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修学旅行当日:小悪魔女子たちの出陣
しおりを挟む木ノ下 湊は、大きなキャリーケースを抱え、緊張で少し強張った顔で集合場所に立っていた。
湊にとって、この旅行は観光よりも、女子トリオとの**「秘密の触れ合い」**を予感させる、一大イベントだった。
彼は、いつもの眼鏡の奥で、期待と不安が入り混じった瞳を揺らしていた。
彼の視線の先には、すでに3人の姿があった。
桜井 杏奈、青木 莉子、山瀬 萌の小悪魔女子トリオは、早朝にもかかわらず最高のコンディションだった。
彼女たちの周囲だけ、まるで別世界の華やかな空気が流れている。
杏奈は、明るい茶髪をポニーテールにまとめ、誰よりも大きな声で友達と笑い合っている。
彼女の目は、すでに**「今日の獲物」**である湊を捉えていた。
莉子は、スポーティーなバッグを肩にかけ、活発な笑顔で周囲を盛り上げている。
彼女は、湊と目が合うと、悪戯っぽいウインクを一つだけ送り、湊を内心で動揺させた。
萌は、ロングヘアーを揺らし、落ち着いた様子で他の生徒たちを見渡している。
その観察眼は、すでに湊の一番弱い部分を心得ていた。
バスに乗り込み、いよいよ出発。
湊は席に着くなり、窓の外を見て平静を装おうとしたが、すぐに後ろから声がかかった。
「ねぇ、湊、隣空いてるよ!」
莉子だった。莉子は、自分の友達の席を交換させ、わざわざ湊の隣に座った。
「湊、緊張してるの?顔が真っ赤だよ。」
莉子はそう言って、誰も見ていないことを確認し、湊の膝にそっと自分の手を置いた。
湊は、バスの揺れとは違う、内側から湧き上がる激しい動揺を感じた。
「ふふ、大丈夫。誰にも見えないでしょ?」
莉子は、湊の膝の上で自分の指先を優しく、ゆっくりと動かした。
バスの前方からは、杏奈が振り返り、ニヤリと笑って見せた。
萌は、その様子を静かに見て、湊の敏感な反応を楽しみながら、**「今夜が楽しみね」**という視線を莉子に送った。
こうして、木ノ下 湊の、3人の小悪魔に翻弄される修学旅行は、賑やかなバスの車内で、すでに幕を開けたのだった。
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