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第3話 まさか聖夜にプロポ……いえ、わたしなにも気がついていません。
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「ええ、ラルフの」
「ラルフ魔力ないですよ?」
「アイツは魔道具のエキスパートでしょう? 魔力がなくてもどうとでもするでしょう。だから、とかなければ」
「洗脳を? わたしに?」
「当たり前じゃないですかっ。でないと、ありえないでしょう!? あなたが、ラルフとだなんて!!」
アレクシスさんってば、すっごく心配そうでさ。
真剣に、両肩に手を置かれて告げられて、わたしははっとした。
そうだった!
なんてことだろう!
わっ……いままで気がつかなかったとか……!
「ごめんなさい! アレクシスさん!」
そうだよね!
アレクシスさんには、昔からめちゃくちゃお世話になってるから、ひっどい幼なじみがいるんだって散々愚痴っちゃってた過去がああああ……!!
それをわたしが訂正せずにいたから、もしかして、無理矢理つきあわされているとか? なんかラルフに脅されたとか!? 裏があるって、考える可能性、たしかにあるもんね!!
うわわわわ、アレクシスさんにも、ラルフにもっ!! すっごい申し訳ないことした!!!
「かっ! 勘違いなさっているみたいですがっ」
「?」
「わっ。わたしっ! あのっ、わた……」
いやでも改めて知人にこういうこと言うの、恥ずかしいけどっ、でもっ。
「あの。わたしが……ラルフのこと……す…き……になっちゃって」
「うっ」
「あの。つきあいはじめたら、いいとこ、いっぱいあったこと知ったっていうか。
誤解というか、わたしが愚痴ばかりいってたからですよね? ごめんなさいっ。あの、わたしもちゃんと気がついてあげられなかったんですけど、ラルフ、すごく優しいとことかもあったりして……」
「ううっ」
「心配されているようなことは全っっっ然ないっていうか。ほんとに。ちゃんと――うん。言いきるの、恥ずかしいけど。でも。その…………好きなんですっ!」
「っ……!」
「アレクシスさんがいいひとすぎて、ついつい愚痴りすぎてたんですよね。すみませんっ。
勘違いさせて、助けようだなんて……ご親切に、ありがとうございます。アレクシスさん、ほんっとうにいいひとですよね……っ!」
「ぐぐぐぐぐっ……」
「アレクシスさん? アレクシスさんー???」
あれっ?
反応がないよっ???
アレクシスさんってば、肩をぶるぶる震わせながら、なんだか顔色が悪くなっているというか、無の表情になってきているというか……。
よっぽど心配させちゃったんだなって思う。
いきなり隣町まで連れてこられたのはびっくりしたけど、でも、たしかに相手があのラルフだもんね……。
確かに、ラルフから逃げようと思うと、隣町くらい来なきゃいけないと思う。
わたしが愚痴ばっかり言い続けてたせいで、そこまで実行してくれたってこと?
えっ?
アレクシスさんいいひとすぎない?
わたしが洗脳されてるから、騙すような形で連れてきてくれたとか、リスクも考えただろうにさあ!
「ほんっっっとに、ご心配……ううん、誤解させるようなことをして。ご迷惑かけてごめんなさいっ! ラルフはぜんっぜん悪くないので、あの、責めるならわたしを……っ」
「――――」
「あれっ。アレクシスさん? アレクシスさーん???」
なんか若干白目むいてるけど大丈夫かな!?
気疲れ!? 思い詰めすぎ!? ベッドに寝かした方がいい!?
――って、わたわたしてたらさあ。
「ぷっ……!!」
「ふふ……ふふふふっ……」
なんか、入り口のドアの向こうから、吹き出すような笑い声が聞こえてきたんだけど?
あれっ、この声……?
がちゃ。
部屋のドアがひらかれて、見慣れた面々が押し合いながらこっちの様子に聞き耳立てていた事実を知った。
っていうか、ラルフ!
ミリアムに!? ジャックさんまで!!??
靴とかどうでもいいから立ち上がって、わたしはベッドから降りる。
「リリーちゃん……最強すぎる……」
「ふふふっ。そいつ、もう再起不能なんじゃない?」
「あははっ、いやでも。わかる。わかるよ。リリーちゃんはこうでないと」
なんかジャックさんとミリアムが好き勝手言ってるんだけど?
