書きの種(エッセイ日記)

読み始めた漫画三作

『骸骨騎士様、只今、異世界へお出掛け中』という漫画の二巻まで読んでみた。うん、主人公が骸骨だ、という以外、特に転生ものとして特徴のある作品ではないんだが……。主人公がファンタジー好きの善人、というのがいいかな。ヘンなクセがなくて、普通に面白い。どれくらいつきあえるかな？

今更なんだけど『薬屋のひとりごと』の漫画を読み始めた。これ非常にウケたと思うんだけど、何がそんなに面白かったのだろう？　という疑問がわいたのだ。いや、面白くなかったかと言われれば、面白く読みましたが……。

ふと気づいたんだけど、これ、ちょっと転生ものっぽいね。主人公が現代人で、中華風ファンタジー後宮に転生した、っていう前提でも全然違和感ないかも。それでこれはいわゆる『自覚がない実力者』のパターンだね。『転生賢者の異世界ライフ』はずっとそのパターンでいったけど、「これ、そんなに凄いのか？」とか思いながら、事を進めていく感じ。それと自分が凄い高い能力を持ってるのを、目立たないように隠そうとする感じもね、凄い似てる。

なんか、事が魔法でモンスター退治とかだと男の子には判りやすいんだけど、扱うのが毒か薬で舞台が後宮になっただけで、なんか宮廷内部劇で面倒ごとだな、とか思っちゃうんだよね。ただ、この作品にに特徴的なのは、『女』とか、『毒見役』とかの社会的立場の捉え方がシビアなこと。それがこの作品にピリッとした緊張感を与えてると思う。

で、何故だが自分でも判らないが、『パリピ孔明』を読み始めた。しかももう三巻。なんかね、ドラマのＣＭ見て、ドラマを見ようとは思わなかったんだよね。いや、向井理は好きな役者なんだけど、あまりにも設定がバカバカしくないか？　と思って。

けど、そのバカバカしさが漫画だと、そんなに不自然に思えないんだよね。う～ん、ドラマじゃなくてアニメだったらよかったのか。まあ、漫画的な作品で、これは漫画が一番いいだろうとは思うけど。

これが面白いのは、簡単に言えばプロデュースものなんだけど、その『策』を孔明が考える、っていうところに尽きるんだろう。よく毎回、孔明の策を考えるなと感心する。そういう運びの上手さが光る作品だ。