ひととせ!

不報 刀姫

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フルーツバスケット

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今日は学校に果物を持ち込んでみた。
授業で使うわけじゃなく、もちろん食すため。

春「よかった、ドリア持ってくるヤツいなくて」

秋「なかなか売ってないだろう?」

夏「いやぁ高かったからヤメといた」

冬「安かったら買う気だったのかコイツ」

いやぁ本当に良かった。
大体この手の話は臭いか不味いオチで話が終わるから困る。

秋「もぐもぐ」

冬「秋羅ってみかんの薄皮取らないんだな。俺は取る派だけど」

秋「無論だ。皮に栄養があるっていうからな」

夏「じゃあ外側の皮も剥かずに食べればいいのに」

プシューッ

夏「目ェー!目がぁ…目がぁ!」

秋羅がみかんの皮を摘まみ、夏海の目に汁を放った。
良い子のみんなはマネしちゃダメだぞ。

秋「このようにみかんやレモンの柑橘類は皮の面を向けた方が汁が良く出る」

春「へぇー」

今度唐揚げ食べるのが楽しみだ。

夏「うぅ…風船をも弾き壊す兵器を放つとは……」

秋「大丈夫。お前の目はゴムじゃない」

夏「ぐぅぅ、海賊王に俺は━」

秋「ゴムじゃないって言ってるだろ!」

冬「自分から近づいたな」

春「ところでいちごだけど」

冬「ん?」

俺はいちごを1つ手に取り皆に見せる。

秋「外側に種があるなんてなかなか妙なやつだよな」

冬「それがどうした?」

春「まあまあ百聞は一見に如かず」

検索ワード…『  いちご  放置  』 
携帯電話の検索機能を使っていちごを放置した画像を皆に見せた。
読者のみんなも検索してみるとキャラの心情に一歩近づけるよ!
その際、受ける不快感は自己責任だ!

秋「うわ……」

夏「なんだこれ…」

冬「おおう……」

春「あむっ。うん甘くて美味しい」

冬「お前よくこれを見たあといちごを美味しそうに食べられるな」

春「それはそれ。これはこれだ」

秋「…たくましい限りだな」

夏「そういえばさ。これほど、うじゃうじゃしてないけどキウイあるじゃん?」

秋「うじゃうじゃ言うな」

夏「秋羅が言ってた、皮に栄養がある説なのかキウイってあの皮ごと食べるらしいな」

春「あーなんか聞いたことあるかも」

冬「遠目から見たらタワシむさぼるヤバい奴だよな」

春「どんだけ貧しくてもタワシはいかないけどね」

いや、飢餓状態になったらタワシをキウイと見間違える可能性がワンチャンあるか?

夏「なんか学校で果物見てたらフルーツバスケット思い出した」

秋「あ~懐かしいな」

春「よし!四人でやろう」

冬「え」



四人でそれぞれ果物の絵を紙に描き皆に見えるよう胸の前に置く。

春矢『いちご』
夏海『すいか』
秋羅『くり』
冬樹『りんご』

席は3つを向かい合わせる。
一人を余らせ中心に立たせる。

秋「じゃあジャンケンで負けた俺が真ん中だな」

中心に立った人は果物の名前を1つ宣言する。

秋「じゃあ、いちご」

宣言された果物に該当する絵を持ってる他の座ってる人は席を立ち他の席に向かわなければならない。

春「お!俺かぁ」

元々中心に立ってた人は宣言したのち空いた席に座りに行く。

秋「よし座れた!」
冬「よかったな」
夏「セーフ!」

参加人数に対し席が1つ少ないので必然的に一人座れず余る。

春「うーん。何を宣言しよっか」

そして最初のステップに戻る。
これを繰り返す遊び。
尚、このように参加人数が少ないほど果物の種類が少なくなるので動かせる人はせいぜい一人。

春「…」

そう盛り上がりに欠けるのだ。
本来ならばクラス全員でやるもの。
四人でやるのは正直バカだ。

春「決めた」

しかし、ある言葉によって座ってる人すべてを動かせる事ができる。

春「フルーツバスケット」
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