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番外編(後日談)
番外編1−2 **
しおりを挟む「隠すなって。ほら……すげえ、イイんだから」
「これ着るの、結構勇気がいったのよ?」
「わかってるよ。エロいし、可愛いよ……脱がすのがもったいねえくらいにな」
そう言ってレオルドは、わたしの腰に腕を回して、ぎゅっと抱き込んだ。
そのままレオルドはベッドに座り込み、わたしは彼に跨がるようにして膝をつく。彼に下から見上げられ、逃げることもできずにその視線をひたすら浴びていた。
「いい眺め。結婚したんだから、こうやって毎日誘惑してくれるのか? 楽しみだな」
「もう! 今日だけよ、今日だけ」
「そいつは残念だな? まあ、オレが用意して着せりゃあいいのか。うん、こういうのも似合うのは嬉しい誤算だな」
「…………」
なんだかとっても失礼なもの言いに、ついついジト目で彼を睨んでしまう。それにレオルドも気がついたらしく、パッと両手を広げて否定し始めた。
「怒るなって! すげえ似合ってるって言ってるんだ。ほら、シェリル――」
そう言ってくしゃりと目を細めて、やわらかな笑顔を見せられてしまうとわたしだって弱い。引き寄せられるように彼に縋りつき、顔を寄せる。
「特別な夜だからだろう? わかってるよ?」
「うん」
「妻の色気にあてられたんだ。ほら……憐れなオレを慰めてくれるな」
「憐れ……とは、思わないけど」
「……」
「うん。でも。特別な、夜なんだから……」
そう言ってわたしは、自分からそっと、彼にキスをした。
ちゅ、と唇をくっつけるだけの軽いキス。
いつもなら彼がかぶりついてくるのに、今日はずっと、彼は待っているだけ。
これが彼の期待を含んだ態度であることくらい、わたしにだってわかっている。
だからそっと、わたしは舌を差し出して、彼の唇をちょんちょんってつついてみる。待ってましたと言わんばかりに彼は薄く唇を開いてくれて、わたしの舌は招き入れられた。
「ん……」
「はっ……シェリ……ン」
一度舌を絡めてしまえばそこからはなし崩しになる。
わたしたちは先ほどまでのじれったさの反動で、お互い、貪るように求めはじめる。
ふたりしてベッドに転がって、いつの間にかレオルドがわたしの上に覆い被さっていた。
「ああ、脱がすのが勿体ねえな」
そう言って彼は、前側のカップの上からわたしの胸を揉み拉く。少しじれったそうに何度か捏ねたあと、するりとカップの中へと手を滑り込ませた。
くり、くりと頂きを何度かつまんだあと、片方だけ少しずらされて、胸がこぼれ落ちる。
「あっ……ん」
ちゅぱ、とこぼれ落ちた胸の先端を吸われて、わたしの身体は仰け反った。けれどもレオルドが逃がしてくれるはずもなく、ちゅ、ちゅ、とたっぷりとわたしの乳首に吸い付きながら、もう一方の手で余った胸を捏ねまわす。しゃら、と布が肌に擦れ、くすぐったくてたまらない。
「昼間のドレスも良かったが……本当にそそるな、これ」
「あっ」
「こんな真っ白な花嫁さんを汚せるなんざ、役得すぎるだろ?」
相変わらずの悪党の様なもの言いになにか返そうとしたけれど、彼の唇がするすると下に落ちていき、そんな余裕なくなってしまう。
がばりとワンピース状になっているシフォンの生地をめくり上げられ、透けて見えていたショーツが外気に晒された。
レオルドは、真っ白で光沢感のあるそのショーツを睨め付けるように見てから、何を思ったのか顔を寄せた。
「ちょ、レオルド……!」
「お前のココ、もう染みができてるぜ、シェリル?」
なんて意地悪なことを言ったかと思うと、彼はそのまま、生地の上から割れ目の部分に舌を寄せる。
「ひゃっ……!」
「ん――シェリルの味がするな」
「やめ……汚い、からっ」
「なわけねえだろ。ほら。オレの花嫁さん? 今日はたっぷり可愛がってやるからな?」
なんて言いながら、彼はちゅっちゅとそこに口づけするのをやめない。
あろうことか、あえてショーツを剥ぎ取らず、クロッチ部分を少しずらして、直接わたしの蜜口をいじりはじめた。
彼の厚い舌がわたしの浅い部分にたっぷりと刺激を与えてくると、とろとろと愛液がたっぷりとこぼれ落ち、ショーツを汚していく。
「次から次へと蜜が流れてくるぜ? 気持ち良いか?」
「あっ……やぁ……レオ……っ」
「ン……」
じゅ、じゅる、じゅるる……。
あえて音をたてながらそこを啜られると、ぞくぞくした快感が背中から押し寄せてくる。
「お前はここも好きだよな?」
なんて、花芽もつままれてしまうと、腰が砕けそうなほどにぶるぶると全身が震えた。
「あっ……ああ……っ!!」
「ん? もうイっちまったか? はは、今日は長いからな? あまり最初から気をやっちまうと、あとがつらいぞ?」
「レオルドの、せいでしょ……」
「くくっ、そうだな。オレのせいだ――今度は、ゆっくりな?」
なんて言いながらも、彼は全然ゆっくりする気なんてないらしい。
身体を起こして、今度は彼の腰をわたしの蜜口へと押しつけてくる。ショーツをずらしただけの狭い隙間から、彼はそのまま挿入しようとしているらしい。
「ふっ……ん、レオルドぉ」
「挿れるぞ?」
「あっ……ま、まだ、まって……!」
なんて言っているのに、わたしの身体は正直だ。つぷり、と彼の先端が挿入されるだけで歓喜にうちふるえ、もっと、もっとと渇望が湧いてくる。
「ふ……ぅン」
甘い吐息が漏れたのをレオルドが聞き逃すわけもなく、彼は喉の奥でくつりと笑った。そのまま一気に熱い猛りを押し込んでくる。
「あ……あ! あ! レオルド……っ」
「くっ…………」
たまらずぎゅっと締まってしまったところ、彼もまた苦しそうに呻いた。
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