「ええと?」
「ぷっ……いやいや。これ。この天然に、ラルフも長年苦労してたからさ? くくっ……!」
「ほんっと。……あはは、おかし……!」
みんなゲラゲラ笑ってるんだけど。
「あの、みなさん。ここ、宿らしいんだけど? 夜だからね? 他のお客さんに迷惑が」
「ぶぶぶぶっ!!」
「くっ……!!!」
なんで余計に笑うかなあ!?
ねえ、ラルフ。って、わたしは彼の方に視線を向けたらさ、なんか。
「……っ」
めちゃくちゃ、真っ赤になって、固まってて。
……あ。
そっか。
さっきの話。めちゃくちゃ聞き耳たてられてたってわけで。
つまり、好きっていう気持ちとか。
優しくなったってこととか。
ついつい気恥ずかしくて、ごまかしちゃう言葉もぜんぶぜんぶ聞かれちゃってたわけで。
「…………ええと。その。――全部、本心だよ?」
「お、おう……」
「つきあう前のことだけど。いっぱい、悪口言っちゃってた。……ごめんね?」
「いいよ……オレも、ロクな男じゃなかったし……」
「うん……ちゃんと、いま、とってもやさしいと、思う」
「……おう。これからも、オレ、ちゃんとする」
「ありがと……」
なんて、モジモジしてたらさ。
「おーい、このおにいさん白目剥いてるから、そこでイチャイチャするのやめてあげてくれるー?」
「??? あっ……ごめんなさいっ。なんか、アレクシスさん具合が悪いみたいでっ」
「ぎゃはは!」
もう! みんなどうしてそんなに大笑いしてるのかなあ!!
あ。でも。
そっか。心配して、隣町まで助けに来てくれた、とか!?
「あの、アレクシスさん、わたしのせいでなにか勘違いしてたみたいなので、責めないであげてください。とってもいいひとなので!!」
「ぶぶぶっ」
「すげえな、リリーちゃん……」
えええ? なんでそうなるの……???
ね? ラルフ???
ってラルフのほう見上げたらさ?
ラルフ、わたしのことぎゅーって抱きしめて、そのまま抱き上げられちゃったんだよね。
「ラルフ魔力ないですよ?」
「アイツは魔道具のエキスパートでしょう? 魔力がなくてもどうとでもするでしょう。だから、とかなければ」
「洗脳を? わたしに?」
「当たり前じゃないですかっ。でないと、ありえないでしょう!? あなたが、ラルフとだなんて!!」
アレクシスさんってば、すっごく心配そうでさ。
真剣に、両肩に手を置かれて告げられて、わたしははっとした。
そうだった!
なんてことだろう!
わっ……いままで気がつかなかったとか……!
「ごめんなさい! アレクシスさん!」
そうだよね!
アレクシスさんには、昔からめちゃくちゃお世話になってるから、ひっどい幼なじみがいるんだって散々愚痴っちゃってた過去がああああ……!!
それをわたしが訂正せずにいたから、もしかして、無理矢理つきあわされているとか? なんかラルフに脅されたとか!? 裏があるって、考える可能性、たしかにあるもんね!!
うわわわわ、アレクシスさんにも、ラルフにもっ!! すっごい申し訳ないことした!!!
「かっ! 勘違いなさっているみたいですがっ」
「?」
「わっ。わたしっ! あのっ、わた……」
いやでも改めて知人にこういうこと言うの、恥ずかしいけどっ、でもっ。
「あの。わたしが……ラルフのこと……す…き……になっちゃって」
「うっ」
「あの。つきあいはじめたら、いいとこ、いっぱいあったこと知ったっていうか。
誤解というか、わたしが愚痴ばかりいってたからですよね? ごめんなさいっ。あの、わたしもちゃんと気がついてあげられなかったんですけど、ラルフ、すごく優しいとことかもあったりして……」
「ううっ」
「心配されているようなことは全っっっ然ないっていうか。ほんとに。ちゃんと――うん。言いきるの、恥ずかしいけど。でも。その…………好きなんですっ!」
「っ……!」
「アレクシスさんがいいひとすぎて、ついつい愚痴りすぎてたんですよね。すみませんっ。
勘違いさせて、助けようだなんて……ご親切に、ありがとうございます。アレクシスさん、ほんっとうにいいひとですよね……っ!」
「ぐぐぐぐぐっ……」
「アレクシスさん? アレクシスさんー???」
あれっ?
