が増えてるのって
解るか?」
『盗賊を消滅させた分と
結界で回復させた人々の分、
結界で拒絶し倒した分です』
「盗賊とか倒した分ってのは解るが
回復させた分ってなんだ?」
『経験値は倒した魔物から
吸収するのではありません。
魔物を倒した事が
神に造られた機構に認証され
システムより経験値が振られます。
回復も同じです。
システムに認証される項目であれば
何をしても経験値が振られます』
「なるほどな」
『ただ、マスターの経験値の割振りは
通常と異なり丁度2万倍振られています』
「2万倍! そりゃ凄ぇ……な……?
2万? あぁ、2万……か。
そういう事か……」
2万。
その数字が意味するモノにシオンは
心当たりがあった。
それは元の世界で行き来できていた数だ。
つまりシオンの元いた世界、
【F1】の初期ロット生産数である。
初期ロットも何も2次ロットは無いのだが。
シオンは勇者の理で召喚されている。
【F1】の全ての勇者がシオンなのだ。
システムは個人を特定し、
経験値を振っている。
個人の特定をIDにすると解りやすい。
AさんのIDが[ID:1234]とする。
Aさんが魔物を倒すと
システムが[ID:1234]に100Expを振る。
すると、Aさんに100Expが入る。
シオンのIDが[ID:9999]とする。
シオンが魔物を倒すと
システムが[ID:9999]に
100Expを振る。
管理上この[ID:9999]が
2万個あるのだ。
システムは[ID:9999]に
100Expずつ振っていく。
この為、通常の2万倍の経験値が
振られる結果になった。
このシステムは全自動で
この世界を管理している。
システムには気付く能力は無い。
神自身が疑問に思わない限り、
発覚することはないだろう。
「これは……あれか。
あの世界はバグってたが、
今度は俺がバグなのか……。
まぁ、便利だからいいや。
あ、最適さん。
サンキューな。
これからもヨロシク!」
『マスター。私はただのスキルです。
さん付けしなくも大丈夫です』
「俺がそう呼びたいんだ」
『ありがとうございます。
これからも、お力になれるよう
サポートして参ります』
離れた仲間と会話が出来るモノじゃ」
無い胸を張り、自信満々に発言したが。
「なるほど、
ソイツは便利だがお前、
リアードさん達と面識ないだろ?
知らん人でも出来るのか?」
「……はっ!?」
そこまで、考えは至らなかったようだ。
床に手を付き落ち込んだ。
「まぁ、今回はヒント貰えたから
よしとしよう。
ようは遠くの人と
会話ができりゃいいんだ。
探しゃあんだろ」
シオンはいつもの様に
経験値を消費して、
新たにスキルを
探せばいいだろうと考えた。
『対象のスキルを見つけました』
『スキル内のアクティブ下、
生活にありました。
いつもの様にレアリティは
神話級まで修得しておきます。
スキル名は[念話]
効果範囲は同界内。
対象は特定できるモノ。
同時念話数は無制限。
消費経験値は10000000Expです。
マスターの残量は110545428Exp
他の下位修得の為、
合計11111100Exp消費します。
残量は99434328Expです』
「なんか……。
サクサクっと修得まで終わった。
いやいや、ちょっと待てぃ!
今の誰だ!!」
突然怒鳴ったシオンにビビる三人。
勿論もう一人の声は聞こえていない。
『[最適]です』
「あぁ、[最適]か……。
なんでお前、喋れてるの?
そんな機能無かったよね?」
『マスターのサポートを強化する為、
[最適]を最適化しました』
「あ……なるほど」
『魔素供給の際に間に合っていれば
もっと良いスキルの案内が
出来たのですが残念です』
「え? 魔素供給?
もっと、マシなのあったの?」
魔素供給の単語を聞き、
顔を赤めるクロエ。
そのクロエを見て思いだし
同じく赤面するフランク。
その二人を見て困惑するファル。
『はい。マスターが選んだのは
ジョークスキルです』
「ジョ、ジョークスキル!?
そんなのがあるのか!?」
『はい。
何故あるのかまでは解りません』
「因みにお前のオススメって?」
『はい。[魔素飴]です』
「マソアメ?」
『このスキルは、指定の魔素を消費し
同量の魔素を回復する飴玉として
保管できます。
マスターは勿論、
他者に与えても有効です』
「なにそれ?
超便利じゃん!
それ修得しといて」
『かしこまりました。マスター』
「それとさ、経験値が増えてるのって
解るか?」
『盗賊を消滅させた分と
結界で回復させた人々の分、
結界で拒絶し倒した分です』
「盗賊とか倒した分ってのは解るが
回復させた分ってなんだ?」
『経験値は倒した魔物から
吸収するのではありません。
魔物を倒した事が
神に造られた機構に認証され
システムより経験値が振られます。
回復も同じです。
システムに認証される項目であれば
何をしても経験値が振られます』
「なるほどな」
『ただ、マスターの経験値の割振りは
通常と異なり丁度2万倍振られています』
「2万倍! そりゃ凄ぇ……な……?
2万? あぁ、2万……か。
そういう事か……」
2万。
その数字が意味するモノにシオンは
心当たりがあった。
それは元の世界で行き来できていた数だ。
つまりシオンの元いた世界、
【F1】の初期ロット生産数である。
初期ロットも何も2次ロットは無いのだが。
シオンは勇者の理で召喚されている。
【F1】の全ての勇者がシオンなのだ。
システムは個人を特定し、
経験値を振っている。
個人の特定をIDにすると解りやすい。
AさんのIDが[ID:1234]とする。
Aさんが魔物を倒すと
システムが[ID:1234]に100Expを振る。
すると、Aさんに100Expが入る。
シオンのIDが[ID:9999]とする。
シオンが魔物を倒すと
システムが[ID:9999]に
100Expを振る。
管理上この[ID:9999]が
2万個あるのだ。
システムは[ID:9999]に
100Expずつ振っていく。
この為、通常の2万倍の経験値が
振られる結果になった。
このシステムは全自動で
この世界を管理している。
システムには気付く能力は無い。
神自身が疑問に思わない限り、
発覚することはないだろう。
「これは……あれか。
あの世界はバグってたが、
今度は俺がバグなのか……。
まぁ、便利だからいいや。
あ、最適さん。
サンキューな。
これからもヨロシク!」
『マスター。私はただのスキルです。
さん付けしなくも大丈夫です』
「俺がそう呼びたいんだ」
『ありがとうございます。
これからも、お力になれるよう
サポートして参ります』
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