奴隷の為の楽園を夢見て

クライン・トレイン

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楽園行進曲編

20話 魔女の再来

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ジェシファー
「こっちだけは行ってないんだ」

出口っぽい一方通行の場所だった
すると、そこを通行させないように前を囲まれていた

奴隷
「止まれ」
「囚人はここで永遠に生きろ」

アリア
「そのまま骨になりたいなら、
その考えでいればいい」

アリアもこの地下牢獄の謎を早く解き明かしたかった
ヴィゼリス国の城から、何故ここにいたのかを分からなければ進めないからだ




奴隷
「アリアの言う事は聞いてられないな」
「骨になる訳ないだろ」
「だとしたらアリアはま――」

奴隷は言葉を信じなかった
何かを言う前にアリアは手を触れて骨にしてしまった

奴隷達は一斉に脅える
そこに確かに憤怒も感じられた

奴隷
「うわ」
「こ、こいつ魔女だ…」

アリア
「魔女?わたしが魔女って何?」

ジェシファー
「アリアは正義の女でそれ以外無いよ」




奴隷
「魔女がいたせいで今まで奴隷制度が出てたんだ」
「魔女アリア 全ての元凶は魔女だ」

奴隷の言い分は否定して
今までの話をし出す

奴隷はそれを懐疑的にしか考えておらず話した




奴隷
「アリア、ジェシファーは知らないだろうが
かつて奴隷は普通に暮らしていた」

奴隷の歴史を彼女達は知らなかった
分かった気ではいたが、それは歴史を紐解くという過去の情報を知らずにいた同情であった

奴隷
「しかし奴隷の中でも能力が強かった奴がいた
カメリアの存在だ

触れるものを骨にする能力
その能力によってカメリアは魔女と呼ばれた」

過去には奴隷は普通に暮らしていたのだが
奴隷の中で、能力が強い者は抑えながら暮らす事で
その平静を収めていた
しかし、カメリアの能力は抑えられる力では無かったのだった



奴隷
「それからその恐怖への対策で奴隷制度が扱われた
さしのべられてた手も
時間が絶つごとにさしのべられなくなっていった」

奴隷制度が始まったものの
人間からは、救いのように手助けがあった
しかし、カメリアの存在や

強い能力を有した奴隷の存在にいつしか脅えるようになり
そしてそれは虐げなければならない存在だと仮定するようになっていったという
決別への時間は意図も早かったという




ジェシファー
「魔女なんかじゃないよ
私、崖に居た時に触れた事あった
でもその時にはアリアからは何も無かったよ」

ジェシファーはアリアを擁護した

奴隷
「しかし魔女と同じ能力を有しているのだから
これは魔女と呼ぶ以外は無いだろう」

囚人が奴隷へと告げ口をする

奴隷
「二人はずっと牢獄に入ったまんまだったそうだ」
「まさかこの二人がずっと眠っていた奴か?」

アリア
「どういう事?じゃあジェシファーの脳内に入ってから
どれだけ時間が流れたの?」




奴隷との会話でひと悶着する
そこに声が聞こえる 懐かしい声だ 残りの友人の声だ

ノギア
「でしょうね 長い時間だったわ
私も奴隷からの脱獄者の話を聞いて愕然としたわ」

アリア
「ノギア!会いたかったよ!」

ジェシファーもアリアも嬉しそうにした
しかしノギアは違っていた




ノギア
「来ないで!
私はこの国の王女ノギアよ!
あなた達はただの奴隷 それ以外何物でもないわ」

ジェシファーは一瞬にして涙を流す

ジェシファー
「これまでみんなで奴隷システムを変えようって生きてきたじゃないか
どうしたんだ?ノギア

あの時から、ヴィゼリス国で王様を狩り取ってから
なんでそうなってしまったんだ」

アリア
「ノギア
私はね ジェシファーの為にも言いたいの――」





ノギアの肩に手を触れた
アリアは説教と説得をしようと思ったのだ
しかしアリアは度肝を抜かれた

ノギアの身体が一瞬にして老化したからだ
これにはアリアは尻餅をついてしまった

アリア
「なに…これ…」

ノギア
「これが私の本当の姿よ
夢の中に陥った時に二人は…
そして返ってこなかった

あなたのその怨念抜きの力もその時に貰ったのでしょうね」
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