反応がないよっ???
アレクシスさんってば、肩をぶるぶる震わせながら、なんだか顔色が悪くなっているというか、無の表情になってきているというか……。
よっぽど心配させちゃったんだなって思う。
いきなり隣町まで連れてこられたのはびっくりしたけど、でも、たしかに相手があのラルフだもんね……。
確かに、ラルフから逃げようと思うと、隣町くらい来なきゃいけないと思う。
わたしが愚痴ばっかり言い続けてたせいで、そこまで実行してくれたってこと?
えっ?
アレクシスさんいいひとすぎない?
わたしが洗脳されてるから、騙すような形で連れてきてくれたとか、リスクも考えただろうにさあ!
「ほんっっっとに、ご心配……ううん、誤解させるようなことをして。ご迷惑かけてごめんなさいっ! ラルフはぜんっぜん悪くないので、あの、責めるならわたしを……っ」
「――――」
「あれっ。アレクシスさん? アレクシスさーん???」
なんか若干白目むいてるけど大丈夫かな!?
気疲れ!? 思い詰めすぎ!? ベッドに寝かした方がいい!?
――って、わたわたしてたらさあ。
「ぷっ……!!」
「ふふ……ふふふふっ……」
なんか、入り口のドアの向こうから、吹き出すような笑い声が聞こえてきたんだけど?
あれっ、この声……?
がちゃ。
部屋のドアがひらかれて、見慣れた面々が押し合いながらこっちの様子に聞き耳立てていた事実を知った。
っていうか、ラルフ!
ミリアムに!? ジャックさんまで!!??
靴とかどうでもいいから立ち上がって、わたしはベッドから降りる。
「リリーちゃん……最強すぎる……」
「ふふふっ。そいつ、もう再起不能なんじゃない?」
「あははっ、いやでも。わかる。わかるよ。リリーちゃんはこうでないと」
なんかジャックさんとミリアムが好き勝手言ってるんだけど?
「ええと?」
「ぷっ……いやいや。これ。この天然に、ラルフも長年苦労してたからさ? くくっ……!」
「ほんっと。……あはは、おかし……!」
みんなゲラゲラ笑ってるんだけど。
「あの、みなさん。ここ、宿らしいんだけど? 夜だからね? 他のお客さんに迷惑が」
「ぶぶぶぶっ!!」
「くっ……!!!」
なんで余計に笑うかなあ!?
ねえ、ラルフ。って、わたしは彼の方に視線を向けたらさ、なんか。
「……っ」
めちゃくちゃ、真っ赤になって、固まってて。
……あ。
そっか。
さっきの話。めちゃくちゃ聞き耳たてられてたってわけで。
つまり、好きっていう気持ちとか。
優しくなったってこととか。
ついつい気恥ずかしくて、ごまかしちゃう言葉もぜんぶぜんぶ聞かれちゃってたわけで。
「…………ええと。その。――全部、本心だよ?」
「お、おう……」
「つきあう前のことだけど。いっぱい、悪口言っちゃってた。……ごめんね?」
「いいよ……オレも、ロクな男じゃなかったし……」
「うん……ちゃんと、いま、とってもやさしいと、思う」
「……おう。これからも、オレ、ちゃんとする」
「ありがと……」
なんて、モジモジしてたらさ。
「おーい、このおにいさん白目剥いてるから、そこでイチャイチャするのやめてあげてくれるー?」
「??? あっ……ごめんなさいっ。なんか、アレクシスさん具合が悪いみたいでっ」
「ぎゃはは!」
もう! みんなどうしてそんなに大笑いしてるのかなあ!!
あ。でも。
そっか。心配して、隣町まで助けに来てくれた、とか!?
「あの、アレクシスさん、わたしのせいでなにか勘違いしてたみたいなので、責めないであげてください。とってもいいひとなので!!」
「ぶぶぶっ」
「すげえな、リリーちゃん……」
えええ? なんでそうなるの……???
ね? ラルフ???
ってラルフのほう見上げたらさ?
ラルフ、わたしのことぎゅーって抱きしめて、そのまま抱き上げられちゃったんだよね。
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